グルカサンダルやスポーツサンダルも良いが…
7月に入り真夏日のような暑い日が続いてくると、俄然ファッションなんかどうでもよくなってきます笑。もう半袖Tシャツとハーフパンツ、そしてサンダルがあれば夏のファッションは完成してしまうし、ほとんどの人が夏にはそんな格好をしているので違和感がないのが現実です。
とは言えファッションブログを書いている筆者としては、少しでもオシャレに見えるオヤジのアメカジコーデを提案したいと考えています。そんな夏のコーデで注目したいのはTシャツでもハーフパンツでもなく足元に季節感をもたらしてくれるアイテムのサンダルで、今年購入する一足を吟味してみました。
昨年は若者の間でトレンドとなっていたグルカサンダルに手を出してみましたが、ユーロっぽい雰囲気が大人コーデにマッチすると感じました。しかしアメカジとの相性に関していうと、グルカサンダルが上品すぎるのでラギッドなアメカジアイテムとの親和性はイマイチだったりします(個人的な意見です)。
グルカサンダルが上品なサンダル代表だとすれば、その対極になるのがテバやチャコ等のスポーツサンダルになります。また名前に「スポーツ」と入っているだけありサンダルなのに走ることも可能な機能性を持っているのも支持される理由かと考えます。その上足の露出面積が広いので涼しいのも嬉しいポイントです!
しかしスポーツサンダルはナイロンストラップの見た目がスポーティ過ぎるので、クラシックなアメカジコーデよりパタゴニアやグラミチのようなアウトドアブランドと合わせたコーデの方が似合います。実際にヴィンテージデニムとスポーツサンダルを合わせた画像を見てみると、相性がイマイチなのが分かります。。
そこで今回はドイツ生まれの健康サンダルなのにアメカジとの相性がバツグンに良いビルケンシュトックのサンダルについて書いていきます。そのビルケンの中でも筆者が愛してやまない「チューリッヒ」を追加購入しましたので、サイズ選びや大人コーデについてレビューしていきます。
アリゾナ・ボストンと並ぶ三大定番モデル
出典:BIRKENSTOCK
ビルケンシュトックと聞いて真っ先に思い浮かべるモデルは人それぞれ違うと思いますが、代表的なモデルなのが1973年に誕生してビルケンをグローバルブランドとして成長させたアリゾナになります。数多くのメーカーから模倣品を作られてきた2本のレザーストラップのデザインは、誰しも一度は見たことがあるはず。
実は筆者はこれまでに10足ビルケンを購入してきたビルケンオタクの一面を持っていますが笑、その中でアリゾナを購入したことは一度もありません。もちろんデザインは完成されていますしコーデもしやすいと思いますが、どうしても超定番となってしまったアリゾナのデザインがつまらなく感じてしまうのです。。
またABCマートや東京靴流通センターのような市街地にある靴屋さんでアリゾナ風デザインの模倣品が激安価格で販売されているのも、アリゾナに手を出しづらい理由の一つになります。どうせビルケンを購入するならぱっと見てビルケンだと分かるデザインの方が、履いていてテンションが上がります⤴️
出典:BIRKENSTOCK
アリゾナに続いてビルケンの定番モデルとして君臨しているのは、アリゾナ誕生の5年後に開発されたボストンになります。我々オヤジが学生だった1990年代前半にボストンがプチ流行しましたが、その頃はヒールの無いボストンのようなサンダルを「サボ」なんて呼んでいました(懐かしい〜😂)。
かく言う筆者もボストンは大好きなサンダルの一つで、これまでに3足ほど履き潰すほど愛用していました。ボストンの良い所は、つま先が覆われているおかげでサンダルではなく革靴感覚で履ける点になります。もちろんソックスを合わせれば冬でも履くことが可能なので、ボストンは一年中使える万能靴なのです!
しかし万能が故に季節感となると夏っぽさはあまり出ないだけでなく、つま先がレザーで覆われているので蒸れて暑いのが正直な意見です。また買い直したいくらい良いボストンは良いサンダルなのですが、今回は夏のアメカジコーデに合わせることを念頭に置いているのでチューリッヒを選択することにしました。
絶対オススメしたいソフトフットベット仕様
今回チューリッヒの中で狙っているのはブラックスエードになりますが、最近ブラックアイテムを取り入れたコーデが増えてきたので足元もブラックが気分です。早速ビルケンシュトックの店舗へ出向くとサンドカラーのチューリッヒがリコメンドされており、夏のチューリッヒ人気を伺えます。
ちなみに筆者が現在愛用しているチューリッヒは2018年に購入したミンクスエード(画像2枚目の左から2番目)になりますが、5年酷使してもソールもまだ残っており耐久性が非常に高いのもビルケンの嬉しいポイントです。それにしても何故ケチくさい筆者がビルケンシュトックの店舗で定価購入するかというと…
それは履き心地がめちゃくちゃ良いソフトフットベット仕様がどうしても欲しいからなんです!筆者も5年前に購入したチューリッヒで初めてソフトフットベット仕様のビルケンを履きましたが、硬い履き心地のノーマル仕様と違いサンダルでありながらスニーカーに近い柔らかさを感じることができます。
実は並行輸入品を扱っているネットショップではノーマルのフットベット仕様がほとんどで、ソフトフットベット仕様のチューリッヒが見つかったとしてもサイズが無かったり。。また並行輸入品は1,000円〜2,000円安く買えますが、その価格差以上にソフトフットベットを選んだ方が満足度が高いと感じています!
確かにサンダルで18,700円(TAX込み)は一般的に考えて高額ですが、先述の通り5年履いてもオールソールせずにまだまだ履けるほどの耐久性があり非常にコスパの高いサンダルなんです。それだけ長く履けるのであれば2,000円前後をケチるよりも、より履き心地の良いモデルを選ぶのは賢明でしょう。
また長く履ける観点から考えると安価なPVC(合成皮革)モデルより、スエードやスムースレザーを使ったモデルを選んだ方がエイジングも楽しめるのでオススメです。参考までに筆者が購入したブラックスエードのチューリッヒですが、マイサイズの43は全国でラス1だったので人気があるのは間違いないです😅
サイズ選びは縦方向に少し大きめがオススメ
まだビルケンを購入したことがない読者さん向けにサイズ選びについて書いていきますが、10足購入してきた筆者の意見としては「少し大きめの方が後悔しないですよ!」とお伝えしたいです。実はビルケンのソールの先端とヒールは壁のようにせり上がっており指先や踵の肉に当たると地味に不快なんです。。
またビルケンのスタッフさんはヒールに踵を合わせるように指示した上でフィッティングをしてくれますが、サンダルはホールド感が薄いので歩けば確実にサンダルの中で足が動きます。よって歩いた時にソールの壁に指先や踵の肉が当たらないよう縦方向のサイズ選びは慎重にされた方が後悔が少ないと考えます。
実際に筆者が過去に購入したボストンは大きめを選択して甲のフィット感が緩々になってしまいましたが、アジャスターベルトに穴を追加して締めて履くことでボロボロになるまで不快感なく履くことができました。これが逆につま先が当たるようなジャストすぎるサイズだとしたら、恐らくメルカリ行きだったでしょう👋
こちらは全く同じサイズのチューリッヒを履き比べていますが、新品状態のブラックスエードの方がつま先に空間があるのが分かります。逆に5年履き続けたミンクスエードはコルクのソールも自身の足型通りに沈むだけでなくアッパーのスエードも伸びてしまいホールド感が甘くなってしまうのです。
しかしホールド感が緩くなってしまうのは悪いことばかりではなく、サンダルらしくゆったりした気分で履くなら甘めのホールド感の方が良いと考えます。何故ならスポーツサンダルのように走ったりすることもないでしょうし、オシャレかつ健康的に履くことを目的にするならガチガチのホールド感はNGかと。。
実際に5年履き続けたミンクスエードと新品状態のブラックスエードを履き比べてみましたが、ホールド感は2サイズくらいの違いを感じました。もちろん伸びる前の新品状態のフィット感も安心感がありますが、個人的にはゆったり履ける5年後の伸びたチューリッヒの方が気持ちよく履けます。
黒革サンダルを使った大人のアメカジコーデ
ここではチューリッヒとアメカジコーデとの親和性についてレビューしていきますが、まずビルケンのウィズ(横幅)にはノーマル幅と細身のナロー幅の2パターンあります。一昔前はナロー幅の方がカッコ良いとされていましたが、ゆったりシルエットが主流となった今ではノーマル幅の方がコーデしやすいでしょう。
ちなみに筆者が所有するチューリッヒは2足ともノーマル幅で見た目がポッテリしていますが、逆にこのボリューム感のおかげで太めの軍パンと合わせても違和感なくコーデできます。さらにチューリッヒのスエードの質感に大人っぽさと高級感があるので、我々オヤジが履くのに持ってこいの一足だと感じました。
このスエードがもしスムースレザーやPVCだったとしたら、スエードのような軽やかさがないので足元が重たく感じたかもしれません。その点今回購入したブラックもスエードのおかげでそこまで重たく見えないので、夏に履いても違和感なく履形ます。この効果はクラークスのスエードワラビーにも通じるものを感じます。
また現在若者の間ではサンダルにソックスを合わせたコーデがトレンドとなっていますが、それに関しては我々オヤジが取り入れても問題ないかと思います。しかし素肌を露出することで涼しく履けるのがサンダルの最大の特徴ですが、ソックスを履くことで足が蒸れて暑く感じることは間違いありません。。
よって個人的には若者っぽくソックスを合わせたコーデより、見た目にも清涼感のある素足にサンダルを合わせたコーデで夏らしく纏めた方が爽やかに見えると考えます。それにしてもチューリッヒのデザインは肌の露出面積がほど良いおかげで、我々オヤジが素足に履いても品よく見えます!
ここがストラップがメインのスポーツサンダルとの大きな差になっており、甲をしっかり覆うことでサンダルと靴との中間的な印象を与え「街履き靴」として履くことができます。しかもチューリッヒの中でもブラックスエードを選ぶことでよりモードな雰囲気になるので、夏のクールなコーデに使えます。
アメカジに合わせたいビルケンサンダルまとめ
と言うことで今回はドイツブランドなのに何故かアメカジコーデとの親和性がメチャクチャ高い、ビルケンシュトックのサンダルについて書いてきました。そしてビルケンの中でも夏らしさと大人っぽい雰囲気を両立させたモデルであるチューリッヒについてフォーカスを当ててみました。
そのチューリッヒが大人っぽい雰囲気を醸成する理由ですが、やはりアッパーに使われた本革のスエード素材とバックルに金属パーツを使うことで高級感のある見た目になっていると考えます。もしこれが合皮レザーやプラスチック製バックルに変更されてしまうと見た目も安っぽくなってしまうでしょう。。
また気になるお値段は筆者がオススメするソフトフットベット仕様で定価18,700円とそこそこ高額ですが、5年間酷使してもまだまだ履けるほど頑丈な作りなのでコスパは非常に高いと考えられます。またサイズさえ合えばネット通販でもソフトフットベット仕様も12,000円台から見つけられるので、気になる方は是非探してみてください。以上です!
コメント
はじめまして。いつも楽しく拝見させていただいております。
私は、夏~秋用にロンドン(踵のあるボストン)を検討しています。ボストンと似た形だと思うのですが、やはりボストンは夏に裸足で履くと、爪先が蒸れますでしょうか。
k.oさん、初めまして。いつもブログをお読みいただきありがとうございます!
夏場のボストンですが、はっきり言ってつま先は蒸れます(^_^;)
もし涼しさを求めるのであればチューリッヒやアリゾナ等のつま先が空いているモデルをオススメします。
私は夏の近場歩きはビーサンに決まりです。(笑い)
5年前にディスカウントショップで1足20円で売っていたので5足買いました。まだ3足あります。
レインボーサンダルは買えません。
ジョニーゲップさん、こんにちは。
ビーサンも夏っぽくて良いですよね!
ただ鼻緒が当たって指の股が痛くなるのが苦手です(^_^;)