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春夏に着たいアメカジ古着のホワイトアイテム5選とオヤジの春コーデ

トップス

我々ヴィンテージ古着愛好家にとってデニムウエアはインディゴの風合いを楽しめるだけでなく、一年を通して着られる汎用性の高いアイテムかと思います。かく言う筆者も春夏にはトップスとしてデニムジャケットを着ますし、秋冬には上下デニムコーデをしたりインナーとして活用しています。

ただしデニムウエアはどんな季節でも違和感なく着られるが故に、逆に言うと季節感がほとんど出ないアイテムの一つです。しかしヴィンテージデニムを愛する筆者としては春夏でもデニムを着たいのですが、ファッションの観点から見るといつも同じコーデに見えてしまうのが玉に瑕。。

せっかく気温の高い春夏になって気分も清々しいので、それに見合った春夏コーデをしたいのがファッション好きあるあるかと思います。と言うことで今回は、ヴィンテージ古着愛好家の筆者が春夏に活用しているヴィンテージのホワイトアイテム5選についてと、そのコーデについてご紹介していきます。

 

 

 

 

 

まだ買いやすいUSA製リーバイス501ホワイト

まず初めにご紹介するアイテムですが、ホワイトの古着と聞かれて最初に思い浮かべると言っても過言ではない超定番アイテムのリーバイス501ホワイトになります。このホワイトデニムの誕生は1980年台と歴史は短いのでヴィンテージ扱いはされておらず、むしろレギュラー古着として扱われていました。

なぜ過去形で書いたかというと、現在の古着市場ではUSA製なだけでリーバイスがセミヴィンテージ扱いされるようになってしまったからなんです。ちなみに筆者が所有するリーバイス501ホワイトですが、7年前に愛知県の老舗古着屋DOWN TOWNで5,000円のお手頃価格で購入しています。

しかし2023年現在にUSA製501ホワイトを探してみると有名な古着屋で12,800円の値段は付けていますが、ヤフオクやメルカリの相場は8,000円前後と同じリーバイス501のブラックデニムに比べると買いやすい価格帯で止まっています。これは白パンツのコーデが日本ではそこまで浸透していないので、そこまで人気がないのが理由かと考察します。

 

 

 

 

 

また一点気を付けなければならないポイントとしては、501ホワイトはプリシュランク(防縮加工)が施されているので1サイズ大きく感じる点になります。実際に501のW31がジャストフィットな筆者が穿いているのはW30の501ホワイトになりますが、W31の501インディゴデニムとフィット感はほとんど変わらなかったのでサイズ選びの際にご注意ください。

そして501ホワイトのコーデですが、イタリア系ファッションのようにテーラードジャケットやハイゲージニットを合わせてしまうと少々色気が出過ぎる可能性があります。元々ホワイトデニムパンツは清潔感と色気を携えているので、ここはラギッドなアイテムと合わせてカジュアルに穿くのが良さそうです。

この501ホワイトは今のトレンドから見るとシルエットが細めなので、合わせるトップスもジャストフィットしたアイテムを持ってきた方がコーデが纏まるように感じました。またUSA製リーバイス501にも関わらず1万円以内で見つけられる稀有なアイテムなので、今のうちに購入することをオススメします🤗

 

 

 

 

 

 

 

春に使えるホワイトのトラッカージャケット

続いてご紹介するホワイトアイテムですが、リーバイス557や70505のような所謂トラッカージャケットのホワイト版になります。やはり現在の古着市場はリーバイス一強の時代となっていますので、ホワイトデニムジャケットもリーバイスを選んでおけば間違いないと断言できます!

筆者が所有するホワイトデニムジャケットは60sの840Bカツラギと呼ばれるヴィンテージ品になりますが、正直USA製の70505の方が着丈も長くコーデしやすい上に値段も安いのでオススメです。ただし70505ホワイトは501ホワイトと対となるアイテムなので、真っ白で汚れが目立ちやすいのが難点です。

もし汚れを気にせずホワイトジャケットを着たいのであれば、筆者が所有する840Bカツラギや古着仲間のオルネカルネさんが所有する940Bピケだとキナリ(ナチュラル)なのでそこまで汚れが気になりません。参考までに840Bのディテールですが、紙パッチが557と同じ大きいタイプで赤タブが付かないのが特徴です。

 

 

 

 

 

 

 

難しそうに見えるホワイトデニムジャケットのコーデですが、実は意外と簡単でブルーデニムジャケットと同じ感覚で組んで問題ありません。もちろんホワイトデニムジャケットに白パンツを合わせてしまうとノンスタイルの井上みたいになってしまうので、流石にその組み合わせはタブーですが笑。

そこで合わせるパンツに関してはブルーのデニムパンツやチノパンなど王道のアメカジパンツと相性が良いと思います。またホワイトデニムジャケットはIVYファッション向けに作られたアイテムなので、ラギッド感の強いオリーブグリーンのミリタリーパンツとの相性はイマイチだと感じました。

個人的に好みの春夏ホワイトデニムジャケットコーデが、色落ちしたライトブルーのリーバイス501に白Tシャツを合わせた超シンプルな組み合わせになります(画像2枚目)。ブルーのデニムジャケットをホワイトに置き換えるだけでコーデに春夏の季節感が取り入れられるので、気になる方は是非試してみてください!

 

 

 

 

 

土管シルエットが今風な白ペインターパンツ

左:ディッキーズのペインターパンツ、右:USA製リーバイス501

続いて春夏に着たいホワイトアイテムは、どこの古着屋にも置いてあるホワイトカラーのペインターパンツになります。ちなみに筆者が所有する白ペインターパンツは渋谷の古着屋OKIDOKIで購入した80sデッドストックのディッキーズになりますが、詳しくは過去記事をご覧ください。

このペインターパンツは最近若者の間でも人気となっていますが、その理由は今トレンドのルーズシルエットファッションにも合わせやすい極太な土管ストレートが若者に支持されていると推察します。実際にリーバイス501と比べてみましたが、白ペインターの方が今風のシルエットに見えます。

しかし我々アメカジオヤジがペインターパンツをそのままコーデに取り入れてもお洒落に着こなすのは難しいです。そこで重要なのがサイズ選びとカラー選びになりますが、オヤジがペインターパンツを穿くならジャストサイズのホワイトペインターをスラックスのように合わせると簡単に洒落たコーデが組めます。

 

 

 

 

 

こちらはラコステのポロシャツにバンダナをネッカチーフ替わりに使ったドレス×アメカジのMIXコーデになりますが、白ペインターにクリースを入れるだけで白スラックスのように見せた上品な大人コーデに仕上げました。よってMIXコーデと言いながらも、実はラコステ以外は全てアメリカ物を使っています🇺🇸

続いては全体のカラーをブルーとホワイトに纏めたマリン風コーデを作ってみましたが、こちらもインナーに着ているセントジェームス以外は全てアメリカブランドになります。やはり我々オヤジがペインターパンツを上手く着こなす為には清潔感のあるコーデを意識する必要があります。

その点でホワイトペインターパンツが持つ清潔感と、クリースを入れることで生まれるドレス感が相まって、作業着でありながら大人っぽいコーデが組めると感じました。もし白ペインターを検討される場合はUSA製の古着も良いのですが、USA製の現行モデルを綺麗に穿くのもオススメです!

 

 

 

 

 

 

 

端境期に使える薄手のホワイトカバーオール

続いて4つ目に着たいホワイトアイテムは、薄手の生地を使ったホワイト(キナリ)カバーオールになります。先ほどはホワイトデニムジャケットをご紹介しましたが、やはりデニム生地は厚く通気性があまりないので、天候によっては蒸し暑く感じる可能性があります(脱げば良いだけですが笑)。

その点カバーオールに使われている生地は10オンス前後がほとんどですので、この5月〜6月初旬に羽織るのに適した1着だと感じています。しかもミドル丈かつジャケットタイプのデザインにアウター感があるおかげで、ワークウエアが出自でありながらドレス感のあるコーデに使うことも可能です!

参考までに筆者が所有するホワイトカバーオールですが、50s Leeのメモリアルジャケット(別名ビアジャケット)と呼ばれるヴィンテージ品になります。このジャケットはタマ数が圧倒的に少ないコレクターズピースなので、現在の相場は20万円前後もするので読者さんにはオススメしません😅

 

 

 

 

 

このホワイトカバーオールを使ったコーデをすると全体に対するホワイトの面積が大きくなるので、どう転んでも爽やかな印象を相手に与えてくれるのがホワイトカバーオールをオススメするポイントになります笑。またブルーデニムとの相性は抜群に良く、濃紺デニムを合わせても爽やかなコーデを構築できます。

さらに合わせるインナーですがシャンブレーシャツなどの襟付きシャツを合わせると大人っぽいコーデに纏まりますし、ボーダーのカットソーを合わせても大人のカジュアルコーデが簡単に完成します。どちらのコーデでもポイントとなるのは、無地ホワイトのカバーオールを活かすようシンプルなアイテム纏めれば熟れて見えるのでないかと感じました。

また読者さんにオススメのUSA製ホワイトカバーオールがないか探してみましたが、残念ながら楽天市場では最後の砦であったポインター社のカバーオールすら見つかりません。。もし白カバーオールが気になる方は90sのUSA製ホワイトカバーオールなら1万円未満で見つかりますので、古着屋で探してみてください🙇🏻‍♂️

 

 

 

 

 

一枚で着たいブルックスブラザーズのBDシャツ

最後にご紹介するホワイトアイテムは、アメトラの定番シャツであるブルックスブラザーズのオックスフォードボタンダウンシャツになります。現在でもUSA製モデルも継続していますが、どうせ買うなら2006年に事実上倒産したアメリカの生地メーカー・ダンリバー社製のBDシャツを手に入れたいところです🇺🇸

実は元々ラルフローレンのポニー刺繍ボタンダウンシャツ派の筆者ですが、歳をとればとるほどブルックスブラザーズの胸ポケット付BDシャツの魅力に引き込まれていきました。さらに現行モデルより肉厚かつ生成りがかった色味のダンリバー社の生地は、カジュアルに着るにも適した雰囲気を纏っています。

ちなみに古着のブルックスブラザーズBDシャツを購入する際に気を付けてほしいポイントですが、襟タグのMADE IN USAの下にOF IMPORT FABRICと書かれていたらダンリバー社製ではありません。逆に何も書かれていない個体こそダンリバー社製のオックスフォード生地になります(画像2枚目の赤枠)。

 

 

 

 

 

読者の皆さんもご存知かと思いますが、ブルックスブラザーズのBDシャツは身幅がたっぷりとしたクラシックフィットになっています。よって今っぽいゆったりシルエットを楽しめますが、我々オヤジが着る場合はパンツから出して着るよりタックインした上でブラウジングして方が熟れて見えると思います。

一昔前はダサいとされていたパンツにシャツをタックインするスタイリングですが、ここ数年で若者を中心に流行ってくれたおかげで市民権が得られました。やはりタックインスタイルはキチンとして見えるだけでなく、パンツの腰回りまで全体を見せることで脚長効果が得られると考えます。

筆者は元々クラシコイタリアファッションに傾倒していた時代があったので、その頃からパンツにタックインするスタイルに慣れ親しんでました。しかしアメカジ一辺倒の方だとタックインは少し抵抗感があるかもしれませんが、むしろ我々オヤジがやった方が「大人のアメカジ」に見えるのでオススメです🤗

 

 

 

 

 

春夏に着たいホワイトアイテム5選まとめ

と言うことで今回は、春夏に着たいアメカジ古着のホワイトアイテム5選とオヤジの春コーデについて書いてきました。改めてホワイトのトップスやパンツをコーデしてみましたが、春夏の季節感が出しやすいだけでなくお洒落に見せやすいアイテムでもあると感じました。

またホワイトアイテムを取り入れるならパンツよりトップスの方がハードルが低いので、初めて取り入れる方であれば白デニムジャケットや白カバーオールから始めてみることをオススメします。白パンツはどうしてもカッコつけてるように見られがちですし、膨張色なので脚が太く見えるリスクがあります。

ちなみに筆者はファッションに関しては頭の回線がぶっ壊れているので、平気で白パンツでも迷彩柄のジャケットでも着られます笑。今回ご紹介した5選の中で最も簡単に取り入れられるのが白BDシャツですが、是非パンツにタックインしたコーデを試してみてください。想像以上に女子ウケが良いですから😉以上です!

コメント

  1. ジョニー・ゲップ より:

    同志。私もウッドランドのM65を羽織り、ホワイトデニムをはいております。(笑)
    人気のないラングラーなので、ホワイトの501よりさらに安く新品を¥2500で購入しました。
    最近、ラグビージャージとホワイトデニムの組み合わせを好んでいるのですが被るキャップがベースボールキャップだと当たり前すぎて面白くない。そう思っているところにマグネッツでセーラーハットを発見。被ってみると意外に合う。しかもステンシル入り。これが入っていると無いのでは大違いになります。無いとセーラーハットを知らない人は小学校の制帽に見えてしまいます。
    地雷ですね(笑)踏みました。

    • masagonia masagonia より:

      ジョニーゲップさん、こんにちは。
      ラングラーのホワイトデニム、2,500円とは激安ですね!

      ステンシル入りのセーラーハットをかぶるなんて、もはやミリタリーマニアですね笑(^。^)

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