春になったら穿きたくなる定番アイテム
春に着たいホワイトアイテムとして、今回は超定番アイテムであるリーバイス501のホワイトデニムパンツをご紹介します。その中でも古着愛好家としては現行モデルではなく、90〜2000年初頭までのUSA製レギュラーと呼ばれるアイテムを強くオススメしたいと思います。
話は変わって一昔前、クラシコイタリアファッションがブームの頃はイタリア人を気取って冬でもテーラードジャケットにホワイトデニムを合わせてる方を多く見かけました。しかしここ数年、冬にホワイトパンツわわ穿いている人をほぼ見かけなくなりました。。
やはり見た目の季節感は大事なので、ホワイトアイテムは気温の高い春〜夏に合わせるとしっくりきます。とは言えリーバイスのホワイトデニム、実は14オンス前後もあるので春夏に穿くと意外と暑かったりします笑。
ホワイトという色は膨張色なので脚が太く見えてしまいがちですが、テーパードストレートかつジャストサイズで穿く501は見た目がスッキリしているので、そこまで太く見えません。
また前回の記事で取り上げたミルクパンツことUS ARMYフードハンドラーパンツと見比べてみると、中庸なシルエットの501はトップスや靴を選ばず何にでも合わせられるのが嬉しいポイントです。
その点フードハンドラーパンツは土管ストレートのシルエットなので、裾幅の太さから合わせる靴とのバランスを取るのが難しいです。短めに穿くとかなりヒラヒラしてしまいます。。
501ブラックデニムに続いて価格高騰中
私が所有しているUSA製リーバイス501ホワイトデニムは、約5年前に豊橋市にある古着屋DOWN TOWNにて5,000円前後で購入しました。この価格は約25年前の第一次古着ブームの時代とほとんど変わらない価格設定です。
ちなみにDOWN TOWNでは501はUSA製に拘って買い付けしており、501ブラックもお手頃価格で販売してくれていることは過去記事で書いた通りです。
あれから5年が経過した今ではUSA製リーバイスの枯渇がさらに進み、501ブラックだけでなく501ホワイトデニムまで価格が高騰しているとのことです。我々40代のオヤジから見たら、ただの501レギュラーなのに…と思ってしまいますよね笑。
行きつけの古着屋オーナー曰く、ここ数年古着ブームの影響からUSA製リーバイスが若者に大人気のようで、需要と供給のバランスから相場は1万円前後にまで跳ね上がったとのこと。
ええっ、4年前の倍近くまで高騰してるじゃん…。そんなバカなと思い、すぐにヤフオクに出品中のUSA製リーバイス501ホワイトの相場を調べてみました。
確かに値段が上がっており、日本人サイズで綺麗な個体は8,000円前後で出品されていることが多く、中には2万円以上のプライスを付けている出品者もいるほど。USA製501ホワイトを狙っている方は入手を急いだ方がいいかもしれません…。
セミヴィンテージを味わえるディテール
パッと見は現行モデルとほとんど変わらない501ホワイトデニムですが、ディテールはUSA製の501レギュラーブルーデニムと同じなので90sリーバイスの雰囲気を楽しめます!
私の所有する個体は90s中頃の製造なので、内タグは刺繍ではなくバットウイングのイラストが入ったプリント仕様になります。
また501ホワイトデニムはプリシュランク(防縮加工)なので紙パッチのモデル名にはXXの表記が入りません。ちなみに紙パッチのXX表記はリジッドモデルにしか入らないので、古着屋で探す際の参考にしてください!
ボタン裏は552と3桁の刻印が入っています。もし紙パッチや内タグが欠損している場合、ボタン裏に3桁の刻印が入っていればUSA製が確定します。
USA製のディテールがよく分かっていないリサイクルショップで探してみたら、もしかすると紙パッチ欠損の501ホワイトデニムが激安で転がってるかもしれません!
またボタン裏の質感はピカピカと光沢があり、ヴィンテージっぽさはほとんど感じません。ちなみにボタン裏がマットな質感なのは501だと赤耳まででしょうか(画像下)。
プリシュランクなのでサイズ感に注意
ヴィンテージデニムのリーバイスはサイズ感に個体が大きいことで有名ですが、90sに入るとバラつきも少なくほぼパッチ表記通りのフィッティングになります。
またホワイトデニムはプリシュランク加工が施されているので、シュリンクトゥフィットの501よりサイズ表記で1サイズ大きい作りになっているので注意が必要です。
ちなみに私の場合、リジッドデニムやヴィンテージデニムの501はパッチ表記W31がジャストサイズですが、このホワイトデニムの場合1サイズ下のW30がジャストになります。
右:90sリーバイス501(W30)
左:80sリーバイス501(W31)
80sと90sでテーパード具合に違いがあるのはご愛嬌として、ウエストが1サイズ上の501赤耳とシルエットやサイズ感を比較してみました。
ホワイトデニムの方が1サイズ下にもかかわらず、ウエストや腰回りのフィット感は1サイズ上のシュリンクトゥフィットの501とほぼ同じになります。
また501ホワイトを古着屋で購入するのであれば試着できるので問題ないのですが、もしネット通販やヤフオク・メルカリで購入する場合はプリシュランクの505と同じウエストサイズをオススメします!
オヤジのホワイトデニムコーデ
それでは毎度恒例、アメカジオヤジのコーディネートについてご参考までに掲載します。ホワイトデニムはその色目から上品な印象なので、襟の付いたトップスと合わせると大人っぽく纏まると思います。
またトップスにシャツを合わせるならパンツインしてIVYっぽく着こす方がホワイトデニムには似合いそうです。やはりタックアウトして着るとカジュアルっぽさが強くなってしまいます😅
さらにホワイトデニムは黒靴〜茶靴まで何にでも合わせられますが、スニーカーを合わせるとカジュアルすぎて子供っぽく見える可能性があるので革靴を合わせるのをオススメします。
またカットソーを合わせる際、白Tシャツを合わせてしまうと白のボリュームが多すぎてアンバランスになるので、カラー付きのTシャツの方が良さそうです。
また画像では黒トップス(BDUジャケットBLACK357)を合わせていますが、モノトーンコーデかつTシャツやバッグがセージグリーンなのもあり季節感が全くありません。と言うか秋っぽいコーデに見えますね笑。
もし春っぽいコーデにするならフェザーグレーのTシャツや色落ちしたデニムジャケットを合わせた方が季節感が出せるかと思います🌸
リーバイス501ホワイトデニムまとめ
と言うことで今回は、春に着たいホワイトアイテムとして、90s USA製リーバイス501ホワイトデニムパンツについて書いてきました。やはり春になったら穿きたくなる一本です!
そして色の濃淡やヒゲ落ちの有無などで何本も集めたくなるブルーデニムと違い、ホワイトデニムはエイジングによる差がないので1本あれば満足できるのも嬉しいポイントです。
ただし90sのUSA製501ホワイトも枯渇化に伴い価格上昇がかなり進んでいますので、もし購入を検討している方は早めに手に入れることを強くオススメします。私もストック分としてもう一本USA製501ホワイトを買っておこうと思います。以上です!
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