3年9ヶ月穿いた501レギュラーの姿
あれは3年9ヶ月前の2021年11月のこと、ヤフオク!に18,900円で出品されていたリンス(1ウォッシュ)モデルのリーバイス501レギュラーを発見しました。そしてリンスは不人気なのか?筆者以外には誰も入札せず笑、すんなりと落札できました。
そして育て続けること2年のタイミングで良い感じにヒゲ落ちが仕上がってきたので、これ以上穿くのはやめて新しいデニムを育てようと考えていました。しかし欲しいレプリカデニムが中々見つからない中、やむなく501レギュラーを穿き続けていたら大変なことに。で、現在のお姿は…
なんと、3年9ヶ月穿き続けることでバッキバキのヒゲ落ち&メリハリのある理想的な色落ちに成長してしまいました!また「こんなヒゲ落ちになるには穿き込む際の工夫はあるの?」と質問が来そうなので、当記事の後半で書いておきます。
さすがにこのデニムにこれ以上の負荷は掛けられないと考え、重い腰を上げて新たな相棒を探す旅へ向かうことを決めました。と言うことで今回は新たに購入した2サイズアップのリーバイス501レギュラーと、ヒゲ落ちの作り方についてレビューしていきます。
神奈川の名店シーガル鎌倉店で発見!
2025年の夏休みにツーリングで鎌倉へ行った際、久しぶりに大好きな古着屋シーガル鎌倉店に訪問しました。ちなみに前々回はリーバイス70506先染めブラックデニムジャケットを、前回はリーバイス501先染めブラックと連続でリーバイスを購入しています。
シーガル鎌倉店は当ブログの記事にしてしまうほど好きな古着屋で、1990年代に存在したヴィンテージ古着屋の雰囲気を再現している点がたまりません。そしてレジ奥はデッドストックのデニムやバディリー人形が鎮座しており、思わず宝探しの気分になります!
実は今回穿き込んでみようと考えていたデニムはレプリカではなくUSA製のリーバイス517で、ヤフオクかメルカリで良い個体ないかな〜と探していました。そんな中シーガルのデニムコーナーを物色していると、異常に色の濃いデニムを発見。それは…
なんとW33L34の日本人ゴールデンサイズのリーバイス501レギュラーで、しかも2ウォッシュ程度の真っ紺な個体があるじゃないですか!しかもお値段は都内のバカみたいに高騰した相場から比べると、断然手を出しやすい価格設定なのが嬉しいですね😍
しかもこの個体は紙パッチの501の後ろに「xx」が付かないので、筆者が穿き込んだレギュラー最終モデル同様にリンスモデルになります。すなわち実際にはリジッドモデルのW34を1ウォッシュしてW33に縮めた個体になるわけです。
実は単身赴任してから体重が3kgほど増えてしまい、ジャストサイズで穿いていたデニムパンツのお腹がパツパツに…笑。これは自分を甘やかす訳ではないが、最近のルーズシルエットのトレンドを踏まえてサイズアップするのは悪くないはず?と試着してみることに。
2サイズアップで今風シルエットに
今まで穿き込んでいたW31のリーバイス501レギュラーはジャストフィットの為、白Tシャツをインして合わせてしまうと完全に吉田A作コーデになってしまう…笑。その点W33のレギュラーは全体的にゆとりのあるシルエットなのでA作に見えづらいです。
またレングスはパッチ表記通りのオリジナルレングスなので、3〜4cmロールアップして穿きたい今の気分にピッタリの長さです。もう長年やってきた「ちょいロールアップ」は食傷気味なので、今までより太めに折り返して足元にアクセントを付けたいです。
そんな訳でシーガル鎌倉店に3回訪問して、3回連続で90sリーバイスのレギュラー古着を購入しました。また3つとも都内の相場に比べて確実に安かっただけでなくコンディションが良いので、我々オヤジが着ても汚らしく見えないのが大事なポイント!
ちなみに筆者が購入したゴールデンサイズの真っ紺501レギュラーですが、現在3万円台中盤と年々高くなっているレプリカブランドのデニムパンツより数千円安かったのはここだけの話です(ってここだけになってないか笑)🙊
シーガルには藤沢店と鎌倉店がありますが、ヴィンテージ古着は鎌倉店のみの取り扱いとなるそうです。また鎌倉店は非常に広く多くの古着を取り扱っており見応えがあるので、湘南や鎌倉に行く機会のある方は是非一度行ってみてください!
ファーストウォッシュと穿き込み準備
ここでは真っ紺デニムパンツを穿き込み始める為の準備について書いていきます。まず初めにファーストウォッシュですが、この個体はリジッドではなく2回くらい洗われているので、正確にはファーストウォッシュではありません😅
ただ一度自分で手洗いすると何故か「自分のモノ」になった気持ちになるので、丹精込めて手洗いしていきます。なるべく色を落としたくないのでビヨンデックスで洗いたかったのですが、単身赴任先に持ってきてないので仕方なくアクロン(中性洗剤)で。
5分間ほど漬け込んだ後に洗濯水を見てみると、予想していたブルーではなく黄色っぽい汚い色に変色していました(お目汚し申し訳ございません🙇🏻♂️)。この汚れが落ちただけでも洗濯した甲斐がありますし、これから半年間の根性バキの準備になります。
手洗いによる洗濯が終わったら脱水機にかけて、その後デニムパンツを裏返して天日干しします。まだパッカリングが欲しい段階ではないので天日干しにしましたが、半年間の根性バキ後はコインランドリーのガス式乾燥機にかけてガッツリとパッカリング作成予定です。
デニムパンツが乾燥したら裏返しのまま脇割り部分がよれていないかチェックし、よれている部分にアイロンを当ててしっかり開いてやります。そうすることで穿き込んでいった際に赤耳のような線状の色落ちを楽しむことができます。
そしてフィニッシュは裾の処理になりますが、501レギュラーは基本的にシングルステッチで縫われているのでパッカリングが弱め…。そこで筆者はお直し屋さんでチェーンステッチにカスタムしてもらい、ヴィンテージさながらの裾の雰囲気を楽しんでいます!
ヒゲ落ちデニムパンツ最速の作り方
1990年代の学生時代から何本とレプリカデニムや濃紺デニムを穿き込んできましたが、今回の501レギュラー最終モデルが一番多くのヒゲを作ることに成功しました。その理由を考えてみたところ、他のデニムパンツを穿き込む際にやっていなかったことが…。
それが「バイク専用パンツ」として穿き込んだ点になります。皆さんもご存知の通りバイクは常に太ももを上げているので勝手にヒゲが固定されますし、バイクの発進・停車時に必ず足の屈伸動作が入ることで多くのヒゲやハチノスが発生します。
しかしバイクを所有していない方が圧倒的に多いと思いますので、代替え案としてヒゲを育てる為に自転車を漕ぐことをオススメします。もう一つ重要なポイントとしては、ヒゲが安定するまで半年間は洗わずに穿き続けることです(詳細は過去記事を参照)。
参考までに今回穿き込みが完了した501レギュラーですが、糊付けもしてないですし半年後以降は4〜5回穿いて臭くなったら普通に手洗いしただけです。筆者も一度糊付けして穿き込んだ事がありますが、ヒゲが強く出すぎて違和感を覚えたので二度とやりません。
とは言えハチノスに関しては難易度が高く、バイク専用パンツにしていたにも関わらず薄めの線しか付いていません。個人的にはヒゲさえしっかり入ってくれたらハチノスは穿いてる本人には見えないので、あまり気にならないのが本音だったりします。
最後にコインランドリーのガス式乾燥機に入れる際の注意ポイントですが、フロントボタンを外してから乾燥機に入れないとボタン型に色が落ちてしまいます。この股間部分に変な色落ちがあると、変な視線を浴びることになるので要注意です笑😂
新規購入した501レギュラーまとめ
と言うことで今回は今穿いているデニムの2サイズアップで購入したリーバイス501レギュラーと、ヒゲ落ちの育て方についてレビューしてきました。現在ブログを書きながら今回購入したレギュラーを穿いていますが、やっぱりお腹周りが楽で助かります😅
また2サイズ上げてたシルエットは少しゆったりとして見えるので、ボリュームのあるトップスと合わせても違和感がなくなりました。これはバイク用としてだけでなく、街着としても活躍してくれそうな予感があります。
最後にヒゲ落ちの育て方に関しては、バイクや自転車に乗って自然と屈伸運転を増やすことが最短ルートかと考えます。もっと最短を狙いたい方は、健康も兼ねてフィットネスバイクを毎日漕げば自然とスリムな身体とヒゲ落ちの両方が手に入るので検討してみては。以上です!