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リーバイスのヴィンテージデニム、初購入するならどのモデルがオススメか?

ヴィンテージデニムのMIXスタイルが定番に

ここ数年ファッションのカジュアル化が進んだことでアメカジ古着が注目されています。その中でもリーバイスのヴィンテージデニム人気がうなぎ登りで、第一次古着ブームを経験している我々アラフォー、アラフィフ世代から見ても異常な高騰ぶりです…。

しかしリーバイスのヴィンテージデニムジャケットは非常に魅力的で、Tシャツの上に羽織ってウールパンツを合わせるだけでカッコよく見えるから不思議です。特に506XXこと1stモデルはバックルバックが付いた後ろ姿を含めるとずば抜けてカッコ良い、と古着好きならみんな思っているはずです!

しかし現在では色が薄めの個体(画像上)でもサイズ40オーバーの1stは40万円以上の値が付くので、おいそれとオススメする訳にいきません。。更に1st人気に便乗して2ndや3rdモデルも見る見るうちに高騰してしまい、完全に適正価格を飛び超えていきました💸

 

 

 

 

 

その点デニムパンツに目を向けると、確かに以前に比べると高騰してるもののデニムジャケットに比べれば手を伸ばせば買える価格帯に収まっています。なので私個人としても非常に注目してますし、今のうちに購入しておかないと買えなくなると予想してます。

またヴィンテージのデニムパンツはデニムジャケット同様に、ドレス系アイテムと合わせると洒落て見えるだけでなく熟れて見えるので、我々オヤジ世代のコーデの強い味方になってくれると思います!

と言うことで今回はヴィンテージのデニムパンツ、特にヴィンテージリーバイスに絞ってオススメのモデルや年代について書いていきます。ちなみに私は現在USA製リーバイス以外のデニムパンツを一本も所有してないですし、今後も穿くことはないほど惚れ込んでます👖

 

 

 

 

 

 

 

資産価値で選ぶなら40sの501XX革パッチ

最初のモデルは資産として購入をオススメするなら40〜50s初期のリーバイス501XX革パッチの47モデルと53モデルになるでしょう。この個体ごとに形が変わるアーキュエイトステッチや、ザラっとした色落ちが魅力のXX生地がたまりません🤤

501XXの各種ディテールは色々なこれまでに雑誌やYouTubeで語り尽くされているので割愛しますが、パッチが欠損しててもヒップポケット裏に隠しリベット(画像中)があればXXだと確定できます。

また近年で特に人気が高いのが歴代リーバイス501の中で最も完成度が高いと言われている47モデルでしょう。私も一本だけ所有してますが、シルエットや色味はもちろん、長いサイドステッチ(画像下の左側)を部屋で眺めてはウットリしています笑。

 

 

 

 

 

この501XXはパイプドステムと呼ばれる太ももから裾にかけて極太で土管のようなシルエットなので、あまりドレス系アイテムとの相性は良くありません。。やはり王道のアメカジスタイルに合わせると501XXの良さが生きてくるかと思います!

また501XXの気になる相場ですは、色残りによって変わってきますがゴールデンサイズかつノーダメージの個体で20〜40万円になります。ちょっと普段穿きするには躊躇する値段ですよね…。なのであくまで資産やコレクションとして購入することをオススメします😅

ちなみに私の501XXは2本とも10万円台で購入したのであまり気を遣わずに穿いてますが、もし40万円とか高額を叩いていたらクローゼットに入れたままで鑑賞用デニムになっていたことでしょう笑。

 

 

 

 

 

ヴィンテージリーバイスの王道BigEモデル

続いてはヴィンテージリーバイスの代名詞的なディテールである赤タブのEが大文字の通称BigEモデルになります。相場が20万円オーバーの501XXまでは手が出せない方は、このBigE狙ってみてはいかがでしょうか。

かく言う私も、所有するヴィンテージリーバイス(ここでは66前期モデルまで)のデニムパンツの中で、実はBigEモデルが最も多かったりします。その理由はタマ数の多く見つけやすいのと金額のバランスが取れているからなんです。

更に通称「タイプ物」と呼ばれるBigEの初期モデルになると、コインポケットに赤耳が使われていたりイエローステッチが多用されていたりと、501XX時代のディテールを味わえます。しかし残念ながらタイプ物はレアな上にXXに近い相場なので、ちょっと手を出しづらいですね😅

 

 

 

 

 

60sに入るとデニムパンツは作業着→ファッションアイテムとして認識されていき、50sまで作業着然とした極太ストレートのシルエットだった501が60sのBigEモデルの頃になると現在の501に近いテーパードストレートに変更されます。

この膝から裾にかけてテーパーしたシルエットになることで、501XXでは似合わなかったドレス系アイテムとも相性バッチリになりました。私もBigEモデルには紺ブレやスーツ用革靴などドレス系アイテムを合わせたコーデを楽しんでいます。

ちなみに気になるBigEモデルの価格帯は、色落ちした個体(画像上)で8〜10万円、濃い目の個体(画像下)になると15〜20万円が現在の古着屋の相場でしょうか。個人的には色落ちした個体の方が色々なアイテムに合わせやすいし手が出せる価格帯なのでオススメです🤗

 

 

 

 

 

最後のヴィンテージと呼ばれた66・シングル

続いてご紹介するのは1973〜1976年のわずか3年間のみ製造された通称66前期やシングルと呼ばれるモデルになります。実はBigEモデルは1966〜1972年まで6年間も作られていたので、タマ数としては66前期やシングルの方が少なかったりします。

ちなみに66前期とシングルの違いは、501の場合は66と呼ばれ502や505の場合はシングルと呼ばれるのが定説となってます。そもそも「66とはトップボタン裏の数字が6だから」という間違った説が広まって定着したネーミングですから笑(本当の理由は紙フラッシャーの年号表記が1966年だから)。

実は66前期及びシングルは非常にお買い得なモデルで、色落ちや赤耳などのディテールはBigEモデルとほぼ同じなのに赤タブがスモールeなだけで3割ほど安く買えるから美味しいです!私はBigEと66シングルの両方を所有してますが、ハッキリ言ってどちらもほとんど変わりません😅

 

 

 

 

 

シルエットに関してはヴィンテージ品なので個体差はあるものの、やはり66前期(画像上)の方がBigEモデルより全体的に細いと感じます。クラシコファッション時代ならちょうど良いシルエットですが、今のトレンドから見ると少しタイト過ぎるかもしれません。

その点、502シングル(画像下)は50166前期に比べるとワタリ〜裾にかけてゆったりしたシルエットなので、今穿くなら502の方がしっくりくるでしょう。とは言え502は古着屋でも中々お目にかかれないレアモデルなので、マイサイズを見つけたら即買いをオススメします🤗

そして66前期及びシングルモデルの相場は、色落ちした個体で5〜7万円、濃い目でも8〜12万円程度とBigEモデルに比べると非常に現実的な価格帯で購入できます!個人的にはヴィンテージリーバイス入門編として66前期を一本目にするのがベストチョイスだと考えます。

 

 

 

 

 

個人的にオススメしたいのは雰囲気系デニム

最後に私がオススメしたいヴィンテージリーバイスは、モデルや年代に関わらずダメージの入ったデニムパンツがかなりお買い得なので協力にプッシュしたいです。例えば画像上で穿いているのは501BigE初期のタイプ物になりますが、実は18,000円くらいで購入しています!

流石にここまでダメージとリペアが入った個体を我々オヤジが穿くとリアル浮浪者になるリスクが高いので、ヴィンテージリーバイスの一本目にするなら膝にリペアが入る程度の66前期かBigEを5万円以内で購入するのが、出費も抑えられた上にヴィンテージの雰囲気も楽しめるので美味しいと思います。

逆に我々アラフォー&アラフィフ世代が通った第一次古着ブームの頃は、ミントコンディションよりヒゲ落ちの個体やダメージの入った個体の方が断然人気でした。今のヴィンテージブームは投資や資産としてデニムを扱っているので、ダメージデニムは全く相手にされていません。

 

 

 

 

 

出典:ヤフオク!

実はダメージの入ったデニムは25年前の第一次古着ブームの時代に比べても大した値上がりをしていないので、今でもサラリーマンのお小遣いを貯めれば買えるレベルの価格帯なんです。

実際にヤフオクで軽く「501 66前期」や「501BigE」で検索すると、3万円台からダメージの入った雰囲気系の個体がゴロゴロ転がっています。これがノーダメージなら確実に8〜10万円以上はします。。

もしダメージが気になるようであれば、デニムリペアの達人がいらっしゃる渋谷の古着屋OKIDOKIに依頼すれば跡がほとんど分からない超絶綺麗なリペアをしてくれます。ちなみに私のヴィンテージデニムは全てOKIDOKIにお任せしてるほど信頼してます!

 

 

 

 

 

初購入すべきヴィンテージリーバイスまとめ

と言うことで「リーバイスのヴィンテージデニム、初購入するならどのモデルがオススメか?」についての内容にしたのは、実は最近この手の相談をよく受けていたので書いてみました。

本当であればヴィンテージデニム愛好家としては即答で「501XXでしょ!」と言いたいところですが、現在の高騰ぶりを見ていると簡単にオススメできないのが本音です。。参考までに私が狙っている501XXは30万円弱します(2022年1月時点)。

もちろん私は頭のネジが外れているヴィンテージデニム愛好家なので30万円でも検討しますが笑、少しヴィンテージに興味がある位の方にはオススメしませんし、何なら値崩れの少ない高級時計の資金に回すことを積極的にオススメするかと思います。

 

 

 

 

 

そして私がオススメするのは、まだ手が出しやすい501BigEか66前期の軽くダメージが入った個体をなるべく安く購入することです。もちろんオヤジが穿くのでノーダメージの方が良いという方は、予算を10万円前後まで引き上げる必要があります。

私は基本的に「所詮ジーパン」だと思っているので穿くことを前提に購入していますが、デニムに10万円を出したことがない方は穿くことに躊躇する可能性が高いです笑。なので最初の一本目は3〜5万円で買える軽くダメージの入ったデニムパンツが気軽に穿けるのでオススメです!

ヴィンテージリーバイスのデニムパンツをお探しの方は、是非自分に合った一本を探してみてください。実は古着屋やヤフオクなどで自分好みの一本を探している時が一番楽しかったりします🤗

 

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