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【特別給付金の使い道】初のユーロヴィンテージ「50sフランス製アトリエコート」を購入

アウター

アメリカ製ショップコートを探したが…

   出典:メルカリ

まだまだ暑い日が続きますが、8月も終盤に差し掛かってきたのでそろそろ秋を見越した買い物をしたいところ🍁

実は昨年辺りからロング丈アウターの魅力にどっぷりハマっており、秋に着られる一着を探してました。その中で最有力候補だったのが40sヘラクレスのショップコート(写真上)。

一年近く探し続けましたが、とにかくタマ数が少ない上にコンディションが良い個体が出てこない…。ショップコートは整備工場などで着られる作業着なので汚れて当然なんですけどね😅

 

 

 

 

 

ショップコートは半ば諦めつつ、行きつけの古着に足を運んでみるとショップコートみたいなロング丈のアウターを発見。しかもブラックシャンブレーの生地がワークブランドっぽくラギッドなんだけど、デザインはどことなく上品…。

このアウターについていつも接客してくれるスタッフに伺うと「1950年代のフランス製アトリエコート」とのこと。いわゆるユーロヴィンテージと呼ばれるジャンルのアイテムになりますが、全く興味がないので知識もありません😂

私は基本的にMADE IN USAのヴィンテージ古着が大好物なので、所有するアイテムもアメリカ製ばかり。しかし今年に入ってからロシア軍やハンガリー軍のスリーピングシャツに手を出しユーロ物の良さを肌で感じ始めたところ。

もしかしたら探していたショップコートの替わりとして秋のアウターとして使えるかも?と物は試しとばかりに試着させてもらうことに。

 

 

 

 

 

1ウォッシュの極上コンディション

この個体はブランドのタグ等が一切無いのでサイズの詳細は全く分かりませんが、少し肩が落ちる程度の肩幅や大きめな身頃は最近のトレンドにハマっているので今っぽい見た目かなと。

またスタッフ曰く「ここまで袖丈が長い個体はなかなか見つからないですよ!」と豪語するじゃありませんか。確かに着丈がこれだけロングなのに袖丈が足らずにつんつるてんだと、見た目はダサくなりそうです…。

 

 

 

 

 

またもう一つの推しポイントとしてベルトが付いてる点とのこと。背中に「ベルトもどき」みたいなボディに縫い付けられて調整機能を持たない個体が多い中、本物のベルトが付いてて残ってる個体は本当に珍しいらしい…。

ユーロヴィンテージの知識が全くない私はスタッフのうんちくを聞き続けるうちに完全に洗脳されてしまい、気がついた時にはレジでお会計をしてました笑。

まぁコンディションはデッドストックを古着屋が1ウォッシュかけて店頭出しした極上の状態だし、お値段も3万円(+TAX)とアメリカ製ショップコートに比べればお買い得だったので、非常に良い買い物ができました!

 

 

 

 

 

アトリエコートの歴史について

   出典:https://shop.mindbendersandclassics.com

せっかく初のユーロヴィンテージ、フランス製のアトリエコートを購入したので、その歴史について軽く調べてみました。

私が「アトリエ」というワードを聞いて思い浮かべるのは画家になります。実際には画家はもちろん学校の先生や事務員まで幅広い職業の方々に着られていたようです。

今回購入した個体は通称ソルト&ペッパーや「ゴマ塩」と呼ばれるブラックのシャンブレー生地ですが、中にはインディゴ染めされたリネン生地のアトリエコートもあり、そちらの方はかなりレアなので相場は10万円前後とお高いです。

またユーロヴィンテージ全体に言えますが、最近のブームの影響で相場が年々上がってるとは接客してくれたスタッフのコメント。買い付けに行ってもタマ数が減っているので見つからなくなってきているそうです。

アメリカのヴィンテージデニムも私が学生時代だった20年以上前に比べると、タマ数は断然減ってる上にコンディションが良い個体を見つけるのは至難の業になってきてますが、どうやらユーロヴィンテージも同じ傾向みたいです。

 

 

 

 

 

買ったらすぐ洗濯するのが私の儀式

これは私のルーティンなんですが、購入した古着は買ったその日に洗濯します。古着屋独特の匂いは嫌いではないけど、好みの柔軟剤の香りの方が良いですし、自分で洗うことでやっと「自分の服」になる気がするからです。

基本的にデニム以外の古着は一発目のクリーニングでワイドハイターEX粉タイプを使います。もちろん殺菌効果や汚れ落としの効果が最も発揮される45°C前後のお湯を使って20分程度漬け込みます。

このクリーニング術はワイシャツの襟に付いた頑固な加齢臭すら除去してくれる、私にとって最強の洗濯方法です。なので大概の古着の臭いは一発で取れる上、除菌効果も期待できるので衛生面でも気持ち良く着られるようになります!

 

 

 

 

 

こちらが20分漬け込んだ後の洗濯汁になります(お目汚しすいません)。汚れも含んでいると思いますが、どちらかと言うとブラックシャンブレーの色が出ているように感じました。

とは言え洗濯汁は相当な臭いを発していたので、これで古着特有の臭いとはおさらばできた訳です。その後、普通の洗剤(私は消臭効果を期待してナノックスを使用)で手洗いし、柔軟剤で仕上げたら1stウォッシュは完成です。

もしワイシャツの襟汚れや襟の加齢臭が落とせなくて悩まれている方がいましたら、このクリーニング方法は衣類にダメージを与えることなく汚れや臭いを除去できるのでオススメします!

 

 

 

 

 

 

 

ユーロ物ならではのテーラリング技術

こちらは洗濯して乾燥後の状態になります。古着屋で店頭出しされていた時は襟のラペルがアイロンでしっかりプレスされていたのでカッチリした印象でしてが、洗濯後はラペルがふんわりとロールしているのが分かります。

また襟のロールだけでなく全体的にドレープ感が出ているのも相まって、非常に柔らかい印象を与えます。この雰囲気はアメリカの古着では良くも悪くも絶対に出ないでしょう。

また古着屋のスタッフに「実はこのアトリエコート、スーツなどに使われるテーラリングの技術が生かされているんですよ!」と教えてもらいました。その特徴を表しているのが袖になります。

 

 

 

 

 

私の撮影テクがヘボいので上手く表現できませんが、スーツの袖のように少し曲がっているのが分かります。これは人間の腕に合わせて袖を作っているからです。

逆にアメリカのワーク系古着を見てみると、ほとんどのアイテムは真っ直ぐな袖になっています。同じワーク系のフランス製アトリエコートですが、お国が変われば服の設計に対する考え方も変わることが分かります。

このユーロヴィンテージがどことなく上品な雰囲気を纏っているのは、こうした細部への拘りから発せられているのかもしれません。綺麗めに古着を着こなす今の若者にユーロヴィンテージが支持されるのも、この上品な雰囲気に魅了されているからなんでしょうね。

 

 

 

 

 

アトリエコートのオヤジ的コーデ

   Tシャツ:90sヘインズ
   パンツ:90sリーバイス501
   靴:70sコンバース ネットスター

まずは白Tにライトブルーに退色したリーバイス501に白コンバースと、ゴリゴリのアメカジコーデの上に羽織ってみましたが、なんかイマイチしっくりきません…。

おそらくブラック系のゴマ塩シャンブレーの色目が重たいので、ライトブルーのデニムと相性があまり良くないのが理由かと思います。またアトリエコートはロング丈なので、全体を占める割合が多く重い印象を与えます。

その重い印象を活かして、パンツはダーク系を合わせた方がしっくりくると感じました。更に靴もスニーカーより革靴をチョイスして、全体的に綺麗めなコーデを意識した方がアトリエコートを活かせるかなと。

 

 

 

 

 

と言うことでパンツを濃い目のデニムに、靴をこげ茶の革靴に変更してみましたが、先程より纏まって見えると個人的に感じました。ただし靴に関しては茶系より黒系の方がより相性が良さそうです。

またせっかくベルトが付属しているので、ギュッと絞って着る方が身体のラインが出るので色気を出ます。逆に熟れて見せたい場合は、先程のように前を閉じずに羽織れるだけでラフな印象を与えられます。

ちなみにアトリエコートは面積が大きい割にデザインがシンプル過ぎるので、胸ポケットにヴィンテージバンダナ(お気に入りのクッキー柄ね)を突っ込んでアクセントを付けています。

 

 

 

 

 

最後は最近お気に入りの50s US ARMYチノとのコーデ。実はこの組み合わせが一番しっくりきていると個人的に感じており、多分ジーパンよりチノパンを合わせる機会が多くなると思います。

その理由は、アトリエコートの上品さとチノパンのドレス感が好相性なのと、ボリュームのあるアイテム同士なので上下のバランスが良くなるから。また色目も中間色同士なので喧嘩もせず中和してくれます。

このコートはやや厚手のシャンブレー生地なので、秋〜初冬までの2〜3ヶ月は使えそうです。逆に春に着るには色目が重たいので、そこはスプリングコートの出番かと考えています。

 

 

 

 

 

フランス製アトリエコートのまとめ

今回は特別定額給付金をファッションアイテムで使い切る第3弾として50sフランス製アトリエコートをご紹介しました。これで私のロング丈アウターはグローバーオールのダッフルコート、LLビーンのスプリングコートに続き3着目になります。

ロング丈アウターはある程度身長を求められるので全員にオススメできるアイテムではありませんが、身長170cm台後半〜の方であれば上手く着こなせるかと思うので、まだ着たことがない方は是非試してみてください!

逆に175cm以下の方であれば膝上丈までの長さであればバランス良く見えますので、その丈のアトリエコートを所有している古着仲間のオルネカルネさんのブログが参考になるかと思います。

次回のブログは特別定額給付金で購入した最後でありながら一番高額なアイテムになりますので、是非楽しみにしていてください。ヒントは私が探していたヴィンテージアイテムになります😆

 

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