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完全別注50本限定!masagonia別注KNOTのウエスタンプンターレベルト

パンツインスタイルで注目の細ベルト

我々オヤジが青春時代には「パンツにTシャツをインするなんてマジでダサい」と言われてました。しかし時は流れて2025年、若者たちがオーバーサイズのTシャツをインして着るのが流行ると、あっという間に市民権を獲得。

これは我々もトレンドに乗っかってパンツインのスタイルを取り入れねば!とばかりにチャレンジしてみましたが、初めはちょっと気恥ずかしいものの、すぐに慣れて我が物顔でパンツインスタイルで街を闊歩しております笑。

そうなると気になるのが、コーデにおいて腰回りのワンポイントとなる「ベルト」の存在。今のトレンドだと細めで長いベルトが洒落て見えるので、筆者はユケテンのUSA製細ベルトを愛用していますが、シンプルで綺麗めなデザインが故にラギッド感が足りない…

 

 

 

 

 

そこで思い出したのが10年前に流行ったクラシコ系ファッション時代に、ビームスが別注を掛けたウィリアムのプンターレ付きウエスタンベルト。このベルトを長めサイズを選んで剣先を垂らすスタイルが洒落て見えたので、私も速攻で取り入れたもんなぁ笑。

まだビームスで発売してないかな〜?と一縷の望みをかけてビームスオンラインで検索しましたが、モチのロンで見つかりません。この柔らかく長く垂らせるシンプルなベルトは無いか色々と検索したものの、結果は硬かったり短かったりと、理想のベルトが見つからない。。

そんな中、友人を通して「masagoniaさんオリジナルの完全別注ベルトを作りませんか?」と日本のレザーブランドKNOTさんからお話をいただき、渡りに船と言うことで革からデザインから長さから完全に自分好みの一本を作ることになりました!

 

 

 

 

 

使う革を10種類以上の中から選定

かれこれ1年前、メーカーの方から送られてきた革のスワッチ(切れ端の見本)が送られてきました。艶々とした硬めの革からシボの入った柔らかい革まで色々ありましたが、大量すぎてどれにするか相当迷いました。

その中で最初に気になったのがイギリス製のサドルレザー。使い込むと艶が増して革がしなやかになりそうな予感ですが、今回作りたいベルトは長めの剣先を垂らすスタイルにしたいので、硬めのサドルレザーは却下することに。

実は過去に硬めの革を採用しているアメリカのベルトブランドTORY REATHERのウエスタンベルトを購入したことがありますが、硬すぎて全然垂れないし、そもそも剣先の長さが短いので速攻メルカリ行きになった経験があったりします😭

 

 

 

 

 

10種類以上ある革サンプルの中から見つけたのは、アメリカの革メーカー、ホーウィン社のクロムエクセルレザーがあるじゃないですか!ちなみにクロムエクセルレザーはホーウィン社が100年前に開発した、手作業で鞣したオイルドレザーになります。

またホーウィン社と聞いてパッと思い浮かぶのは未だにUSA製を貫く靴ブランド、オールデンになるかと思います。オールデンと言えばホーウィン社のコードバンが有名ですが、このクロムエクセルレザーを使った靴も有名です。

とは言え大切なのは「剣先が垂れる」ことになるので、長細い革サンプルを持ってみたところ、めっちゃ垂れることが判明しました笑。ウィリアムはイタリアのシボ革でしたが、せっかく別注するので柔らかいホーウィンのUSA製クロムエクセルレザーで決定しました🇺🇸

 

 

 

 

 

 

 

ベルトの幅、厚さ、穴数、剣先の長さ

続いてバックルとプンターレですが、シンプルで長く使い続けられるデザインが良いと考え、定番の放射線パターンにしました。そしてベルトの幅は細めの2.5cmにしたので、今っぽく見えるだけでなく剣先も垂れやすくなっています。

また剣先の垂れやすさを考慮しつつラギッド感のある厚さを検討した結果、3.3〜3.5mmがベストだと判明しました。ちなみに初号機のテストモデルは2.0〜2.3mmにしましたが、垂れやすいのですがペラペラで腰へのホールド感も少なく却下(画像2枚目)。

ちなみにホーウィン社のクロムエクセルレザーは茶芯仕様なので、使っていくうちに茶色が顔を出すエイジングが楽しめます。他社のベルトでも茶芯の革を使った商品がありますが、USA製の茶芯レザーを使ったウエスタンベルトはそう簡単に見つからないと思います。

 

 

 

 

 

続いてベルトの穴の数ですが、実はず〜っと疑問に思っていたのが「なんで5個なんだろう」と言うこと。5穴の場合、キチンと3個目の穴で装着できれば違和感のない見た目になりますが、少し太って2個目の穴になった途端、剣先が短く見えて不恰好に。。

そこで今回の別注ベルトでは、穴を7個にすることで体重の増減で穴の位置が変わっても見た目が悪くならないよう工夫しました。これなら使う穴が4番目じゃなく3番目でも、見た目として短すぎることはありません(太ることを前提に設定してます笑)。

また「剣先の垂らし」をどのくらい長めに設定するのかで頭を悩ませました。他のメーカーの垂らし系ウエスタンベルトをチェックしましたが、長すぎると邪魔だしイケてるのか不明に…。よってウィリアムのベルトを参考にチラッと見えるレベルの長さにしました。

 

 

 

 

 

最も拘ったプンターレ裏面と仕上げ

※ウィリアムのプンターレ裏面

※上:プンターレに沿ってV字に削いだ仕様

今回オリジナルベルトを作る際に最も拘ったのが、実は革の種類よりもプンターレのデザインと裏面の処理だったりします。普通のウエスタンベルトのプンターレ裏面は真っ平な物がほとんどですが、今回は表面と同じデザインを裏面に投入しました。

これでプンターレの裏返ったとしても、放射線状のデザインがチラ見えするので洒落ていると個人的に感じました。ただV字型のプンターレを取り付ける際に一直線で削ぐと、革の表面に直線のシワが入ってしまうことが判明。。

ここはどうしても譲れないと懇願した結果KNOTさんに泣いていただき、プンターレの型に沿ってV字に削いでもらうことでシワも解消し、プンターレのぐらつきも皆無になりました(めちゃくちゃ大変なので限定じゃなきゃやらないとのこと笑)。

 

 

 

 

 

大人のアメカジコーデにハマるベルト

実は試作品を数ヶ月使ってきましたが、あまりにも気に入ったのでInstagramのコーデで「こっそり」と使ってました笑。その一例をご紹介しますが、デニムパンツとの相性はもちろんのこと、ヴィンテージの軍パンとの相性もバッチリです!

またベルト剣先の垂れ具合ですが、ベルトループの位置によって数センチ変わることが判明しました(当たり前か笑)。参考までに178cmウエスト82cmの筆者がMサイズ4個目の穴で着用しておりますが、比較的ベルトループが遠い軍パンでもしっかり垂れます。

実はこのくらいの長さ(画像2枚目の右)だと、もし革が硬い場合は剣先が垂れない可能性があります。しかしオイルがたっぷり含まれて新品時から柔らかいクロムエクセルレザーを使用することで、ある程度の長さがあれば良い感じに垂れてくれます👌

 

 

 

 

 

ではデニムパンツや軍パンのようなアメカジパンツにしか合わせられないかと言うと、実はスラックスをアメカジコーデに合わせる場合には好相性だったりします。もちろんジャケパンやスーツにウエスタンベルトを合わせるのはやり過ぎだと思いますが笑。

このコーデでもお分かりの通り、Tシャツの下あたりにチラッとプンターレが見えており、シンプルなアメカジコーデのワンポイントになっています。オヤジがちょこっとお洒落するならこの程度の長さがベストですし、嫌味なく取り入れられるかと思います。

 

 

 

 

 

 

 

限定50本のみ限界ギリギリ価格で販売

と言うことで今回は人生で初めて完全別注で一から作っていただいた、masagonia別注KNOTのウエスタンベルトについて書いてきました。ちなみに別注品とはいえネームを入れるとダサくなる為、masagoniaの文字は一切入ってないのでご心配なく笑。

カラー展開はブラックの一色のみですが、茶靴に合わせる場合はベルトにくくらせて茶色の裏面を見せるように使えば違和感ないかと思います(画像2枚目)。その使い方をしてもプンターレの裏面も放射線状の刻印が入っているので、表面と同じ雰囲気で使えます。

【サイズ】
S:67.5〜82.5cm
M:72.5〜87.5cm
L:77.5〜92.5cm

 

 

 

 

 

サイズは3サイズ展開ですが、50本分しか革が無いので注文されたサイズに裁断するそうです。またクロムエクセルレザーは柔らかく多少の伸びが生じます。ちなみに最初は3番目の穴がジャストでしたが、3ヶ月使った現在は4番目の穴がジャストになりました。

また画像2枚目は最初のサンプル品になりますが、しっかり梱包された上でこの箱に入って送られてきます。そして気になるお値段は円安&原材料高騰の中ではありますが、原価と人件費をギリギリに設定してもらい税込み19,800円でアンダー2万円を確保しました💴

注文方法はこのリンクからKNOTのホームページに飛んでいただき、そちらのサイトより購入となります。予約は2025年10月15日を予定していますので、茶芯クロムエクセルレザーを使ったこの世で50本だけの大人熟れベルトを是非手に入れてください。以上です!

※受注期間は3週間で、納期は2026年1月6日を予定しております🙇🏻‍♂️

 

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