サイトアイコン クラシコブログ

人気の兆しあり、USA製リーバイス501「ブラックデニム」

古着屋でも注目のアイテム

以前より当ブログの読者さんから「ブラックデニムについて記事を書いてほしい!」と依頼がありましたので、今回は80年代〜2003年の間に製造されたUSA製リーバイス501のブラックデニムについてご紹介します。

ここ数年、90sのUSA製リーバイスが若者の間でとても人気があります。我々ヴィンテージデニム好きのオッサンから見たら「あんなタテ落ちしない501レギュラーのどこが良いのか…」なんて思ってました。

しかし人間とはワガママな生き物で、ヴィンテージデニムばかりだと正直飽きてきてしまいます。そこで私も昨年90sのUSA製501に手を出したんですが、ダマ落ちと呼ばれる90sならではの色落ちがとても新鮮で思わずハマってしまいました笑😅

そんなUSA製501レギュラーですが、ブルーデニムだけでなく今ではブラックデニムも注目されています。先日の古着屋巡りでも、行きつけの古着屋でもブラックデニムコーナーを作っているくらいですので、今後更に注目されていくでしょう。

 

 

 

 

 

先染めブラックと後染めブラックの2種類あり

当ブログの読者の方はご存知かと思いますが、ブラックデニムには先染めと後染めの2種類があります。見分け方は簡単で、デニムを裏返して黒っぽければ後染め、灰色なら先染めです。

では写真上のブラックデニムはどちらでしょうか? 正解は先染めです。本当は裏返した画像をお見せしたかったのですが、読者の方より譲ってほしいと依頼があったので旅立っていきました👋

ブラックデニムはブルーデニムと違い、ヒゲ落ちやハチノスが出来づらいことは有名な話ですが、この濃淡のないグレーがかった色落ちこそ先染めブラックデニムの魅力だと感じています。

よってグレーのウールパンツ感覚で使えるので、ブラックデニムだからといってモノトーンコーデにしか使えないってこともありません。この守備範囲の広さが若者に人気が出てきた理由の一つなんでしょう。

 

 

 

 

 

ヤフオクで奇跡のヒゲ落ち個体に遭遇!

古着屋で探してみると分かりますが、ヒゲ落ちブラックデニムは本当に見つかりません。そんな中、ヤフオクで見つけたのが写真上の一本。見事なヒゲ落ちと太もものフェード感はブルーデニムと遜色ありません!

このヒゲ落ちに魅了されただけでなく、ちょうど読者の方に先染めブラックをお譲りしたばかりなのもあって、細かくチェックせずに手を出してしまいました。

題名にも「先染め」と書いてあったので信用しすぎた私のミスなんですが、届いた個体はなんと…

 

 

 

 

 

左:表面 右:裏面

後染めですやん(ToT)

写真上をご覧いただければ分かるかと思いますが、裏面が明らかに黒いです。何なら表面と変わらないくらい黒い…。

何故ここまで先染めに拘っているかと言うと、市場での価値も人気も断然先染めの方が上だからです(2020年にこの記事を書いた時点での話で、2023年現在ではどちらも相場は同じです)。また後染めは色落ちしづらいと言われており、色残りの濃い個体が多い印象です。

しかしこの個体は見た目は先染めと遜色ないし、何よりここまでヒゲ落ちしたブラックデニムを見たことがないので、出品者にクレームや返品をすることなく私のワードローブに加えてやりました。

 

 

 

 

 

アメカジオヤジのブラックデニム大人コーデ

なんだか着こなすのが難しそうなブラックデニムですが、実は合わせるアイテムを選ばない優秀なパンツだったりします。先程書いた通りグレーのスラックス感覚で何にでも合わせられます。

私はミリタリーのトップスに合わせることが多いですが、オリーブグリーンとフェードしたブラックデニムとの相性はバツグンに良いと感じてます。

また意外にもブルーデニムとも相性が良く、上下デニムコーデでも違和感がありません。そう考えると、もしかしたらブルーデニムより守備範囲が広いパンツかもしれません。

 

 

 

 

左:ブラックデニム 右:ウールスラックス

この記事で何度もグレーのスラックス感覚と書きましたが、実際にウールパンツのコーデと比べてみました。

もちろんウールパンツほどのドレス感はありませんが、ブラックデニムもなかなか上品な雰囲気を醸してます。ブルーデニムはリジッドの状態でも色落ちしてもラギッドな雰囲気になりますが、濃淡なく色落ちしたブラックデニムはグレーのカラーパンツのような見た目になるので、とても上品に見えます。

今回私が購入したブラックデニムはヒゲ落ちしている上に濃淡がハッキリ出ているので、残念ながら上品な雰囲気はそこまでありません…。凝り性の私ですから、結局は濃淡のない先染めブラックを買い直していることでしょう笑。

 

 

 

 

 

リーバイス501先染め後染めブラックまとめ

と言うことで今回はリーバイスのブラックデニムについてお届けしました。私は同じウエストサイズの先染めと後染めを所有しましたが、個体差なのか後染めモデルの方がシルエットが緩かったです。

これは先染めが80sの個体で後染めが90sの個体だったので、染め方よりも製造された年代に由来しているかもしれません。また生地の硬さも違いがあって、先染めの方が硬い印象があります(あくまで筆者の私見)。

一昔前であれば市場価値から見てオススメなのは先染めブラックでしたが、2023年現在では後染めブラックも評価されており先・後に関係なく相場は同じになりした。また後染めブラックはヒゲ落ちで良い雰囲気の個体もあるので、こちらの方が好みの方も多くいるかと思います。

最後にブラックデニムの相場は2020年頃は8,000円前後で変えましたが、2023年現在では1.6〜1.8万円まで高騰してしまいました。とは言えまだアンダー2万円で買える上にタマ数も多いので、気になっている方は古着屋で穿き比べて好みの一本を探してみてください。以上です!

 

モバイルバージョンを終了