シンプル過ぎてつまらない夏の半袖コーデ
今年の夏は6月から猛暑が続いておりましたが、8月も下旬に入ったら朝晩はだいぶ過ごしやすくなりました。とは言え日中はまだまだクソ暑いので半袖短パンで過ごすことが多いですが、この真夏のコーデがシンプル過ぎて本当につまらないと感じています。。
この半袖短パンコーデ、そのまま着てしまうと「近所のコンビニに行くオッサン」にしか見えないので笑、一応洋服好きを名乗ってる筆者としては一工夫したいところです。なので本当はクソ暑いのに肩にシャンブレーシャツを掛けて熟れだ雰囲気を演出していますが、背中は汗だくです💦
しかしそんな夏もそろそろ終わりを見せ始めているので、そうなると秋に備えて気になってくるのが長袖のトップスやベストなどの秋冬アイテムになります。特に長袖シャツは秋冬のインナー使いはもちろん、袖を捲って着れば夏の終わりでも着られる便利なアイテムです。
その長袖シャツですが、今のトレンドを踏まえると身幅のゆったりしたタイプを選んでおけば間違いないかと思います。ちなみに画像のシャツは過去記事でも書きました90sブルックスブラザーズのボタンダウンシャツになりますが、ビックリするくらい身幅がダボダボですが気に入っています!
しかしトレンドのビッグシルエットシャツも一枚で着るとシンプル過ぎるので、襟元にバンダナを刺したりして一工夫しないとつまらなコーデになってしまうのは半袖短パンコーデと同じです。そして今年の夏が長すぎたので、シンプルなコーデに飽き飽きしている自分がいます。。
そこで白羽の矢が立ったアイテムがベストになりますが、その中でもアメカジ血中濃度がメチャクチャ高いオルテガのチマヨベストになります。今回はこのコッテリとしたベストのサイズ感と、アメカジオヤジがどのようにコーデするかについて書いていきたいと思います。
注目されていないのでお値打ち価格で買える
当ブログの過去記事やinstagramでも度々登場しているのはご存知かと思いますが、私はオルテガのチマヨベストが大好物だったりします。知らない方の為に簡単にオルテガを紹介すると、ニューメキシコ州チマヨ村のオルテガ家が8代にわたり伝統的な製法で作っているハンドメイドのブランドになります。
ハンドメイドと言えばイギリスのインバーアランのケーブルニットを思い出しますが、ニッター(編み職人)の個性が出て味わい深いのがハンドメイドの魅力の一つです。またオルテガの場合もインバーアランと同じで、例え同じ柄であっても全く同じモノが存在しない点が最大の魅力だと感じています!
かく言う私もこのハンドメイドの魅力に取り憑かれてしまい、これまでに4着のチマヨベストを購入してきました。ちなみに貧乏リーマンなので全て古着で購入していますが、どの個体も2万円前後と定価の半額以下で買えました。そう、誰もオルテガに注目してないので相場が安値安定しているのです!
実際にヤフオクで「オルテガ ベスト」と検索してみると、2022年8月現在でも2万円前後で日本人サイズのチマヨベストが数多く出品されていることが分かります。悲しいかなアメカジの定番アイテムとは言え人気があまり無いので、定価の半額以下でないと買い手がつかないのが現実だったりします。
もちろん古着が苦手な方は新品を購入されることをオススメしますが、このブランケット同様の分厚いウール生地は一生モノの耐久性があるので古着で購入しても永く愛用できます。私もアメカジ古着ファッションに戻ってきて4年ほど古着のオルテガを着ていますが、びくともしない頑丈さを感じています。
しかも保温性が非常に高いので、冬にインナーとして使うと相当暖かいのもオルテガの使えるポイントになります。これが古着だと2万円前後で買えるんだから、アメカジ好きの人にとってはありがたいですね!
オススメはスクエアよりポインテッドタイプ
出典:服道楽ー楽天市場店ー
ご存知の読者さんも多いかと思いますが、オルテガのチマヨベストには着丈が長く裾が真っ直ぐな「スクエア」とジレの形をした「ポインテッド」と呼ばれる2モデルがあります。ちなみに定価は生地を多く使っている分だけスクエアの方が高く設定されています。
このスクエアは着丈が長いおかげでスウェットやデニムジャケットの上にも着られるし、何ならタックアウトしたシャツの上に着てもほど良いバランスに収まってくれます(画像上)。なのでラフなアメカジスタイルに合わせるならスクエアの方が使い勝手が良いかもしれません。
しかしオルテガのベストは単体でもアメカジ濃度がメチャクチャ高い上、我々40代オーバーのオヤジがそのまんまアメカジスタイルで着てしまうとコスプレ感が強まる危険性があります笑。ここは形だけでもジレっぽいポインテッドを選ぶことで、少しだけドレッシーにチマヨベストを取り入れられます。
画像は4年前にアメブロで書いた記事から抜粋しておりますので、当時お気に入りで穿いていたリーバイス505シングルモデルがスキニーばりにピタピタなのはお許しください笑。この画像で見ていただきたいのは、激細デニムではなくオルテガ「ポインテッド」の雰囲気になります。
参考までに比較しているジレはイタリアのモンテドーロというブランドになりますが、裾が尖っていることでドレス感が生まれているのが分かります。これと同様にオルテガのポインテッドもスクエアに比べると断然ドレッシーに見えることは言うまでもありません。
またポインテッドは着丈がジレ同様に短めなので、春秋はシャツの上にトップスとして冬にはインナーとして幅広く使えるのがオススメする最大のポイントになります。その点スクエアは着丈が長いので、インナーとして使う場合アウターの種類を選ぶのが難点かと考えます。
ベストなサイズ感はコーデによって変わる
ここ数年トレンド(もはや定番?)のビッグシルエットがもたらすリラックス感のあるコーデが主流になった現在、シャツやパンツだけでなくベストのサイズ感も変わってきたように感じます。そりゃベストだけピタピタのままだったら、今どきのコーデに合うわけがありません😅
ちなみにクラシコイタリア系ファッションを経験した筆者は身幅がピッタリのジャストサイズを好む傾向があったので、178cm/71kgでサイズ38をチョイスしています。しかしコロナ禍でメタボ化した腹周りにサイズ38では余裕がなく、正直キツく感じるようになりました。。
とは言え半袖Tシャツやセントジェームスのような長袖カットソーの上に着るなら身幅に合ったサイズの方がスタイリッシュに見えることは間違いありません。そのようなコーデをする際は前を開けて着ると膨らんで見えるので、個人的にはボタンを閉じてコンパクトに見えるよう着ています(画像右)。
また先述の通りインナーとしても使えるのがポインテッドの売りポイントの一つですので、やはりサイズアップしてしまうとゴワついてしまうのでインナーとしては使いづらくなってしまいます。よってサイズアップして着るパターンはトップスとして単品使いする時に限られてくるかと思います。
今回のテーマである「秋の重ね着を楽しみたい」場合であったも、画像のようにインナー使いも検討している方であれば積極的にジャストサイズをオススメします。逆にスウェットなどの地厚なトップスの上に着たいアメカジ直球スタイルの方であれば、オーバーサイズでも違和感ないでしょう。
ただし伝統的な柄が入ったチマヨベストはアメカジ濃度が非常に濃いので、単品使いするには少し勇気が必要です(筆者の経験談)。やはり我々小汚いオヤジ世代であれば、チマヨベストはインナー使いして柄をチラ見せするくらいが丁度良いバランスかもしれません💦
品良く見せたいオヤジのチマヨベストコーデ
ここではアメカジオヤジの筆者がコッテリとしたオルテガのチマヨベストをコーデしていきますが、冒頭申し上げると難易度がちょっと高いです。。それでも「オルテガのベストを取り入れたい!」という方の参考に少しでもなれたらと思いコーデしてみましたので、気になる方はお付き合いください🙇🏻♂️
まずは単体としてトップスで着るコーデですが、私であれば白のドレスシャツの上に着ることでチマヨベストのアメカジ濃度を中和させたいところです。本来であればデニムシャツやシャンブレーシャツを合わせるのが定番ですが、それだとコッテリとしたアメカジコーデになってしまいます。
残念ながら我々オヤジがコッテリアメカジコーデをしてしまうと子供っぽく見えてしまうので、やはりドレッシーなアイテムとのMIXコーデが大人っぽく見えるので安パイかと思います。参考までに画像のコーデで着ているシャツは、ダンリバー社製オックスフォード生地のブルックスブラザーズBDシャツです。
続いては秋に重ね着にチマヨベストを楽しむなら、ショート丈トップスのインナーに使うと軽快感があって重たく見えないのでオススメです。ミドル丈以上のアウターと呼ばれるトップスは、どうしても秋冬感が出てしまい初秋に着るには暑苦しく見えてしまいます。
その点デニムジャケットのようなショート丈のブルゾン系トップスであれば、そこまで暑苦しく見えないので9〜10月のコーデにピッタリかと思います。またオルテガのポインテッドはショート丈トップスの中に着ても裾がそこまで飛び出さないので、インナー使いにとても向いています。
最後に選ぶカラーについてですが、個人的にはブラック・グレー系のモノトーンカラーを選んだ方が使いやすいと感じました。私も過去にネイビー系の個体を購入したことがありますが、使い勝手の良さは断然ブラック・グレーだったので、出番がなくなり読者さんの元へ旅立って行きましたから👋
秋に重ね着したいオルテガのベストまとめ
と言うことで今回は「秋の重ね着を楽しみたい、オルテガチマヨベストの大人コーデ」について書いてきましたが、トレンドに関係なく永く着られる名品だと改めて感じました。初秋にはシャツの上に羽織る単品使いから、冬になれば高い保温性を生かしてインナーとしても幅広く使えます!
ただしチマヨベストは見た目のキャラクターが強いので単品使いするには相当の勇気が必要ですし、一歩間違えるとコスプレっぽく見えてしまう危険性があります。もしトップスとしてコーデするなら、チマヨベスト以外をドレス感のあるシンプルなアイテムにして全体のバランスを取ることをオススメします。
また気になる価格は新品で5万円台とハンドメイドならではの金額ですが、古着であれば2万円前後で購入できるので気になる方はヤフオクやメルカリで検索してみてください。余談ですが、パラブーツのランスはゴツい見た目のノルヴェイジャン製法のおかけで、アメカジとの相性が抜群に良いと感じました。以上です!
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