オヤジがスニーカー履くなら大人らしい色で
基本的に足元は「革靴」がメインな筆者ですが、その理由は大人らしいコーデに見せたいです。我々オヤジがスニーカーを履いてしまうと、どうしても子供っぽく見えてしまいがちです。その点ローファーやスリッポンのような革靴を履いておけば、ハーフパンツですら大人っぽくコーデできます。
しかし夏になると革靴では見た目が重たく見えてしまうのもあり、スニーカーを履いて軽快なコーデをしたくなるのが本音…。とは言えレッドやグリーンなどの色物スニーカーを取り入れるのは難易度が高いので、ここはホワイト、グレー、ブラックのモノトーンカラーのスニーカーが正解かと思います。
と言うことで今回はここ数年トレンドカラーであるブラックを使ったスニーカーについて書いていきます。そのスニーカーの中でも、我々アメカジオヤジがコーデしやすいシンプルなデザインが魅力のバンズとコンバースにフォーカスを当ててお届けします…というよりバンズとコンバースしか所有していません笑😂
汚らしく見えてしまうヴィンテージスニーカー
「ヴィンテージ古着愛好家なんだからスニーカーもヴィンテージ品を選ぶのが正解じゃないの?」と思われる読者さんもいるかと思いますが、実はヴィンテージスニーカーをコーデするのは想像以上に難易度が高いのです。もちろんヴィンテージ品は現行モデルにはない雰囲気があり、単体で見ると非常に魅力的です。
しかしヴィンテージデニムとヴィンテージスニーカーを合わせると、熟れた雰囲気というよりヤレ感が強く出てしまいます。。かと言ってウールスラックスのような綺麗めパンツとヴィンテージスニーカーの組み合わせもイマイチで、筆者レベルのファッションスキルでは扱いきれないのが正直な話です😅
参考までに画像は3年前に購入した70sバンズのオーセンティックですが、フェードしたネイビーキャンバスの雰囲気が気に入り購入しました。しかしせっかくヴィンテージスニーカーを購入したもののどんなパンツを合わせてもコーデが汚らしくなってしまい、足元(靴)の清潔感がいかに重要なのかを痛感しました。
であればデッドストック級のミントコンディションな個体を探して買えば「汚らしく見える」問題も解決しますが、現在の相場だとコンバースのチャックテイラーで8〜10万円、80sの当て布付きモデルで3〜4万円してしまいます。元々は東京靴流通センターなどの量販店で4〜5,000円で買えた靴なのに…💸
そして今回のお題であるブラックカラーに絞って探してみると、ホワイトやオフホワイトに比べてタマ数が少ないので相場も高めになっています。90sオールスターのブラックは古着屋でも2万円台が相場となっており、スウェットやシャツだけでなくスニーカーもブラックが一番人気のカラーで相場も高いのが現状です。
確かにUSA製のスニーカーはアメカジ古着愛好家にとって魅力的なアイテムではありますが、先述の通りコーデの難易度が高く実用的ではありません。よって筆者がスニーカーを購入するなら生産国やレア度などこだわらず、一切の汚れがないピカピカの新品をチョイスします。正直ABCマートで充分です笑。
大人にオススメ!バンズのスエードスリッポン
出典:ABCマート
では筆者が今年購入したブラックスニーカーをご紹介していきますが、一つ目はバンズのスエードスリッポンになります。当初は5,000円台で購入できるノーマルのキャンバスモデルにしようと考えていましたが、超お買い得な6,000円台でスエードモデルがあるのをABCマートで発見し即決しました!
過去記事でブラックスエードのビルケンシュトック「チューリッヒ」について書きましたが、足元が締まって見えるだけでなくスエードの質感が大人っぽく見せてくれるので大変気に入りました。これはもしかしたらスニーカーでも同様の効果が期待できるのでは?という狙いもあったりします。
参考までにキャンバススリッポンとの違いをご紹介すると、ソールの巻き上げ部分に入るボディ同色のラインがスエードスリッポンには入りません。逆にラインが入らないことでスポーティさが無くなるのとシンプルな見た目になるので、我々オヤジでもコーデしやすいのが特徴になります。
実際にいつも履いている革靴(ビットローファー)とスエードスリッポンのコーデを比べてみましたが、ソールの白色が足元に軽快感を与えてカジュアルな雰囲気を生み出しています。しかしアッパーのカラーがブラックだとカジュアルになりすぎないので、大人っぽく履きこなすことができます。
もちろんTPOを問わずに履けるのは革靴ですし、何も考えなくても大人っぽくコーデが決まります。ただしカジュアル化のトレンドが収まるどころか更に進んでいる2023年現在では、革靴を合わせるカジュアルコーデすらやや硬く見えてしまうのも事実だったりします。。
そこで安価で気軽に試せる大人のスニーカーとして、6,000円台でスエード素材を搭載したバンズのスエードスリッポンが個人的に超オススメです。いつも履いているローファーやスリッポンの代替靴として試せる大人のスニーカーだと思いますので、気になる方はABCマートに行って現物をチェックしてみてください。
ヴィンテージ風なU.S.ORIGINATORライン
バンズのスエードスリッポンに続いて今年購入したのは、これまたABCマートで発見した「U.S.ORIGINATOR」ラインのコンバース・オールスターになります。ヴィンテージのチャックテイラーを意識して作られたオールスターと言えば「CT70」が有名ですが、このモデルは日本での発売が禁止されています🙅♂️
その理由は、伊藤忠商事傘下のコンバースジャパンがナイキ傘下のコンバースUSAの商品であるCT70の輸入を禁止しているから。さらにコンバースジャパンは大人気のCT70を研究(パクり?笑)して、「U.S.ORIGINATOR」というヴィンテージのチャックテイラー風な見た目のラインを作りました。
今回購入したオールスターは色落ちしたヴィンテージ品を意識したエボニーブラックというカラーで、ノーマルのブラックと比べると墨黒のように退色しているのが分かります(画像1枚目)。これなら80〜90sの汚れたUSA製オールスターを買わなくても、雰囲気だけヴィンテージ感を楽しむことができます!
この「U.S.ORIGINATOR」ラインのディテールですが、CT70より少し光沢を抑えつつも艶のあるラバーを採用しております。さらにヴィンテージ感を出すのに重要なパーツであるシューレースも化学繊維製の現行モデルとは違い、コットン100%のシューレースを採用している点は個人的には高ポイントを付けたい!
逆にCT70との違いはチャックテイラーの三つ星ヒールパッチとサイドステッチの有無になりますが、1万円台後半のCT70に対して6,000円台で買える「U.S.ORIGINATOR」ラインは非常にコスパが高いと感じました。しかもエボニーブラックであれは新品状態でもヴィンテージ感を味わえるのも気に入りました。
ちなみに気になるサイズ感はCT70同様に作りがやや大きめなので、いつものコンバースよりハーフサイズ下げてジャストになります。現行のオールスターでは満足できない古着愛好家の読者さんにはもちろんのこと、古着が苦手で新品しか受け付けられない読者さんでもヴィンテージ感を楽しめるのでオススメです🤗
オールスターハイカットを使った大人コーデ
それでは購入したばかりのコンバースオールスター「U.S.ORIGINATOR」ハイカットの大人コーデについてレビューしていきます。まず着脱についてはローカットの10倍以上めんどくさいですが笑、コンバース社が初めて作ったモデルがハイカットで100年以上愛され続けている元祖バスケットボール用シューズなんです🏀
なのでデザインとしてはローカットよりハイカットの方が完成されているのもあり、市場でもハイカットの方が人気が高い傾向にあります。また筆者も過去に何度も購入してきたオールスターのローカットはベロが長いので、素足履き(風)コーデをした際に足首の素肌が見えづらく熟れて見えないデメリットもあります。
その点ハイカットはパンツ丈をノークッションに設定するだけで、くるぶし内側に付いている星マークのロゴが見えてポップな印象を与えます。しかしアッパーカラーをブラックにすることでカジュアル感を上手く抑え込み、我々オヤジが履いても違和感なくコーデに取り入れられると感じました。
実際にアメカジオヤジの筆者がコンバースオールスター「U.S.ORIGINATOR」をコーデしてみましたが、やはり太めの軍パンと細いシルエットのオールスターハイカットの相性がバツグンに良いと感じました。もちろんリーバイス501との組み合わせは鉄板ですが、ちょっとベタすぎて個人的に気恥ずかしいです。。
もちろん軍パンもアメカジアイテムなので、コーデ全体の色使いに気を付けないとコテコテのアメカジコーデになってしまいます。なので筆者の場合はオールスターのエボニーブラックに合わせてトップスやバッグもブラックで揃えて、ごちゃごちゃして見えないよう色の数を絞っております。
また太めの軍パンだけでなく太めのウールスラックスとも好相性で、ブラックのレザーバッグを合わせれば簡単に大人コーデが完成します。またブラックのオールスターはセージグリーンとの相性が良いので、トップスもデニムジャケットよりミリタリージャケットの方が大人っぽく纏まると感じました。
大人が履きたいブラックスニーカーまとめ
と言うことで今回は大人のアメカジコーデに合うブラックスニーカー、バンズのスエードスリッポンとコンバースオールスターハイカットの「U.S.ORIGINATOR」についてレビューしました。やはり我々オヤジにはクラシカルな見た目のヴァルカナイズ製法で作られたスニーカーが似合うと改めて感じました。
もちろんオシャレ上級者はニューバランスなどボリューム感のあるスニーカーも上手くコーデできるかと思います。しかし筆者のようなファッション素人には難易度が高いので、バンズやコンバースのヴァルカナイズ製法のスニーカーがシンプルかつボリューム感のないのでとても合わせやすいです。
そしてブラックスニーカーに合わせるアイテムですが、バッグなどの小物は同系色のブラックにするとコーデに統一感が出て熟れて見えます。またパンツだけでなくトップスもセージグリーンのミリタリーウエアとブラックスニーカーの相性がバツグンに良いので、もし購入されたら試してみてください。以上です!
コメント
町にはコンバースが溢れています
がkedsをお忘れなく。
アメリカでは東のケッズ西のコンバースと言われているくらい人気のあるメーカーでもあり、スニーカーとネーミングしたのはkedsなんですが古着屋さんの店員さんに
そのコンバースみたいなスニーカーはどこのメーカーですか?とまで言われる始末(泣)
さりげなくアウトソールに配された赤と青のラインがカッコいいんですよね。
私が愛用するのはRoyal plus suedeです。
ジョニーゲップさん、こんにちは。
kedsがスニーカーと命名したことは知りませんでした、勉強になります!
私もプロケッズですが、1990年代にラストコロンビアと呼ばれたロイヤスプラスヴィンテージのカラシカラーのスエードモデルを購入したことがあります。
VANSのスリッポン僕も愛用していますが、今欲しいのは徳島のボーイズマーケットが毎シーズン別注している大人のVANSことDIEMMEのスリッポンです。
見た目はほぼまんまVANSスリッポンなんですがステッチダウン製法でサイドテープも剥がれないようですし、外側はドレスシューズ用のスエードで中はカーフレザーでと、耐久性と履き心地を超良くしてイタリア製で作り込んだ感じです。
大峠ライオンさん、こんにちは。
ボーイズマーケットは本当に欲しくなる別注品が多く、一度は行ってみたいセレクトショップですよね!
イタリアブランドが作るスニーカーですから、きっと履き心地も柔らかくて見た目も上品でしょうね(^ ^)