サイトアイコン クラシコブログ

キムタクが「HERO」で履いたレッドウイング8133スーパーソールのサイズ感とコーデ

雪国の金沢ではブーツが必須アイテム

冬の金沢をナメていたようだ…まさか毎日のようにヒョウやアラレが降ったり、朝起きたら雪が積もってたりするなんて想像もしてなかった。。そして会社の後輩から譲り受けたスコップがこんなに活躍するとは笑、初めての金沢の冬の洗礼を受けております☃️

普段スーツを着て仕事をしていますが、メインローテーションで履いているエドワードグリーンとジョンロブの出番はほぼなく、大半がJMウエストンのゴルフを履いて仕事に行っています。靴好きのお客さんの付き合いでゴルフを買いましたが、雪国のスーツスタイルではゴルフが絶対的エースだと痛感しました。

では休日の足元はどんな靴を履くかというと、スニーカーでは雪でびちょびちょになるし、ローファーだとソックスが濡れて冷たいのよ…。そして金沢の地元民は雪用ブーツを颯爽と履きこなしていますが、アメカジコーデに合うとは言い難いのも事実。

 

 

 

 

 

出典:L.L.Bean Official site

出典:Pinterest

アメカジに合う雨用ブーツとして真っ先に思い出すのが、LLビーンのビーンブーツこと通称「ガムブーツ」になるかと思います。このブーツは1912年に創業者が開発した歴史の長いアイテムで、ゴム製のアッパー下部とソールが一体化しており雨の浸入を完全シャットアウト!

確かにガムブーツは雪国にピッタリの一足なのは間違いないのですが、いかんせんデザインが奇抜なので自身のコーデに落とし込むのは難しいかと。。バブアーと合わせてイギリス紳士風コーデにハマると思いますが、ここまでカチッとしたドレスカジュアルはしないしなぁ。

そこで雨や雪の浸入を許さず大人のアメカジコーデに合うブーツはないか探してみたところ、意外と近い存在で条件に合う一足を発見。それがレッドウイング8133スーパーソールになります。今回は約30年ぶりに購入したスーパーソールモデルのディテールと大人コーデをレビューしていきます。

 

 

 

 

 

衰えることを知らないキムタクの影響力

出典:FOD

当ブログでも5年前に「キムタクがグランメゾン東京で穿いたリーバイス501XXを購入した男」という記事を書きましたが、キムタク効果の影響で5万回を超えるアクセス数を叩き出しました。既に50歳を超えるおじさんの筈なのに、ファッション界における影響力が凄まじい💦

例えばゴローズだとキムタクの組み合わせを神セットと呼んだり、以前愛用していたサブカルチャーの1stタイプデニムジャケットも10万円を超えるプレ値になるほど。最近は限定販売されたLVC506XXEを愛用していますが、こちらもキムタク効果で80万円前後まで高騰。。

その効果は過去に放映されたドラマですら影響力を発揮しており、2014年に13年ぶりに復活したドラマ「HERO」で主人公役のキムタクが履いたレッドウイングのスーパーソールは正規店で完売状態となっています。えっ、もう10年以上前のドラマだよね?キムタク効果ヤバすぎでしょ〜。

 

 

 

 

 

出典:レッドウイング正規店

レッドウイング正規店での購入を諦めた筆者はPayPay経済圏で生活している為、早速Yahooショッピングで検索することに。すると以前3万円前後で購入できたスーパーソールの定価が、いつの間にか4万円弱まで値上がりしてるじゃないの!

後ほど説明しますがスーパーソールは基本ソールの張り替えができないので、使い潰しの靴に4万円も支払うのは戸惑います。。そこでPayPayポイントがMAX22%付与される日を狙って(相変わらずセコいなぁ笑)、実質32,000円弱で購入しました。

ちなみに我々アラフィフオヤジが青春時代に愛用したレッドウイング「アイリッシュセッター」の定価は5万円を超えており、高級ワークブーツの仲間入りです。2025年現在、MADE IN USAのアイテムを手に入れる為には高額を支払う必要があることを再認識しました。

 

 

 

 

 

 

 

8133スーパーソールのディテール

Yahooショッピングで購入したレッドウイング8133スーパーソールが手元に届いたので、早速ディテールをレビューしていきます。まず品番ですが筆者が二十歳の頃に初めてスーパーソールを購入した時と変わらず8133のままで、もちろんUSA製になります。

現行のスーパーソールは8133ブラックのみの展開ですが、30年前は8804オロラセット(赤茶)と8118ラフスエード(サンド)の3色展開でした。またサイドにRED WINGの刻印と共に、ブーツ履き口にソフトパッドが入っているので、キツく紐を絞っても痛くならないのも特徴の一つ。

更にスーパーソールは同デザインのアイリッシュセッターと違い、下部4カ所のハトメと上部3カ所のフックを組み合わせいるので脱ぎ履きがめちゃくちゃ楽なのも特筆すべきポイントになります。やはり全てハトメだと履く時には楽なんですが、緩めるのが面倒くさいですね。。

 

 

 

 

 

そして8133スーパーソールのルックスですが、U字モカ縫いの白ステッチとシルバーのハトメ以外は全てのパーツが黒で統一されており非常にクールに見た目なおかげで、我々オヤジが履いても「コテコテのアメカジおじさん」に見えないのが筆者が選んだ最大の理由になります。

このスーパーソール製法はいわゆるセメント製法とは違い、ファイバー素材を用いたウエルトが付いたアッパーとウレタン素材のソールを圧着する製法となっています。またアッパーとソールが圧着されているおかげで、雪国の金沢で履いても水が靴の中に浸入することはありません!

ただし先述の通りスーパーソール製法は基本的にソール効果ができませんが、通常のクレープソールより3倍ほど耐久性が高いので長く履き続けられます。またソールにOIL RESISTANTと記載されている通り、油などの滑りやすい所でもしっかりグリップしてくれるのも嬉しいですね。

 

 

 

 

 

アイリッシュセッターと同じサイズ感

8133スーパーソールは残念ながらレッドウイング正規店で完売しているので、購入するとしたらネット通販に限られてしまうのが玉に瑕。では試着しないでミスなく購入する為にどうすれば良いか…それはアイリッシュセッターを試着してサイズ感を確かめることで代用できます。

筆者はバイク用にレッドウイングのペコスブーツを3足所有していますが(変態です笑)、どれも同じサイズ9Eです。そして古着屋でたまたま見つけたスーパーソールの個体が9Eだった為試着したところ、ペコスブーツ同様のジャストフィットだったわけです!

実は黒アイリッシュセッターと使われている革(ブラッククロームレザー)と木型は同じで、ソールと製法以外にはシューレースが全部ハトメか上部3カ所がフックの違いしかありません。アイリッシュセッターであれば中古でもタマ数が多いですし、ABCマートでも試着できるのでオススメです🤗

 

 

 

 

 

 

 

アメカジオヤジの黒ブーツを使ったコーデ

ここでは我々アラフィフオヤジがレッドウイングのスーパーソールをコーデする際に気を付けたいポイントをレビューしていきます。このブーツはモカ縫いの白ステッチとシルバーのハトメ以外は全て黒で統一されているので、ドレス感のある革靴感覚で合わせられます。

しかしスーパーソールはボリューム感がある上にラギッド感のあるデザインの為、アメカジ系のパンツを合わせてしまうとコテコテのアメカジになってしまう危険性があることをお伝えしておきます。画像1枚目はリーバイス501bigEを合わせましたが、30年前のアメカジのまんま。。

ではインディゴカラーではなくブラックの501に替えてモノトーンコーデにしたらどうか?と試してみましたが、何色に替えたところでジャストサイズのデニムパンツと合わせた時点で正直ダサいです笑。そこでデニムパンツではなくドレス感のある太めのパンツを合わせてみると…

 

 

 

 

 

想像通り綺麗めな大人のアメカジコーデにハマってくれました。やはり現在のトレンドはトップスもパンツもワイドシルエットが定番となっていますので、スーパーソールにもワイドパンツを合わせた方が今っぽい見た目になります

また一昔前までパンツはノークッションで合わせた方がオシャレに見えましたが、2025年現在ではハーフクッション位のレングスにした方が今っぽく見えるから不思議です。まぁパンツの裾幅も広くなっているので、ノークッションだとヒラヒラしちゃいますし笑😅

更にスーパーソールはヒール高が3cmもある為、履くだけで身長UP&脚長効果が期待できるのも嬉しいポイント。そして現在モノトーンカラーがトレンドですが、黒・白・シルバーで構築された8133は今っぽく履けるブーツであるとレビューを通して確信しました。

 

 

 

 

 

キムタクが履いたレッドウイングまとめ

と言うことで今回は、キムタクがドラマ「HERO」で履いたレッドウイング8133スーパーソールについてレビューしてきました。現在の円安ドル高や資材の高騰もあり4万円まで値上がりしましたが、それでもラフな作りのUSA製を楽しめる魅力的な一足だと感じました🇺🇸

また使われているブラッククロームレザーのお手入れについては、基本的に傷が付かない限りノーメンテで問題ないようです。ただし艶出しをする際に黒のクリームを使うと白ステッチが汚れてしまうので、個人的にはベタベタするミンクオイルではなくサフィールの無色を使用する予定です。

最後に履き心地についてですが、ウレタンソールとセメントで接着したスーパーソール製法のおかげで軽くて柔らかい印象です。なのでブーツ初心者の方や筆者のように30年ぶりにブーツを履こうと考えている方にオススメの一足になります。以上です!

 

 

 

モバイルバージョンを終了