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気になるドメブラデニム、大人がスマートに穿きたいリゾルトの定番モデル「710」

ファッションとして大切なのはシルエット

この記事を書いた2019年12月当時、新たなリジッドデニムを新調できていませんでした。そこで引き続きフルカウント1101を穿き続けましたが、最近ではヒゲ落ちや太もも周辺の色落ちも進み、だいぶ着込んだ雰囲気が出てきました。

またフルカウント独自に採用したジンバブエコットン甘撚りのムラ糸で織られた13.7ozのデニムは、色落ちも綺麗な上に柔らかくて穿きやすいです。ただ一つ難点を挙げるとすれば、アラフォーオヤジがリジッドデニムをお洒落に見せるには難易度が高い点です。。

2022年現在のトレンドでは太めのシルエットが主流ですが、我々オヤジ世代がオーバーサイズのデニムパンツを穿いてもダラシなく見えるだけで全然カッコよく見えません。やはりウエストはジャストサイズのデニムパンツをビシッと穿きこなしてこそ素敵に見えるかと思います!

 

 

 

 

 

しかしジャストサイズのデニムパンツは良くも悪くも脚のラインをそのまま反映してしまうので、O脚の筆者の場合は数回穿いて膝が出てしまうとO脚がめちゃくちゃ悪目立ちしてしまいます。。

これではいくらヒゲ落ちが凄かったり綺麗なタテ落ちをしていても、シルエットが微妙だとしたら全て台無しになってしまいます。やはりお洒落に見せたいという観点からシルエットは最重要なファクターと言って過言ではありません。

と言うことで今回は、日本人体型の特徴に合わせてリーバイス501をモディファイして美しいシルエットを提供してくれるリゾルト710について書いていきます。この記事を書きながら、私も欲しくなったことは言うまでもありません笑。

 

 

 

 

 

 

 

エバーグリーンなシルエットのリーバイス501

皆さんもご存知の通り、「XX」と呼ばれる時代のリーバイス501は作業着として作られていたので、膝下ストレートのいわゆる野暮ったいシルエットでした。それが1960年代に入ってからデニムパンツがファッションアイテムとして認知され始めてシルエットも変化していきます。

1966〜1975年に作られたリーバイス501はbigEや66前期と呼ばれたモデルが作られた時代ですが、その頃に膝下テーパードストレートの501が誕生しました。

1枚目の画像が70sの501BigEと66モデルで2枚目が90sの501ブラックになりますが、どれもシルエットはほぼ変わらないことが分かります。そう、実は70sの頃にリーバイス501のシルエットが完成されたことになります。

そして、そのシルエットは珠玉の出来で、膝がでてもO脚がそこまで気にならない設計になっており、ファッションアイテムとして他の服と合わせやすいのです。

 

 

 

 

 

66モデルのシルエットをモディファイした710

日本には数多くのレプリカブランドがありますが、そのほとんどがXX時代のリーバイス501を意識して作られたモデルをメイン商品として扱っております。もちろん現在のリゾルトでもXXモデルとして711を展開していますが、中心となるのはテーパードシルエットの710になります。

そのリゾルトのデザイナーである林さんですが、1990年代中盤に発生したレプリカデニムブームの頃はドゥニームで働かれていたのは有名な話です。しかもその頃のドゥニームは超絶人気があり、代官山のドゥニームからXXモデルが瞬間で完売になるほどでした!

そんなカリスマデザイナーの林さんが立ち上げたデニムブランドがリゾルトで、平坦なヒップの日本人に合うパターンとリーバイス501の66モデルをイメージしたテーパードシルエットが美しい710を製作されました。そしてファッション好きの方々から支持されております。

あのリスペクトするアレッサンドロ スクァルツィ氏もリゾルトのホワイトデニムを愛用されてます(写真右)。また林さんの穿かれるリゾルトのシルエットが本当に綺麗で、近代的なファッションに合わせやすそうです。

 

 

 

 

 

XXレプリカのように穿き込む系ではない

また日本に数多く生息するリゾルト愛好家のinstagramを拝見すると、皆さん楽しんでガンガン洗濯されてます!そして今や林さんが定着させた「表向きのまま乾燥機でブン回す」儀式で赤耳のアタリやカッパリングの成長を楽しんでいるのです。

これは他のレプリカブランドとは一線を画する提案で、リアルなアメリカ人のライフスタイルに沿ったデニムとの付き合い方なのかもしれません。今まで定番とされていた、洗わないで穿き続けてメリハリがついたヒゲ落ちを目指す通称「根性穿き」と対極をなす育て方です。

これは趣味の世界なので、どちらが正解という訳ではなく完全に好みで選ぶものです。もし筆者がリゾルトを購入したらアメリカ人的なデニムとの付き合い方を真似してみたい気分です🇺🇸

 

 

 

 

 

レギュラーみたいなブルーの色落ちを楽しむ

ブログやinstagramを拝見していると、どうやら他のレプリカブランドのようなメリハリのあるタテ落ち系の生地ではなさそうです。どちらかと言うと、綺麗なブルーに色落ちする過程を楽しむ生地なのかと推察します。

私の所有することフルカウントは10回以上洗っていますが、未だに「紺色」のままで、インディゴが落ちづらくメリハリのある色落ちになるよう設計されています。

またリゾルトのデニムは毛羽立ちの激しさもリーバイス501を再現しているそうで、購入当初はかなりモッサリした印象になるみたいですが、逆に501をデッドストックから下ろして穿いてる気分が味わえそう👌

しかも革パッチではなく紙パッチなのもBigE以降のリーバイス501っぽく見えるので、余計気分が上がります。

 

 

 

 

 

気になるドメブラ③リゾルトのまとめ

と言うことで日本人の体型に合わせて作られたリゾルト710について書いてきました。私は約5年前にアメカジ古着ファッションに戻ってきましたが、リゾルトに関してはクラシコ系ファッション時代から気になっていたデニムブランドでもあります。

その理由は日本人が穿いても美しく見えるシルエットにとことん拘っている点に尽きます!我々ヴィンテージ古着愛好家が憧れる501XXの色落ちやディテールを追い求める他のレプリカブランドとは方向性が全く違うので、リゾルトは唯一無二のポジションを得ています。

この記事を書いた2019年当時はテーパードシルエットの710に強く関心を持っていました。しかし太めパンツがトレンドの2022年現在では、501XX(503BXXがベースみたいです)を日本人体型にモディファイしたリゾルト711というモデルに興味を抱いております。

また可能であれば林さんがフィッティングしてくださるフェアの日に買いに行ってみたいですが、こんなコロナのご時世なのでサイズ交換のできるインターネット通販でも問題ないかと考えるようになりました。以上です!

 

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