サイトアイコン クラシコブログ

ブルックスブラザーズの金ボタン紺ブレザー「ミラノフィット」を購入

元セレクトショップスタッフに感化される

最近古着仲間として参加されたカトー氏ですが、前々回の記事で書いた通りとてもオシャレな方です。ドレスアイテムと古着をバランスよく纏めたスタイリングはマジでカッコいい!

そんな内容だからなのか、カトー氏との古着屋巡りの記事はアクセス数も高く、読者さんの関心が高いことが判明。やはり我々アラフォーオヤジ世代はどこかにドレス感を持たせて大人の節度を保ちたいところ。

そんな大人コーデの基本に立ち返られせてくれたカトー氏より、「一緒にブルックスブラザーズの金ボタン紺ブレを買いませんか?」と突然の提案が!?

 

 

 

 

 

右:ビームスF別注ラルディーニ
左:スティレ ラティーノ

金ボタンの紺ブレか…。過去を振り返ってみると、ジャケットを最後に購入したのは3年前に高円寺のサファリ3号店で見つけたスティレ ラティーノのグレンチェックJKT(もちろん中古w)です。

さらに新品のジャケット購入歴を振り返ると、BEAMS F別注ラルディーニのブークレJKT(懐かしい!)が最後の購入ですから、かれこれ丸5年も遡ります😂

さすがに今はチェック柄のジャケットを休日に着ようとは思いませんが、改めて画像を見てみるとテーラードジャケットとデニムパンツの相性が良いことが分かります。

 

 

 

 

 

出典:東京ジェンツ(私の画像)

またアメカジオヤジである私ですが、ジャケパンスタイル用に定番のネイビージャケット(ベルベスト謹製)を一着だけ所有しています。

このジャケットは燻んだ銀ボタンに替えて楽しんでますが、当時トレンドだった金ボタンに対し自分の中で抵抗感がハンパなかったので銀ボタンをチョイスしたのを思い出します😅

しかし時は経ち、世間ではアメトラやフレンチアイビーが復権し金ボタンが定着しつつある今、改めてチャレンジしてみても良いかな〜?と思いカトーさんのお誘いに乗ることにしました。

 

 

 

 

 

 

 

3点購入20%OFF期間中にゲット

実は恥ずかしながら私、ブルックスブラザーズでお買い物したことがないんです。何せ定番アイテムのボタンダウンシャツはラルフローレン派だったもんですから🏇

と言うことでカトーさんとブルックスブラザーズの店舗へ突撃訪問。久しぶりにデパートに来ましたが、コロナの影響とインターネット購入の普及により土日でもお客さんはまばらで閑古鳥が鳴いてます…。

そもそもアメリカ本土のブルックスブラザーズはコロナ禍で倒産しちゃいましたもんね😭

 

 

 

 

 

実は訪問前にカトーさんが「今なら3点購入すれば20%OFFの期間中なんですよ!」と、既にお得情報をゲット済みなのはさすが元業界人ですね笑。

ただし定番アイテムの金ボタンブレザーが20%OFF対象かどうか分からなかったので、お店に入るなりスタッフに確認。「もちろん紺ブレも対象です!」と言われ胸を撫で下ろすセコい二人でした😂

さらに詳しくお伝えすると、実はハンカチやソックスのような小物でも3点購入すれば20%OFFになるようなので、もしブルックスブラザーズの紺ブレが欲しくなった方は次のキャンペーンを狙うのもアリかと思います。

 

 

 

 

 

 

定番シルエット「マディソンフィット」

我々二人は他の商品には一切目もくれずブレザーコーナーへ真っしぐらに向かいます。まず初めに気付いたのが「モデルによって袖ボタンの数が違う」という点です。

ブルックスブラザーズの紺ブレには3つのシルエットがあり、太い順にマディソン→リージェント→ミラノとなります。その中でも昔から続く元祖のシルエットがマディソンです。

この定番モデルのマディソンですが、フロントにダーツが入らずウエストのシェイプもほとんどないボックスシルエットのおかげで、誰にでも似合うのがウリとのこと。

 

 

 

 

 

またモデルによってボタンの数が違う点ですが、当時アイビーの間で「フロントボタン数+片袖のボタン数=5個」という暗黙の?ルールがあったようです。

段返り3つボタンのマディソンは袖ボタンが2つになるのはルールから納得しますが、リージェントの袖ボタンが4つなのは謎…足したら6個になりますから笑。

そんなことは気にせず、そそくさとマディソンを試着するカトーさん。さすが元セレクトショップスタッフ、一発でサイズ感を確認し「これにします!」と即決するじゃありませんか😳

ここから私の長〜い「お悩みタイム」が始まるとは知らずに…。

 

 

 

 

 

サイズ選びが難しいボックスシルエットJKT

なんだかんだ言っても、私だって元クラシコイタリア系ファッション好きの端くれ。テーラードジャケットに関しては色々なブランドに袖を通してきた経験があるので「マイサイズ」かどうかはすぐに分かるハズ…。

だったのですが、このマディソンフィットに関してはイタリアブランドの感覚が全く当てにならない。ボディがジャストフィットだと感じたサイズ36ですが、これではマディソンの良さが出てないとのこと。

身幅も着丈もこれでちょうど良いのに…と感じていましたが、ブルックスブラザーズのスタッフさんだけでなく同行したカトー氏にも「1サイズ上の方が良い」と言われる始末😂

 

 

 

 

 

 右:マディソンsize37 左:マディソンsize36

二人から1サイズアップを薦められたので渋々試着してみることに。画像からも分かるように、軽く引っ張られていたウエストボタン周りはゆとりが出て着丈も長くなっています。

また後ろから見ると生地にゆとりがある分だけドレープ感が出るのもマディソンらしさのようで、このサイズ感と見た目こそ万人に似合うと言われるド定番のボックスシルエットなんだそうです。

カトーさんは最初からマディソンをゆったり着るイメージを持っていたようですが、このボックスシルエットのジャケットはタイトなクラシコブランドしか着たことがない私が着こなすのは非常にハードルが高いことが判明しました😭

 

 

 

 

 

伝統的ディテールを踏襲するミラノ

出典:ブルックスブラザーズHP

そんなサイズ感で迷っている私にカトーさんから「ミラノフィットを試着してみれば?」との助言が。確かブルックスブラザーズの紺ブレで最も細いモデルだったような…。

雑誌Begin創刊当初からの読者である私は「定番」や「元祖」という言葉にめちゃくちゃ弱く笑、当然紺ブレの元祖モデルであるマディソンフィットでいこうと考えてました。

しかしフィッティングが好みでないモデルを無理して買っても結局着ないままタンスの肥やしになることは、今までの散財の結果から火を見るより明らかです😅

 

 

 

 

 

ではミラノフィットとはどんなモデルなのか?実は着丈と身幅を現代的なフィッティングにモディファイしただけで、ディテールはマディソンフィットと全く同じだとスタッフさんより教えていただきました!

マディソン…すなわちブルックスブラザーズ紺ブレの代表的なディテールは以下の4点(他にもあるけど)ですが、ミラノもこの伝統的な見た目を手に入れられます。

①コバ7mmのミシンステッチ
②センターフックベント
③フラップ&パッチポケット
④トータル5個の金ボタン

もちろんフロントにダーツが入っていないのでウエストシェイプもイタリアブランドのようにキツくないですが、身幅自体を見直しているのでマディソンのように緩く感じない設計のようです。

 

 

 

 

 

マディソンフィットvsミラノフィット

カトーさんに薦められるがままミラノフィットsize37を試着してみました。もうね、一言で表現するならシンデレラフィットです!なので他のsizeを試す必要がありません。

袖丈は足りませんが(その後1.5cm出してもらいました)、ミラノフィットは着丈も身幅もクラシコ系ブランドから乗り換えて違和感のないフィッティングです。

ただしブルックスブラザーズの紺ブレは薄い肩パットが入っているので、イタリアのマニカカミーチャ(アンコン仕立て)に慣れている方だとちょっと構築的に感じると思います。

ちなみに今回登場していないリージェントフィットはマディソンやミラノより肩が張った作りになっているとのこと。コンテンポラリーでカチッとした作りが好きな方にオススメのモデルだそうです。

 

 

 

 

 

右:ミラノフィットsize37
左:マディソンフィットsize36

実はマディソンとミラノを試着した日が違う為、合わせている服の違いが影響して両者の差が分かりづらいですがお許しください🙏

上の画像は身長178cm/体重65kgの筆者がマディソン36とミラノ37を着比べていますが、試着した感想としてはどちらも大して変わらない印象でした。

しかしブルックスブラザーズHPに記載されている両モデルの数値は以下の通りで、実際はマディソンより1サイズ上げてもミラノの方が約2cmも着丈が短いんです。

さらに大して変わらない印象だった身幅(ウエスト周り)も着丈と同じように1サイズ上げてもウエストが2cm近く細いことが判明しました。こうして以下の数値を見ると、ミラノがクラシコ系ブランドのジャケットに近いディメンションなのが良く分かります。

 

【着丈】
マディソンsize36→73.7cm
ミラノ  size37→71.8cm
【身幅】
マディソンsize36→93.6cm
ミラノ  size37→91.8cm

 

 

 

 

 


右:ミラノフィットsize37
左:マディソンフィットsize37

さらにマディソンとミラノを比較してみましたが、同じsize37なのにフィッティングに1サイズ程度の違いを感じますし、一回試着しただけで別ラインのジャケットだとハッキリ分かるほどです😳

実はマディソンsize36と37の着丈差は0.3cmしかないのに対し身幅は3cm近く大きくなるので、実際に着るとゆったりしている影響で着丈が長いと錯覚します。

もちろんどちらが良い悪いではなく好みの問題なんですが、クラシコ系ブランドに慣れ親しんだ私には王道アメトラスタイルのマディソンより現代的にモディファイされたミラノの方が感覚的に合っただけです😌

 

【着丈】
マディソンsize37→74.0cm
ミラノ  size37→71.8cm
【身幅】
マディソンsize37→96.2cm
ミラノ  size37→91.8cm

 

 

 

 

 

 

ブルックスブラザーズ金ボタン紺ブレまとめ

と言うことで今回は元セレクトショップスタッフだったカトーさんの影響をもろに受けて購入した、ブルックスブラザーズの金ボタン紺ブレザーについてお届けしてきました。

この紺ブレのド定番モデルはマディソンですし、ほとんどのブロガーや著名なユーチューバーもマディソンを選んでいるので、基本的にはそちらを選んでおけば間違いないと思います。

ただしファッションスキルがそこまで高くない私のような方や、クラシコ系ファッションを通ってきた方には積極的にミラノフィットをオススメします。ラルディーニやタリアトーレに近い感覚で着られますよ🤗

 

 

 

 

 

左:ミラノsize37、右:マディソンsize36

またミラノは伝統的なディテールはそのままにフィッティングのみ現代的にアップデートしているので、マディソンと同じアメトラの雰囲気だけでなく着こなしやすさも手に入れられるのが魅力です🇺🇸

ちなみに写真上は筆者が着るミラノフィットの方がカトーさんのマディソンより1つ上のサイズを選んでますが、筆者の方が逆に小さく見えるほどミラノのパターンがコンパクトになっているのが分かります。

実はまだ袖出しのお直しから戻ってきてないので、手元に届いたら金ボタン紺ブレのコーデを纏める予定ですのでお楽しみに。まぁコロナ禍なのでジャケットを着て出掛ける機会なんて無いんですけどね笑。以上です!

 

モバイルバージョンを終了