緊急事態宣言中に楽しむ巣ごもり消費
出典:東洋経済オンライン
コロナ感染第五波の真っ只中ですが、緊急事態宣言発動のおかげ?なのか感染者数も減少傾向で嬉しいです。とは言え東京でも700人台と絶対数はまだまだ多いので油断は禁物。。
そんな中、我々ヴィンテージ古着愛好家が毎日チェックするのはinstagramで古着屋の入荷情報とヤフオク・メルカリで良物件が出品されてないかのパトロールになるかと思います🚓
このご時世、わざわざ古着屋まで行かなくてもBASEに出店してる古着屋も沢山あり、気軽にスマホから購入できるのでホント助かります。
またC to C(個人売買)でヴィンテージ古着に関しては圧倒的にメルカリよりヤフオクの方が量・質ともに上なのは間違いないかと。
実は私が所有するヴィンテージデニムジャケット9着のうち4着はヤフオクで購入してます。ここまでジージャンブームが加熱する前は良心的な価格で買えたんですが、今リーバイスのジージャンは高すぎて手が出ません💸
そんなジージャンブームの真っ只中、ヤフオクで良心的な個体を発見!そして入札が私の1件だけで終了し落札したフォアモストの1stタイプデニムジャケットを今回はご紹介します。
高騰し続けるリーバイスの506XX
リーバイス506XXEこと通称「T-BACK」については皆さんご存知の通り100万円どころか200万円まで相場が上がりましたので、もはや素人や貧乏リーマンには手が届かない存在になりました。。
そのT-BACKブームに引っ張られて通常サイズの506XX(以下1st)まで高騰してしまいました。画像上はサイズ38〜40で色残り40%程度の薄めの個体ですが、それでも入荷61件で205,000円で落札されています。
実は私がヴィンテージ古着に戻った2017年にほとんど同じ条件の1stを10万円ジャストで購入しています。そう考えると、この4年の間に相場は2倍に跳ね上がったことになりますね⤴️
しかしサイズ38未満の小さめな1stの個体になると話は変わり、ほとんど売れずに出品終了になっています。やはり皆んなが欲しいのはゆったり着られる1stなので、大きめサイズなら金に糸目をつけず入札するのでしょう。
とは言えジージャンに20万円も出せるほど景気が良くないので、しばらくは手持ちの1stを着て楽しもうと考えてましたが、ここまで高騰すると何故か着るのがもったいない気持ちに…笑😂
そこで気軽に着られる1stタイプのヴィンテージデニムジャケットがないか考えてみたところ、FOREMOST(フォアモスト)等のストアブランドが良いのでは?と考えた訳です。
圧倒的にタマ数が少ないバックル付き
出典:ヤフオク!
1stタイプの特徴と言えば、左胸の片側ポケットとバックルバックになるかと思います。特にバックバックは50s初期までの特徴的なディテールなので、後ろ姿からもヴィンテージのオーラを醸し出します!
フォアモストの1stタイプも最初期モデルのみバックルバックが付いてきますが、タマ数は間違いなくリーバイス1stより少ないです。そもそもストアブランドのデニムはパンツも含めて中々出てこないレアアイテムだったりしますが😅
現在ヤフオクでバックルバック付きのフォアモストは全部で3着出品されてますが、その中で最も気になるのが画像上の個体。革パッチが完全に残ってるだけでなく袖のヒゲ落ちが素晴らしいので、肩幅41cm・身幅51cmがハマる方にはオススメの一着です。
出典:ヤフオク!
もう一着気になるのが画像上の個体で、革パッチは欠損しているもののバックルバックが針シンチバックを含めて完品なのが素晴らしい!
ぱっと見の雰囲気はリーバイス1stと瓜二つなのに1stの半額で購入できるのもフォアモストの魅力の一つです。私のようにレプリカで我慢できない古着愛好家には選択肢の一つになるかと思います。
この個体は肩幅44cm・身幅48cmとリーバイス1stのサイズ36相当ですので、170cm前後の細身の方がジャストサイズで着るのに丁度良いかと思います。
バックルバック無し1stタイプを購入
バックルバック付きのフォアモストで私に合うサイズが出てこない中、バックルバックは無いものの肩幅48cm・身幅53cmの大きめサイズが出品されました!
しかも高騰しまくっているリーバイス506XXに比べると圧倒的に安く感じる価格からスタートされています。「これは入札合戦になるだろう、覚悟せねば…」と気合いを入れて挑んだものの、結局私の入札だけで終了〜笑。
数多のヴィンテージ古着愛好家がチェックしているヤフオクでこんな事が起こるとは思ってもみなかったです。やはりヴィンテージデニムはリーバイス1強なんでしょうね。
今回私がこの個体を狙っていた理由は大きめなサイズだったからだけでなく、リーバイスのようにボタンホールがあるタイプだったからなんです!
ディテールについては後述しますが、1stタイプ後期モデルのフォアモストは通常スナップボタン仕様になっています。個人的にスナップボタンだけはいただけないんですよ…😅
その点、この個体は後期モデルへの移行期なのか分かりませんがボタンフライ仕様でした。さらに値段的にもヴィンテージのリーバイス506XXの4分の1程度の激安価格だったので、もはや買わない理由はありません。
安心のビヨンデックスでお洗濯
手元にヴィンテージデニムが届いたら、まず私がやるのはビヨンデックスによる「洗濯の儀」になります。一度洗うと自分の服になる気がするので、高額なヴィンテージデニムでもお構いなしに洗っちゃいます!
そんな私の心強い相棒は、3年前に購入したのに未だ半分以上残っているビヨンデックス。一度の洗濯で5〜6プッシュしか使わなくて良いので、中々減らないコスパの高い洗剤だったりします。
今回購入したフォアモストは50%程度の色残りがあるので、出来るだけ色を落とさずに洗いたい願望をビヨンデックスが叶えてくれます。画像下のようにデニムは落とさず皮脂汚れだけを落としてくれているのが判ります。
以前は仕上げに香り付けとして柔軟剤を入れてましたが、最近はアロマビーズ(加香剤)を加えるようになりました。ちなみに私が愛用してるのはレノア オードリュクス アロマジュエル イノセントビジュの香りになります。
使い方は超簡単で、柔軟剤と一緒にビーズを入れて15分ほど放置するとビーズが溶けます。その後脱水して乾かせば、めちゃくちゃ良い香りの服に変化してます!
ドラックストアにも置いてありますが、どこのお店も1,000円程度と高いので、私は毎回Amazonで600円台で購入してます。我々の加齢臭に負けない良い香りを楽しみたい方にオススメです。
1stタイプのディテールチェック
それではフォアモスト1stタイプの初期→後期への移行期モデル?のディテールをチェックしてみます。前からの見た目はバックルバック付きとほぼ同じになります。
しかし後ろから見ると2面で構成されてた前期モデルに対し、以降期モデルは4面で構成されているのが判ります。またリーバイスのように裾のサイドアジャスターが付かないので、とてもシンプルな見た目になります。
この個体は先述した通りボタンフライ仕様になりますが、裏前立ての端はリーバイス1st同様に赤耳仕様になっています。ちなみにボタン裏は「D」刻印になってますが、もちろん意味は分かりません笑😅
続いて襟元のパッチを見ていきます。フォアモストではポリ塩化ビニル製(以下塩ビと略す)のパッチを採用していますが、前期モデル(画像下)でもデザインが違うだけで同じく塩ビが使われています。
塩ビのパッチは化学繊維で経年劣化しづらいので、革のように縮んだり割れたりしないのでそのまま残ってる個体が多いのですが、残念ながら味わい深さではリーバイスの革パッチには全く勝ち目がありません😂
ちなみにフォアモストのデニム生地はパッチに記載されてる通り11オンスなので、リーバイスXXの13オンス生地に比べると薄くて柔らかいのでゴワゴワせずにサラッと着られるのが嬉しいポイントだったりします。
出典:ヤフオク!
最後にリベットを見ていくと、移行期モデルではドーム型で簡易的な艶のある銅リベットですが、前期モデルでは手の込んだドーナツ型の鉄リベット(画像中央)が採用されています。
更にスナップボタンに変更された後期モデルではリベットは廃止されカンヌキ止めに変更されました(画像下)。こうして比べてみると、前期モデルがバックルバックやリベットなど最もコストが掛けられているのが分かります。
ここではディテールを見比べてきましたが、フォアモストの1stタイプデニムジャケットを買うなら、やっぱり色々とお金を掛かて作られたバックルバック付きの前期モデルがオススメですね。
フォアモスト1stタイプのまとめ
と言うことでヤフオクにてリーバイス506XXの4分の1程度の金額で落札したフォアモストの1stタイプデニムジャケット移行期モデルについて書いてきました。
フォアモストの魅力はほど良い価格帯で買える点とヴィンテージのリーバイス1stの雰囲気を楽しめる点かと思います。ちなみにポケット位置が違うのと赤タブが付いてないので丸パクリではないですからね笑😅
またフォアモスト1stタイプは推定サイズ42の個体でも着丈55cmと短めの設定なので、短ランのデニムジャケットが苦手な方にはオススメできません。。
次回のブログ記事ではオリジナルのリーバイス506XXとフォアモスト1stタイプのサイズ感やディテールの違いについて書いていきたいと思います。
こうして見比べてみると、ボックスステッチの大きさも違うしインディゴ染めの深さも違うので、個人的には別物に見えますね…とは言っても興味がない人から見たらほとんど同じに見えるんでしょうけどね笑😂
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