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毎回完売するウエアハウスDD-2001「Tバックスタイル」のディテールとサイズ感

トップス

本家リーバイス復刻LVC506XXも良いけど…

先日有名なミリタリーショップWAIPERのゲリラ販売で運良く手に入れたLVC506XXのサイズ46「Tバック」ですが、以前の記事で書いた通り1分間で完売するほど人気の高いアイテムになります。やはり本家リーバイスが作るTバックはある意味で本物になるので、復刻モデルとはいえ欲しくなる気持ちは分かります。

そのLVC506XXはサイズ46と超ビッグサイズだったこともあり、購入後すぐに熱湯で洗濯しガス式乾燥機にぶち込んで縮めました。しかし生地を縮ませるのにも当然ながら限界があるので、筆者が望んでいたヴィンテージの506XXに近い着丈(58cm前後)よりも3cm長い61cmまでしか縮まなかったのでした。。

もちろん着丈が長い方がコーデしやすいのもあって、現在ビッグサイズのデニムジャケットが人気なのは理解しています。しかし着丈56〜58cmの着丈が短いヴィンテージばかり着てきた筆者にしてみると、どうしてもLVC506 XXTバックの長い着丈に違和感を感じるようになってしまいました😭

 

 

 

 

 

もちろんLVC506XXのTバックをワイドシルエットのパンツと合わせると、簡単に今っぽいコーデに仕上がるので使いやすいジャケットであることは間違いありません。またトレンドの第一ボタンを留めて着るコーデに関しても、サイズ46でネック周りにゆとりがあるので首が苦しくなることもありません。

しかしLVC506XXのサイズ感が気になる前から、実は12.7オンスのデニムシャツみたいなペラペラで柔らかい生地感があまり好みではなかったのも本音としてはあります笑。この生地感に対する感想に関しては実物を触ったことがある方なら共感してもらえるかと思いますが笑、ザラ感は皆無な生地になります。

と言うことで今回はLVC506XXでは満足できなかった筆者が代替えデニムジャケットとして見つけたウエアハウスDD-2001Tバックスタイルを購入したので、ヴィンテージの506XXと直接比べてディテールをチェックしていきます。またTバックスタイルに仕上げたDD-2001のサイズ感についてもレビューしていきます。

 

 

 

 

 

今年も再発売しほぼSOLD OUTする人気ぶり

出典:WAREHOUSE&CO ONLINE SHOP

筆者が初めてDD-2001Tバックスタイルと出会ったのは、このモデルが発表された2020年にウエアハウス名古屋店だったと記憶しております。その当時はTバックが注目され始めたばかりで現在ほど人気は確立させていない中で、全サイズをTバックにしたモデルを発売するウエアハウスの先見の名は流石です!

このDD-2001Tバックスタイルが毎年発売されているのかはウエアハウスマニアではないので分かりませんが笑、今年2023年の春夏に再発売されました。そして2019年にウエアハウス名古屋店で試着した時のイメージとメーカー公式のサイズ表を元に、178cmの筆者でサイズ38をヤフーショッピングで購入しました。

その後ウエアハウス公式ページをチェックしてみたところ、すでに最小サイズの36以外は全てSOLD OUTしていることが判明しました!これはDD-2001に限ったことではありませんが、ウエアハウスの定番ではないデニムアイテムはロット数も限られているのですぐに売り切れてしまうほど人気があります!

 

 

 

 

 

参考までに筆者が2020年春夏モデルで購入したウエアハウスDD-1011(1967モデル)も定番ではなかったので、そのシーズンで全サイズがSOLD OUTしていました。このDD-1011はリーバイス501bigE最初期のディテールである「501 501」のダブルネームをモチーフに作られた超マニアックなモデルでした。

こんなマニア向けのモデルすらSOLD OUTしてしまうほど、ウエアハウスには固定のファンが多くいるのを実は当ブログを書いていても実感することがあります。それはDD-1011の色落ちレビューの記事を3年前に数回書いておりますが、未だに月平均300回以上も読まれているからなんです😳

実はDD-1011は半年間育てた後に当ブログの読者さんにお譲りしてしまい手元にありませんが、このデニムパンツに使われているバナーデニムの生地感や色落ちスピードの早さが好感触だったことが今回DD-2001Tバックスタイルを購入するキッカケになったことは言うまでもありません。

 

 

 

 

 

 

 

ヴィンテージをしっかり踏襲したディテール

今回購入したDD2001Tバックスタイルと筆者が所有するヴィンテージの506XXのディテールを直接比較していきますが、さすがウエアハウスと呼べる拘りを感じました。まずはレザーパッチを見ていくと、新品とは思えないビーフジャーキー風にエイジング加工された革パッチが非常にリアルです。

実際に触ってみると表面がザラザラしており、使い込んでいくとボロボロに劣化してヴィンテージのようにエイジングしていくと予想します。ちなみに筆者が所有する506XXは残念ながら革パッチが欠損しているので代わりに501XXの革パッチと並べてみましたが、DD-2001の雰囲気も中々良いのが分かります。

続いて胸ポケットをチェックするとヴィンテージの506XXとほぼ同じ大きさなだけでなく、ステッチワークやピッチ(一縫いの間隔)も酷似しています。さらに特筆すべきはポケットのフラップがヴィンテージのように反り返っているだけでなく、オリジナル同様に柔らかいカーブを描いて縫われている点が素晴らしい!

 

 

 

 

 

このDD-2001Tバックスタイルはフロントのボックスステッチはボタンと同じ位置で縫われていることから、針シンチではなくスライドバックル時代の506XXをモチーフにしていることが分かります。実際にDD-2001に付けられているバックルはスライド式なので時代考証はバッチリ合っています👌

しかしウエアハウスの遊び心として黒ラッカー塗装したバックルを採用している点が面白いですし、この塗料がハゲてくると良い表情になりそうです。そしてウエアハウスの拘りを最も感じたディテールが、506XXに使われているツープロングと呼ばれるドーム型に膨らんだボタン裏を再現している点です。

このツープロングはリーバイス506XXやリーバイス501XXだと47モデルまでしか採用されていない、ヴィンテージ古着愛好家にとって垂涎のディテールになります。

そんな我々デニムマニアの気持ちを分かっているかのように笑、ウエアハウスはこんな小さなディテールまで再現してくれております。この他にも既に変色し始めている銅リベットやボタン表面のかすんだ白銀色仕上げなど、ヴィンテージの雰囲気に近いディテールが満載でついついお得な気持ちになってしまいます🤭

 

 

 

 

 

Tバックスタイルの絶妙なサイズ感について

ここではDD-2001Tバックスタイルの気になるサイズ感について、ヴィンテージの506XXサイズ42縮みの個体と比較しながらレビューしていきます。まずは筆者が最も拘っている着丈の短さですが、ヴィンテージ506XXが56cmなのに対しDD-2001は58cmと2cmほど長いですがウエアハウスの中では短丈な設定になります。

また身幅(脇下採寸)はサイズ38にも関わらず平置きの実寸が56cmとかなりワイドな作りになっています。ちなみにサイズ42縮みのヴィンテージ506XXの身幅も同じ56cmなので、DD-2001がいかに幅広い身幅の設計になっているのかが分かります。

これだけ身幅にゆとりがあればインナーにスウェットを着ることも可能ですし、見た目もゆったりして見えるので今っぽいコーデを組むことができます。ただし肩幅は45cmとサイズ38なりのサイズ感で設計されているので、LVCのTバックみたいにガッツリ肩を落として着るスタイリングにはなりません。

 

 

 

 

 

とは言え肩幅が45cmもあれば一番上のボタンを留めて着ても肩がパンパンに張ることもないですし、178cm/66kgの筆者が着ても少しだけ肩が落ちて見えます。また着丈も58cmと長すぎず短すぎずのほど良い長さなので、デニムパンツとのデニムONデニムスタイルも上手く纏まります。

もちろん着丈61cmのLVC506XXでも同様のコーデは可能ですが、その場合はインナーのカットソーをしっかり出して上下のバランスを取らないと不恰好なコーデになってしまいます(画像2枚目)。しかしながらどちらが「今っぽいジャケット」に見えるかと聞かれたら、間違いなくLVC506XXに軍配が上がるでしょう。

よってDD-2001はキチンとしたサイズ感で大人っぽくコーデしたい方や正統派アメカジスタイルが好きな方にオススメのジャケットになります。もちろん背面にはDD-2001最大の特徴であるTバックが鎮座しているので、後ろ姿で「オレはTバックだよ!」と小さく主張してくれる特典付きです笑。

 

 

 

 

 

適正なサイズ感がもたらす熟れた大人コーデ

ここではDD-2001Tバックスタイルを使ったコーデをレビューしていきますが、改めて適正なサイズの洋服を着ることが熟れた雰囲気を醸成することに繋がると感じました。もちろんオーバーサイズの洋服は現在トレンドでもあるし着ていて楽なのは間違いのですが、一歩間違えるとだらしなく見えます。

逆に一昔前に流行ったピチピチのタイトフィットな洋服を着てしまうと、それはそれで古臭く見えてしまいます。その点適正なサイズの洋服は今っぽさやトレンド感がない代わりに、キチンとして見えますし洋服(=ファッション)のことを理解している人に見えると個人的に考えます。

しかも我々40代オヤジがアメカジコーデをするだけでも子供っぽく見えがちなので、シンプルかつ適正サイズのアメカジアイテムでコーデを構成することが大切になってきます。実際にサイズ違いの2パターンコーデ画像を載せてみましたが、色が薄いにも関わらず適正サイズの方が熟れて見えるから不思議です🤔

 

 

 

 

 

そしてこちらがDD-2001Tバックスタイルを使ったオヤジのアメカジコーデになりますが、適正サイズの濃紺デニムジャケットがクリーンな印象を与えます。このジャケットのサイズ感や丈感であれば、インナーのカットソーはパンツインしてもタックアウトしてもどちらでも似合うと思います。

さらにリジッドデニムは存在感が強くコーデにインパクトがあるので、他のアイテムはライト系カラーで纏めて全体のカラーバランスを取ってあげた方が纏まりやすいと感じました。また筆者もデニムONデニムは大好きで色落ちした古着でよくコーデしますが、リジッドデニムの場合は難しいと感じました。

それは上下ともに濃紺になってしまうと季節感も全く出ませんし、そもそも濃紺デニムのセットアップがお洒落に見えるのかすら自分でも分かりません笑。よって個人的にはリジッドデニムジャケットにはチノパンやライトグレーのスラックスを合わせることで、クリーンで大人っぽいコーデを組む予定です。

 

 

 

 

 

 

 

ウエアハウスDD-2001Tバックスタイルまとめ

ということで今回は発売する度に感はしてしまうウエアハウスの限定商品、DD-2001Tバックスタイルのサイズ感とディテールについて書いてきました。さすが多くのファンを持つウエアハウスだけあって、ディテールの追求は本家リーバイスジャパンを軽く凌駕するほどの拘りを感じる逸品でした。

またDD-2001のサイズ感はTバックに合わせて身幅にゆとりを持たせたているので、ジャストサイズを選んでもゆったり着ることができます。さらに着丈に関してはウエアハウスのラインナップの中では短い設定になっているので、筆者のようにヴィンテージに近い短丈のジャケットを求める方にオススメです。

とは言えこのDD-2001はサイズ38でも着丈が58cmとそこまで短くもないので、ヴィンテージの506XXに比べるとコーデしやすいのは断言できます。ビッグサイズのデニムジャケットもトレンド感があって良いですが、やはりジャストサイズの方がオヤジにはコーデしやすいと感じたのも本音だったりします。以上です!

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