2020年新型モデルで最注目の一台
とうとう発売されましたね、ベイビーGことメルセデスベンツGLBが!
ゲレンデヴァーゲンを彷彿とさせるボクシーなスタイルに、クロスカントリー的な天井のライトやキャリアルーフを装備したコンセプトモデル(写真上)が2019年の上海モーターショーで初公開された時からず〜っとチェックしてました。
このGLBが放つラギッド感が我々アメカジオヤジのファッションに好相性なのは見れば分かります。しかし見た目以外に買い替えたいほどの魅力があるかどうか、今回は細かくチェックしていきたいと思います。
手が届く戦略的な価格設定
まず最初に価格から見ていきます。そもそも手が届く価格じゃなければ話にならないですからねぇ(笑)
グレードはローンチ直後なので2グレードと少ないですが、ディーゼルFFモデルの200dとガソリンターボAWDの250 4MATICスポーツの2種類が用意されてます。両車の価格差は184万円と軽自動車1台分も差があります。
先程メルセデスのHPでGLBの装備表カタログを確認しましたが、250 4MATICスポーツは名前の通り外観もスポーツパッケージのバンパーやアルミホイールが奢られてます。
個人的にGLBはスポーティさよりラギッド感が売りのデザインなのでノーマルの方が好みですし、ホイールも何なら15インチ位の小さめな鉄チンホイールでも良いくらいです(笑)
一方内装に目を向けると2グレードで装備に差があります。何せ4WDシステムの有無と見た目の違いだけで184万円も差があったら、みんな安い方を選ぶでしょう😅
まず現在では必須アイテムのカーナビシステムとドイツ車には付けたいレザーシートが200dではオプションのところ、250 4MATICスポーツでは標準装備化されてます。この2つの装備で約40万円掛かりますが、それを抜いても140万円近い価格差が両車にはあります。
またメタリックペイントは200dでは71,000円と有料なのに対し250 4MATICスポーツでは無償。更にメンテナンスパックが200dの方が32,000円高かったりと、250 4MATICスポーツがお買い得に見えるメーカーの工夫が垣間見えます。
しかし私が次車に絶対付けたいオプションであるサンルーフに関しては、200dではオプション扱いですが250 4MATICスポーツではサンルーフのオプション設定すらありません。この時点で私の場合はグレード選定が決まっちゃいますが…。
安全性と先進機能のグレード差は?
続いて気になる安全性の装備に関する差ですが、自動ブレーキ等は差がない所はメルセデスの良心を感じます。
しかし自動運転装備のアクティブステアリングは200dの場合オプションの純正ナビを買わないと付いてきませんが、この辺りは贅沢品扱いなんでしょうか。安全装備にグレード差が全くないボルボとは考え方が違いますね。
また最近メルセデスが押し出している「ハイ、メルセデス!」で一躍有名になったMBUX(Mercedes Benz User Experience)も両グレード共に装備してますので、センターコンソールに声を掛けて直感的に操作することが可能。この機能が付くだけで近未来の車を購入した気分が高まりそうです!
旧ゲレンデヴァーゲンとサイズ比較
2019年にコンセプトモデルが発表された際は「ベイビーG」と呼ばれたGLBですが、実際そこまで小さいのか? 各サイズをW463こと旧モデルのゲレンデヴァーゲンと比較してみたい。
旧ゲレンデヴァーゲン
→全長4,547mm、全幅1,860mm、全高1,970mm
GLB(200dのノーマルモデル)
→全長4,634mm、全幅1,834mm、全高1,706mm
上記の数値を比較してもらえば分かりますが、GLBのサイズは全然「ベイビー」ではありません(笑)。全長と全幅に大差はありませんが全高が20cm近く差があるので、視覚的にゲレンデヴァーゲンの方が大きく見えるだけです。
むしろ全長はGLBの方が長いので、2列目シートの居住空間や快適性はゲレンデヴァーゲンより上だと思われます。まぁ快適性うんぬんでゲレンデを選ぶ人はいませんけど…。
日本で取り回しやすいサイズ感
参考までに私が現在所有するF31 BMW 320dツーリングと比較しても、1.1cm短く3.4cm幅広く25.6cm背が高いだけですので、立体駐車場を断念する以外は3シリーズと変わらないサイズ感で取り回しできます。
また私の320dは狭い道でも大して気を使わなくて済む日本の道路事情にマッチしたモデル。なので3シリーズと変わらないサイズであれば日本で乗ってて不自由に感じることはほぼ無さそうです!
こうして両車のプロポーションを見比べてみるとGLBはFFベースとしては非常にホイールベースが長い上、三列シートに対応する為に全長を伸ばしているので、プロポーション的には背の高いステーションに近い印象を抱きます。そう、昔あったスバルの7人乗りステーションワゴン、エクシーガのような。
しかし見た目にGLBはラギッド感があるのでエクシーガのようなファミリーカー感も全く感じず、居住性とカッコ良さを兼ね備えた稀有な存在です!
私が選ぶなら200d+オプション
先述した通り、私はサンルーフが必須なので200dしか選択肢がありませんでしたが、もし250 4MATICスポーツでサンルーフが選べたとしても200dにしたでしょう。
その理由は2つあって、スポーティな内外装が好みではないのと私の生活に4WDが必要ないから。GLBに使われる4WDはオンデマンドなので燃費悪化も最小限になっているとは思いますが、重量増加と価格上昇を受け入れてまで欲しくはない…。
更に言えば、今どきハリヤーやRAV4ユーザーのほとんどがFFモデルを選ぶ時代で、見た目だけ4WDの「なんちゃってSUV(笑)」な訳だから、もはや恥じる必要はありません!
ちなみに写真上は200dにレザーパッケージのオプションを付けた内装になりますが、こちら私の大好物ブラウンウォールナットウッドインテリアトリムに変更された上にブラウンレザーを選べる点も積極的に200dを選びたくなるポイントです。
乗り出し価格はいくら位?
それでは最後に最も気になる乗り出し価格(合計金額)について見ていきましょう。実際に私がディーラーに足を運んだわけではないので恐縮ですが、色々な車好きブロガーの方が既に見積りを貰っているので、そこで大体の平均値を割り出してみました。
私が狙っているGLB200dにナビパッケージ(ナビ+テレビ+ラジオ)だけを付けた最低限のベース仕様で550万円前後になります。この価格は一昔前のDセグメント(Cクラスや3シリーズ)と変わらないですが、最新モデルの人気SUVだと考えればお買い得感があります!
更に200dにナビ、レザーシート、サンルーフ、アドバンスドパッケージまで付けた「ほぼ」フルオプションになると610万円前後まで高騰します😅
まぁ私はアドバンスドパッケージ(ポップアップディスプレイ+サウンドシステム)は不要なので、168,000円は削れそうですが。どちらにしても自分が欲しい仕様にするには600万円弱は確実に掛かりそうなので、CセグメントのSUVにそこまでお金を掛けられるかが勝負の分かれ目になりそうです。
メルセデスGLBベストグレードまとめ
と言うことで大注目していたメルセデスGLBのベストグレードについて装備などのディテールを比べながら考察してきました。
私のような関東に住居を構える貧乏リーマンですと4WDシステムは不要ですし、ラギッドなルックスを活かしたいのでスポーティなパーツやアルミホイールも不要。そうなると必然的にグレードが200dに絞られてしまいました😅
またグレード間における安全装備は概ね同じですし、ウッドパネルでリラックスした室内空間が希望なら200dにレザーパッケージを追加することで実現可能です。
更に居住空間も14cm前後にスライド出来る上に背もたれを倒せる2列目のシートは間違いなく家族に喜んでもらえるポイントですし、エマージェンシー的に使える三列目シートも装備しているので、この辺りを奥さんに訴求すれば首を縦に振ってくれるかもしれません!
近くディーラーにチェックしに行ってみたいと思います。
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