年々高騰するチャンピオンのリバースウィーブ
立冬も過ぎ、暦の上では冬に突入しましたね。そうなると欲しくなるのが暖かいインナーで、私が昨年くらいから探しているのがチャンピオンのリバースウィーブパーカ。
その中でも特に「目無し」と呼ばれるチャンピオンのCマークが付いてないモデルを探しています。理由はCマークがチャンピオン製だと一目で分かってしまい恥ずかしいから笑。
しかしこの目無しの個体が古着屋のでは中々見つからない…。更にヤフオクやメルカリで見つかったとしても、昨今のリバースウィーブ人気で値段が高騰してます⤴️
いつも昔話ばかりして恐縮ですが、我々アラフォーオヤジが学生時代の頃は染み込みプリントだろうがベタプリントだろうが、チャンピオンのリバースウィーブはスウェットで4,800円、パーカで5,800円が20年前の古着屋の相場でしたからね。
そんな中、2020年の夏に古着屋SUNNY HEARTで見つけたのがネイビーの目無しリバースウィーブパーカ。本当はヘザーグレーを探してましてが、フェードしたネイビーの色目に惹かれ購入。
しかしインナー使いするなら最強のカラーであるヘザーグレーは未だに捕獲できておらず…。行きつけの古着屋「伝説の入荷日」で目付きのヘザーグレーがあったので妥協して買いそうになるほど、目無しの個体が見つかりません😭
もう諦めよう、そう思いながら最近ルーティン化してる夕食後のYouTube視聴タイムに現れたのがGUのヘビーウエイトビッグスウェットパーカーだったのです!
古着系ユーチューバーも高評化している逸品
出典:YouTube
YouTubeは古着・車・音楽のジャンルしか見ませんが、オンデマンド(要求に応じてって意味)に自分の好きな物事について視聴できるので、ここまで流行るのも納得。
そんな11月初めのある日、いつも通り YouTubeを見ていると複数の古着系ユーチューバーの方が「これリバースウィーブ?」という見出して放送されてるのを発見👀
興味津々で番組を見てみると、確かにぱっと見は目無しのリバースウィーブパーカにしか見えません。しかも肌触りも良い上に値段はなんと1,990円(+TAX)と完全にパジャマの価格じゃないですか!
これはめっちゃ気になる、手にとって試着したい…。翌日GUに車を向かわせたのは言うまでもありません笑。
S・M・Lの3サイズを試着してみる
ということで近所のGUにやってきました。店内に入るや否や「ヘビーウエイトパーカーどこだ?」とばかりに一目散でスウェットコーナーへ向かいます👣
このパーカは6色のカラー展開でグレーも2色ありますが、チャンピオンのリバースウィーブの生地に近いのはライトグレーの方になります。
若いお客さんが「ブラックのXLはありませんか?」と店員さんに聞いてましたが、どうやら若者にはビッグサイズが人気の様子。まぁ我々アラフォーオヤジはジャストサイズで着たいので、たっぷり在庫のある小さいサイズから試着できます。
まずはSサイズから試着。ビッグスウェットパーカの名前通り、178cmの筆者がSを着ても違和感のない大きめのフィッティングで、肩も落ちずにピッタリです。
インナー使いするならSの身幅がちょうど良いのですが、写真の通り袖丈が足りずツンツルテン…。そう、このパーカは肩を落として着るのを前提に作られているので、袖丈は短めに設定されてます。
さすがにこれだけ袖丈が足りないと見た目がダサ過ぎるので、Sサイズは却下となりました🙅🏻♂️
続いてMサイズを試着。肩はやや落ちて身幅もゆとりが出てきます。アームホールはリバースウィーブ同様にモモンガの袖のようになってます笑。
しかしMサイズでも袖丈はジャストか気持ち短め…。これは私が手長族なのも原因かと思いますが、このビッグスウェットパーカは袖丈と言うとより裄丈(肩幅の中心〜袖先)が短い設定になってます。
これは売れ筋サイズL〜XXLを着た時にちょうど良い裄丈でパターンを組んでいるからだと推察。逆にSやMは女性や小柄な男性が着ればゆとりのある袖丈になります。
続いてLを試着してみると袖丈は丁度良いのですが、今度はボディサイズが大きく着丈も長過ぎます。しかも裾のリブ部分の周囲も大きいので腰回りで止まりません。
今風の若者がワイドパンツに合わせて着るならコレくらいのボリュームが欲しいところですが、我々アラフォーオヤジが着るにはちょっと大きすぎるかなと…。
と言うことで、袖丈はギリギリの長さながらも身幅や着丈のバランスが最も良かったMサイズをチョイスし、2,000円強とお財布に優しい価格で購入してきました💴
リバースウィーブ酷似なGUパーカーの細部
我が家に連れて帰ってきたヘビーウエイトビッグスウェットパーカMサイズ。2,000円強の価格でどこまで頑張って作られてるのかディテールをチェックしていきたいと思います。
まず肝心の生地感について。肌触りはリバースウィーブのガサガサした裏起毛の肌触り(洗濯後ね)とは違い、ふんわり柔らかい上とても暖かい着心地です。もし着なくなったとしても、冬のパジャマとして良い仕事をしてくれそうです🛌
またセットインスリーブの袖付けやリブの取り付けはリバースウィーブと同じ二本針で縫製されてます。これが簡素化された巻き縫いなんかで縫われてたら雰囲気が台無しなので、その点でGUは頑張ってると思います👍
上:チャンピオンリバースウィーブ
下:GUビッグスウェットパーカ
続いてはフード部分に注文。ドローコードを通すハトメはリバースウィーブ同様ゴールドカラーの鉄パーツを採用。
フードのハトメは首まわりのワンポイントになる重要なパーツであり、見た目がリバースウィーブに見える最大のポイントになります。このパーツにコストを掛けたのはGU製作担当者の功績と言っても過言ではないでしょう👌
ただし細部を見ていくと、フードの取り付けはリバースウィーブの二本針に対してGUは巻き縫いとコストダウンしてるのが見受けられます。だって1,990円だもん、仕方ないですよね。
あとフードのドローコードは「要らない派」の私ですが、ヒモはセンター部分でフードと一緒に縫い付けられているので引き抜けません。仕方ないので飛び出したヒモをハサミで切って見えないようにする予定です✂︎
リバース風な見た目に貢献するサイドのリブ
上:チャンピオンリバースウィーブ
下:GUビッグスウェットパーカ
皆さんご存知の通り、リバースウィーブは生地の本来縦に使う編み生地を横に使う(逆に使う=リバース)ことからその名前が付けられました。
これによりスウェットが縦方向に縮むのを軽減しますが、逆に横方向には縮みが出る為サイドにリブを付けて縮みを軽減させています。
しかし機能面で付けられたサイドリブがリバースウィーブの見た目で最大のポイントとなっており、遠くから見ても一目でそれだと分かります。
ではGUのビッグスウェットパーカのサイドリブを見ていくと、リバースウィーブと同様にボディとサイドリブが四本針で縫製されてます。
袖が二本針でサイドリブが四本針と忠実にリバースウィーブの縫製を再現しており、この部分だけを見たらどっちがチャンピオンでどっちがGUか分からないレベルです。
しかしリブのクオリティは流石にチャンピオンの方が上で、生地の厚さが全然違います。GUはボディこそヘビーウエイトですが、リブの生地は薄く手で引っ張ると簡単に伸びます。
それでも定価1,990円であることを考えれば十分立派な再現レベルですし、このサイドリブが見た目のリバースウィーブ化に大きく貢献してことは間違いありません!
ビッグスウェットパーカの大人コーデ
アウター:USMC P-41HBTジャケット
パンツ:90s levis501後染めブラック
靴:パラブーツBARTHマロンアメリカ
バッグ:US ARMY パーソナルエフェクト
本日撮れたての一枚がこちら。ミリタリーアウターの中にビッグスウェットパーカを着ましたが、オリーブグリーンとフェザーグレーの相性がとても良いので、アラフォーオヤジでも違和感なくパーカを取り入れられます。
またパンツはブラックデニムを使いパーカのフェザーグレーとモノトーンコーデにすることで、全体的なカラーバランスを纏めてみました。あと靴に関しては、本来なら黒の革靴の方が合うと思います。
改めて画像を見てみると、やはりフードのドローコードは邪魔…というか可愛く見えちゃいますね。またMサイズを選んだおかげでリブが腰にしっかりフィットし、パーカの裾がアウターの中で収まってくれるのは高ポイントです👍
アウター:90s LLビーン
パンツ:80s levis501赤耳
靴:パラブーツ ビットデッキシューズ
続いては若者の定番コーデであるロングコートinフーディのスタイリングをアラフォーオヤジが取り入れた画像がこちら。購入して2週間経ってから撮影したので、フードのドローコードはカット済みです笑。
このヘビーウェイトパーカーは地厚な生地のおかげでフードに立体感があるので、首回りの雰囲気はリバースウィーブそのもの!このようにインナーとして着てしまえば、もはやGUなのかチャンピオンなのか即座に見極められないレベルです。
またフードがペッタリ寝てしまっていると見た目が貧相になるので、フードの立体感はスウェットパーカーにとって最重要ポイントになるかと思います。だからこそリバースウィーブが支持されているのでしょう。
高評価なGU版リバースウィーブパーカーまとめ
ということで今回は、古着系ユーチューバーの間で大変評価の高いGUのヘビーウエイトビッグスウェットパーカーを試しに購入してみましたが、彼らが高評価を付けるのも納得の出来の良さでした!
またチャンピオンのリバースウィーブを彷彿とさせるヘビーウエイト生地の質感だけでなく、フードのハトメやサイドリブなど細部まで拘って作られているように感じます。
もちろん低価格ゆえのコスト削減箇所(サイドリブの生地厚や巻き縫い等)も見られましたが、1,990円という激安価格には全く見えないクオリティの高さです。
ちなみに私はもう一着おかわり購入してしまうほど気に入っております。是非皆さんも一度GUの売り場に行ってこのビッグスウェットパーカーをチェックしてみてみたら、欲しくなる可能性大ですよ。以上です!
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