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ヤフオクで競り勝ったリーバイス501 BigE Sタイプ、濃い目の一本(2020年1月の話)

ヤフオクの入札バトルに負けた朝…

いきなり本題からズレますが、実は昨夜ヤフオクで狙っていたアイテムがあったのです。まさか入札バトルになるとは思わず、最低価格+1,000円で入札しておき、お酒を飲んで寝てしまいました。そして今朝起きてヤフオク見たら愕然…。

余裕で負けてました笑

このヤフオクのオークションシステム、出品終了時刻まで見続けないといけないのが本当に一苦労。即購入できるメルカリがヤフオクに取って代わり台頭した理由がよく分かります。

そんなヤフオクで負けた今朝思い出しましたよ、昨年夏にヤフオクで競り勝ったアイテムがあるってことを!それがお題のリーバイス501BigE Sタイプ、濃い目の一本です。

 

 

 

 

 

50以上の入札バトルに競り勝った一本

見てください、これが50件以上の入札バトルに競り勝った501BigEのSタイプです。最近では色が濃くコンディションの良い個体が枯渇しており、その中でもゴールデンサイズはなかなか出てきません。

こちらの個体は紙パッチが完全に残っている上、実寸も標準的な日本人サイズだったので、ライバルも多く入札数が増えるのも仕方ありません。ちなみに入札バトルの結果、私が落札した価格は10万円台前半でした(2020年1月の話です)。

2022年現在でこれだけ濃紺なSタイプですと相場は35〜40万円してしまいますので、いかにここ2〜3年でリーバイスのヴィンテージデニムの価格が跳ね上がったのかが良く分かります。

 

 

 

 

 

501bigEタイプ物のディテールチェック

まず初めにbigEの最初期モデルである通称タイプ物の製造時期ですが、501XXの最終モデルが1966年まで作られている事からおそらく1967〜1970年の約4年間の間のみタイプ物が作られたという説が有力です。

このタイプ物は個体差はありますが、コインポケット裏の赤耳(画像1枚目)やウエスト裏がシングルステッチの通称フロントVステッチ(画像2枚目)と、501XX時代のディテールを踏襲しています。

幸い私が落札した個体には両方のディテールを装備していましたが、最初期モデルのみに見られるディテールであるフロントフライ下部にあるカンヌキがズレる通称ズレカンではないので、おそらく1970年前後の個体ではないかと推測します。

 

 

 

 

 

こちらはヒップポケットを拡大した画像になりますが、当然ながら赤タブはbigEになります。また画像では分かりづらいと思いますが、アーキュエイトステッチはスパン糸でポケット縁に綿糸を使用しています。

このスパン糸は摩耗に強いポリエステル製の糸なので、よっぽど擦れない限りほつれることはありません。なので残念ながら501XXのように、ポケットのステッチが解れて濃いデニムが顔を出して描かれるアーキュエイトを見ることはできません。

ただしタイプ物の中でもズレカンのディテールを持つbigE最初期の個体ですと、ポケットのステッチはオール綿糸なのでXXに近い雰囲気を味わえます(画像2枚目)。

 

 

 

 

 

濃いBigEは意外と野暮ったい色味

左:リーバイス501BigE Sタイプ
右:フルカウント1101(14ヵ月着用)

Sタイプの野暮ったい色味をお伝えする為に、手持ちのフルカウント1101と比較してみました。

このフルカウント、休日のみ着用・5回穿いたら洗うルーティンで1年ちょっと経ちましたが、何気に綺麗なヒゲ落ちに育っています。

こうして比べてみると、フルカウントはXXを意識した紺色の色味ですが、Sタイプは青っぽい色味に見えます。

 

 

 

 

 

フルカウントに続き、手持ちの501・66モデルとも比べてみましたが、縦オチのシャープさは66モデルの方が一枚上手だと感じました。

一方でSタイプはXXほどではないですが、粒感のあるザラついた色落ちをしています(個人的見解)。

またシルエットはSタイプの方が腰回り〜ワタリにかけてゆとりがあり、悪く言うと「モンペ」っぽくて野暮ったいです(写真下)。

縦オチのシャープさとシルエットの良さ…改めて66モデルが支持される理由が分かります。

 

 

 

 

 

 

 

色味はリゾルトとほぼ変わりなし!?

こちらinstagramよりお借りしたリゾルトの画像ですが、改めて今回購入した色濃い目のSタイプと比べると…

青味がかったデニムの色合いや毛羽立った生地の雰囲気など、リゾルトが60〜70sリーバイスをかなりの精度で再現しています!

わざわざ高値で濃い目のBigEやデッドストックの66モデルを買わなくても、リゾルトを穿き込めばオリジナルに近い雰囲気の自分だけの一本が作れるのでは?と感じました。

 

 

 

 

 

ヤフオクで競り勝った濃紺Sタイプまとめ

と言うことで今回はヤフオクで競り勝ったリーバイス501bigE Sタイプの濃紺な個体について書いてきました。色2022年現在でこのレベルに濃いゴールデンサイズのbigEを狙うなら、残念ながら25万円以上の出費は覚悟しなくてはなりません。。

もしそれだけの出費が無理であれば(普通の人は無理でしょw)、60〜70sリーバイスの雰囲気をリアルに再現したリゾルトを選ぶことをオススメします。毛羽立ちやもっさりした色落ちなど、当時のリーバイスの雰囲気を楽しめると思います🇺🇸

実は今回ご紹介したSタイプはもったいなくてまだ一回も穿いてないので、貧乏性の私には高価なヴィンテージデニムは合わないのかも笑。そう考えると気軽に穿き込めるリゾルトはとても魅力的な選択肢かもしれません。以上です!

 

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