あまり注目されてない穴場的アウター
朝晩は毛布をかけないと寒いほど季節も秋本番になってきました。我々ファッション好きなオヤジにとってはジージャンやカバーオールのみで過ごせる嬉しい季節です🍁
それにしてもここ数年ヴィンテージリーバイスのデニムジャケットの高騰ぶりは目を覆いたくなるものがあり、1stモデルこと506XXのビッグサイズは投資の対象になるほど値段が釣り上がっているのが現状です。
かく言う私もヴィンテージデニム愛好家なのでリーバイスのデニムジャケットは何着か所有してますが、その中で最高額は約3年前に購入した濃いめの506XXサイズ38が18万円でしたから、まだ良い時代に買えたのかもしれません。。
そんなヴィンテージジージャンブームをよそ目に、ここ20年ほとんど相場が動いてないのがヴィンテージのカバーオール。何なら1990年代に起きた第一次古着ブームの頃からほとんど値段は変わってないです。
画像上のカバーオールはどちらも3万円台前半というお財布に優しい価格帯で購入できました。しかもパワーハウスなんて40〜50sの個体ですからリーバイスで例えると1stから2ndの時代になります。
今回はお手頃価格で購入できるヴィンテージカバーオールのオススメブランドや古着オヤジのコーディネートについて書いていきます。ちなみに私もカバーオールを4着所有するカバーオール愛好家だったりします。
カバーオールの代名詞ブランドはLee
まずカバーオールを語る上で外せないブランドはLeeで間違いないでしょう(異論はあるかと思いますが個人的な感想です)。
何故ならリーバイスのデニムジャケットの変遷を古着好きな読者の方はご存知だと思いますが、それと同じくらいLeeのカバーオールの変遷も有名だからです。それだけ(古着界の)世に知られているカバーオールはLeeくらいかと思います。
また古着屋でカバーオールを探すとLeeとの遭遇率はそこまで高くありません。しかしLeeをモチーフにしたレプリカが多く出回るほど、今ではLeeのデザインがほとんどのレプリカブランドのカバーオールの見本となっています。
私が所有する画像上のカバーオールは3着ともハウスタグと呼ばれる40〜50sのディテールを持った個体になりますが、残念ながらハウスタグはお手頃価格では買えません😅
しかし第一次古着ブームの頃から相場は変わっておらず、どこの古着屋でも大体10〜15万円くらいのプライスタグを付けてます。今この値段で買えるヴィンテージリーバイスはボロボロの2ndかそこそこの3rdくらいでしょう。。
ちなみにLeeのカバーオールは生地によって品番が変わっており、デニム(JELT DENIM)は91-J、、生成り(ナチュラル)は94-J、ヒッコリーストライプは98-Jとなります。
実はデニムの91-Jは先日のフリマ企画のお金を使って今月購入した一着になります(購入いただいた読者の方々に感謝申し上げます)。ヴィンテージのLeeカバーオールの詳細については別の記事で紹介する予定です。
狙い目はタマ数の多いストア系のJ.C.ペニー
カバーオールの代表的なデザインのLeeですが、いざ古着屋で探してみると中々出てきません…。第一次古着ブームの頃は容易に見つけられましたが、ここ数年の古着ブームで枯渇化が進んでいます。
そこでオススメなのがアメリカ3大ストアブランドの一つ、J.C.ペニーのオリジナルブランドのPAY DAYとBIG MACになります。この2つのブランドのカバーオールは古着屋でよく見かけるかと思います。
ちなみに私が約2年前に原宿の古着屋STEP AHEAD(ステップアヘッド)で購入した50sのPAY DAYのカバーオールは衝撃価格の25,800円でした(画像上)。とても70年前のヴィンテージウエアの価格とは思えません。。
今現在の相場を見るためにヤフオクで検索してみましたが、予想通り20年前とほとんど変わっていません。。50sノーダメージのPAYDAYで3万円前後、真っ紺のBIG MACが4万円で買えてしまいます!
私個人的な考えとしては、同じヴィンテージデニムを買うなら馬鹿みたいに高騰しているリーバイスのジージャンよりお手頃価格のカバーオールの方が良いと思いますし、そもそも気軽に着られるのが古着の醍醐味ですからね😅
ちなみに上の画像の出品物(私のではないですが)はリンクを貼っておきましたので、気になる方はそちらからご覧になってください。
若者の間でカバーオール人気の兆しあり
ヴィンテージ古着界ではリーバイスのジージャン人気に押されっぱなしのカバーオールですが、実は若者の間では人気が出てきているようです。
最近セレクトショップでよく見かけるユニバーサルオーバーオールなんかもその一例で、今トレンドのオーバーサイズシルエットにカバーオールのゆったりしたデザインが見事にハマっているのが理由かなと。
そのカバーオールに合わせるパンツも太めにして全体的にゆったりとしたシルエットにすることで今っぽいコーディネートが完成します。我々アメカジオヤジには真似できない…と言うかオヤジがやるとダラシなく見えますからね笑。
カバーオールは欲しいけど古着が苦手な方にオススメしたいブランドは、アメリカ古着の香りがプンプンするドメスティックブランドのオアスロウになります。
オアスロウと言えばベイカーパンツが有名ですが、デニムパンツやデニムジャケットの出来も素晴らしいです。毛羽立ったデニムの生地感がオリジナルのリーバイスを彷彿とさせます!
このオアスロウのカバーオールは恐らくPAY DAYやBIG MACのデザインをベースに作られてます。また9オンスのデニムの雰囲気が素晴らしく、パッと見だとヴィンテージに見えるのがオススメのポイントです!
アメカジオヤジの大人カバーオールコーデ
アメカジオヤジの筆者がカバーオールを着るなら、シャツを羽織る感じでラフに着こなしたいところ。ジャストサイズのカバーオールであればインナーはカットソーだけでもバランス良く見えます。
また合わせるパンツはリーバイス501のようなストレートデニムでもチノパンでも何でも合いますが、セージグリーンのミリタリーパンツを合わせるとアメカジ臭が強くなり過ぎるので注意が必要です。
更に大人っぽいアメカジコーデを組むならジャブスのようなウールパンツを合わせても良さそうです。残念ながら手持ちのジャブスは全てフリマ企画で読者の方にお譲りしたので持ってませんが。。
デニムのカバーオールはラギッドな雰囲気なので「いかにもアメカジ」っぽくなります。そのコテコテ感が苦手な方には生成りやヒッコリーストライプの方が上品に纏めやすいのでオススメです。
さらに生成りやヒッコリーのカバーオールであれば我々の大好物であるジーパンを合わせても難易度の高いデニムONデニムにならずコーディネートが組みやすいので、私はジーパンに合わせて羽織っています。
またカバーオールは防寒性があまり高くないので、寒くなってきたらインナーにオルテガのベストやミドルゲージのニットなどを入れてやれば11月いっぱいは着られると思います。
秋に羽織りたいカバーオールまとめ
と言うことでアメカジオヤジが秋に羽織るヴィンテージのカバーオールについて書いてきましたが、現在の古着ブーム真っ只中にあってもお買い得なアウターだと改めて感じました。
ヴィンテージのリーバイスやチャンピオンのリバースウィーブ、ミリタリーウエアは軒並み高騰してますが、不思議とカバーオールだけは20年前と相場がほとんど変わらないんですよね…。
個人的にオススメのカバーオールはタマ数が多くて探しやすい上、3万円前後で購入できる50s〜60sのPAY DAYかBIG MACになります。また古着が苦手な方にはオアスロウのカバーオールがかなり「本物っぽい」のでオススメになります。以上です!