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クラシコファッション仲間と一緒に高円寺の古着屋巡りとオーダーパンツを作ってみた

古着屋巡り

フォロワー3.4万人超えのインフルエンサー

私がアメカジ古着ファッションに戻ってきてから、気が付いたらかれこれ5年近く経過していました。古着に戻ってくる前にハマっていたのは、ブログ名にも使っているクラシコイタリア系のドレススタイルでした。また当時知り合った仲間とは今でも連絡を取り合っており、出会いに感謝しております🙏

そんな彼らも時代の流れには逆らえず、ストリートカジュアルやアウトドア系ファッションなどクラシコ→カジュアルに移行してしまいました。その中で唯一クラシコスタイルを貫いているのが、instagramのフォロワーが3.4万人を超えるインフルエンサーとなったファッショニスタのnaoki氏です!

彼のスタイリングは常にシルエットやサイズ感を現代的にアップデートしているので、古臭く見えるどころか現代版ドレススタイルのお手本のようにイカしてます。特にスラックスのシルエットは時代のトレンドを反映しやすいので、naoki氏のコーデ画像を見て勉強させてもらっています。

 

 

 

 

 

ある日naoki氏から「古着屋でリーバイスのデニムパンツを探したいから付き合ってくれませんか?」との連絡が入りビックリしました。何故ビックリしたかと言うと、彼は休日もクラシコイタリア系ファッションを楽しむほどクラシコ濃度の高い人間だったからなんです笑。

更に「ボクがいつもオーダーで作ってる個人テーラーでパンツ作ってみませんか?」との提案がありました。実はジャブスのパンツを手放してから春夏用のスラックスが一本も無い状態だった上、インフルエンサーのnaoki氏がオーダーしているテーラーなら間違いないだろうと思い作ってみることにしました。

と言うことで今回は、instagramのインフルエンサーnaoki氏と「東の爆買王」ことヴィンテージ古着コレクターkousei氏と3人で高円寺の古着屋巡りをしてnaoki氏初の古着デビューをした後に、個人テーラーでスラックスをオーダーした内容をお届けします。

 

 

 

 

 

古着初心者にオススメなlevis501レギュラー

古着屋巡りをしたのは初夏でしたが、待ち合わせ場所に現れたのはヴィンテージのリーバイス558XX(サードのロング丈)に1プリーツのウールスラックスを合わせたkousei氏とレザーブルゾンにデニムスラックスを合わせたnaoki氏になります。ちなみに当日の私のスタイリングですが、いつも通り全身古着でした笑。

集合の後ランチはラーメン屋でとっととに済ませ、すぐに高円寺の古着屋巡りをスタートします。本来ヴィンテージ古着愛好家の筆者としてはリーバイス501なら66前期をオススメしたいところですが、2022年現在では価格高騰が著しく色落ちした66前期ですら4〜5万円してしまうので簡単に勧められません。。

そこで古着初心者のnaoki氏にオススメしたのが90sのリーバイス501で通称レギュラーと呼ばれるモデルになります(画像2枚目)。このレギュラーは70s後半に作られた66後期や80sの赤耳と呼ばれるモデルと雰囲気がほとんど変わらないだけでなく、タマ数も多くお値段も1万円前後で見つけられます。

 

 

 

 

 

今回naoki氏が501レギュラーを購入したお店は、大量のレギュラー古着をストックしている老舗古着屋のchartになります。クラシコイタリア系のデニムパンツと言えば股上が浅くスリムテーパードなヤコブコーエンやシビリアが思い出されますが、もちろんnaoki氏も愛用者の一人であります。

そんな彼が501レギュラーを試着した感想は、「501の股上が深くもっさりとしたシルエットが新鮮です!」とのことでした。我々アメカジ古着愛好家から見た501レギュラーはほど良くテーパードしたストレートシルエットに感じますが、確かにイタリアブランドに比べたらもっさりしていますね笑。

とは言え現在のトレンドはビッグサイズやゆったりとしたシルエットが主流なので、ピタピタなシルエットのデニムパンツより501レギュラーのようにややゆとりのあるシルエットの方が今っぽく見えます。と言うことでnaoki氏は90sの個体(画像2枚目左)をお買得な7,000円台で購入していました!

 

リーバイス Levi’s 501(R) ’93 REGULAR STRAIGHT ’93 レギュラーストレート BASIL SUBTLE メンズ デニム

 

 

 

 

 

 

ヴィンテージ古着に強いセカスト高円寺店

続いて向かったのはセカンドストリート高円寺店…って古着屋じゃなくてリサイクルショップじゃん、と思ってナメてかかってはいけません。この高円寺店は原宿店と同じように下手な古着屋よりヴィンテージ古着を豊富にストックしているのです。流石は「古着のメッカ」と呼ばれる高円寺の店舗だけはあります。

一昔前はバキバキの濃紺でも3万円台で購入できたリーバイス70505bigEは現在8〜9万円まで高騰してしまいましたが、このセカスト高円寺店に10着位置いてありました。その他にもジャングルファティーグジャケットやチャンピオンのリバースウィーブなど若者に人気のアイテムも大量に置いてありました。

セカスト高円寺店のヴィンテージ古着コーナーで見つけたのが、サイズ36〜38のファーストことリーバイス506XXです。古着屋巡りをされている読者の方ならご存知かと思いますが、ファーストに関しては大人気すぎてヴィンテージ古着屋でもほとんど見かけることがなくなったアイテムになります。

 

 

 

 

 

気になるファーストのお値段は税込み22万円と現在の相場から考えると破格の安さじゃないですか!実は安いなりの理由がありまして、先ず袖口のカフスが507XX用に交換されているのとバックルバックが欠損しています。なのでボタン裏はツープロング仕様ではなく無刻印になっています(画像1枚目の真ん中)。

とは言え22万円は間違いなく激安なので気になって試着してみましたが、178cm/71.5kg(最近コロナ太りしました😅)の筆者には少しタイトでした。しかし170cm前後で痩せ型の方であればジャストサイズかと思いますし、カフス交換やバックルバック欠損は普通に着る分には問題ありません。

この個体がまだ売れ残ってるのか分かりませんが、気になる方は是非セカスト高円寺店までお問い合わせてください。以前の記事でも書きましたが、セカストでは自宅近辺の店舗まで無料でお取り寄せができるシステムがありますので、しっかりと現物のコンディションとサイズ感をチェックしてから買うことができます。

 

 

 

 

 

80sLLビーントートが豊富なサファリ5号店

続いて向かったのは高円寺に5店舗もある委託・買取のヴィンテージショップ「サファリ」になります。それぞれの店舗ごとにテーマが決まっており、ヴィンテージ古着の1号店・ラルフローレンに特化した2号店・ドレス系アイテムと革靴の3号店・ユーロ古着の4号店・ストリートとアウトドアの5号店になります。

今回はnaoki氏だけでなくヴィンテージ古着コレクターkousei氏も同行しているので、1号店もしっかりチェックしました。そこで彼のお眼鏡にかなったのが、長年探していたレア柄のアロハシャツです。残念ながら私はアロハに関しては全く興味がないので、詳細を説明することはできませんが悪しからず。

しかも5万円オーバーと即決するのは迷う価格でしたが、「コンビニ行ってきます!」とあっけなく購入していました笑。参考までにこの日サファリ1号店に置いてあったリーバイス506XXは4着しかなく、どれだけファーストが枯渇しているのかが良く分かります。4年前に買っておいて本当に良かった〜💦

 

 

 

 

 

1号店を後にした我々が向かったのは、高円寺パル商店街と西友の間にあるサファリ4号店です。このお店では過去にLLビーンのデラックストートバッグを購入したことがありますが、高円寺の古着屋の中でヴィンテージのビーントートが一度豊富なお店だと感じています(他にあったら教えてください🙏)。

今回の訪問で見つけて気になったのが、80sレザートートのラージサイズになります(画像2枚目)。このレザートートは横長なキャンバストートと違い、ラージサイズになると縦長に大きくなります。そして人気のあるデザインなので、ヤング&オルセンやセレクトショップのオリジナル等でリデザインされています。

実は筆者もレザートートのミディアムサイズは所有していましたが、178cmの身体には少し小さく感じたので手放しました(画像1枚目)。そして見つけたラージサイズを購入しようと思ったら、同行した2人から「田舎者が上京してきた風に見えてダサいからやめた方がいいですよ」と言われてしまいました笑😂

改めて画像を見てみると、確かにバッグが縦方向に大きいと「旅行感」が出ているように見えてしまいます。しかもヴィンテージ古着コレクターだけでなく、フォロワー3.4万人のインフルエンサーからも同じ意見を言われてしまったので確かにダサいのかも…。と言うことで今回はスルーすることにしました。

 

 

 

 

 

個人テーラーVia Sericaでパンツをオーダー

そして本日のメインイベントは、naoki氏が寵愛している個人テーラーVia Sericaでスラックスをオーダーすることです。本来であれば丸々1記事にしてお届けしたいところですが、オーナーから「一人でやってて忙しすぎるのでブログではあまり紹介しないでください…」と言われているので簡単にご紹介します笑。

このテーラーはパターンオーダーにも関わらずパンツの補正が非常に高く評価されていて、採寸の時にオーナーの拘りを聞いて納得しました。あまり儲けのないパンツのオーダーであっても顧客の満足度を高める為に、過去の経験を活かした微調整をすることで多くのリピーターを獲得されています!

更に若手ながらオーダー経験豊富なオーナーは、一瞬見ただけで顧客の体型のクセを見抜いて補正のアドバイスをしてくれます。ちなみに私は春夏用のウールスラックスをオーダーしましたが、同行したkousei氏はウールスラックスだけでなくスーツまでオーダーされていました(画像2枚目)。

 

 

 

 

 

後日仕上がったスラックスを受け取りにkousei氏とVia Sericaに再訪問し、オーダー通りに仕上がったパンツを試着していきます。まず穿いてすぐに感じたのは、噂通りクリースが真っ直ぐにストンと落ちる美脚シルエットに仕上がっていることに驚きを隠せませんでした!

と言うのも筆者の脚はビックリするほどO脚のラインが強いので、脚にフィットするデニムパンツを穿くとガニ股に見えるほど両脚の膝が離れてしまいます。。しかしVia Sericaのスラックスは前後の腰回りのボリュームと膝下のテーパードを上手く調整することで、O脚をほぼ完全に隠してくれています。

また完成後でもディテール変更が可能なのもVia Sericaの素晴らしいポイントで、私のスラックスもサイドアジャスターをボタン→尾錠に、1プリーツ→2プリーツに変更してもらうなどのワガママを聞いていただきましたから(画像2枚目)。これは秋冬物もVia Sericaでオーダーすることは間違いなさそうです🤗

 

 

 

 

 

オーダースラックスのディテールとコーデ

あまり詳しく書けませんが、せっかくなので今回Via Sericaでオーダーした筆者の春夏用ウールスラックスについて簡単にご紹介します。先ず初めに選んだ生地ですが、これはインフルエンサーnaoki氏からも強く推薦があったコスパの高いカノニコ社のスーパーソニックを選択しました。

私はスーツ生地マニアではないので直感的な感想しか書けませんが、このスーパーソニックは軽くて肌触りも柔らかく通気性も高いので非常に涼しい生地だと感じました。色も春夏らしいライトグレーをチョイスすることで、着心地だけでなく見た目も涼しげなスラックスに仕立てていただきました!

また今回のスラックスで私が拘ったディテールですが、①ベルトレス仕様(ベルトループを付けない)②ウエストバンドの太さ③フロント持ち出しの長さ④O脚を誤魔化しながらも綺麗なシルエットの4点になります。特に④に関してはこちらからオーダーしなくても、Via Sericaのオーナーが勝手に仕立ててくれるので安心です👌

 

 

 

 

 

こちらが今回Via Sericaでオーダーしたスラックスを用いたコーデになりますが、深めの股上とゆったりとしたワタリの太さのおかげでリラックスした雰囲気が醸し出されているのが分かります。またベルトループを付けないベルトレス仕様にしたので、腰周りの見た目がスッキリして熟れて見えます。

ちなみにこのスラックスはパターンオーダーですが、「ベルウィッチみたいな今っぽいパンツにしてほしい」と希望を出しておりました。その意向を汲んでディテール変更やシルエットの微調整についてはインフルエンサーnaoki氏にも監修いただいたおかげもあって、私史上最も気に入ったスラックスが完成しました!

やはりグレーのスラックスはどんなトップスにも合わせられますし、見た目にドレス感と大人っぽさを与えてくれる我々オヤジ世代にとって頼れるパンツかと思います。そのスラックスが自分の身体の癖(私の場合はO脚)に合わせたオーダー品になったら、まさに最強のパンツになると感じました。

 

BERWICH【ベルウィッチ】ツープリーツパンツ SCOTCH FA1755X LIGHT ウォッシャブルウール ライトグレー

 

 

 

 

 

 

お仲間と古着屋巡り&パンツオーダーまとめ

と言うことで今回はinstagramのインフルエンサーnaoki氏と一緒に高円寺の古着屋巡りをして、初めて古着のリーバイス501レギュラーを購入してもらいました。更に彼がご贔屓にしている個人テーラーVia Sericaでウールスラックスをオーダーした内容について書いてきました。

今回の古着屋巡りでは私にしては珍しくノーゲットで終わってしまいましたが、その分オーダーしたスラックスで大変満足しました。後日naoki氏のinstagramで古着のリーバイスを穿いたpostが投稿されましたが、イタリア系アイテムとの洒落たMIXスタイルコーデは流石はインフルエンサーです(画像1枚目)。

最後に今回スラックスをオーダーした、個人テーラーのVia Sericaは一人でやっていてめちゃくちゃ忙しいみたいなので詳細については敢えて記載しませんでした。ただし気になる方の為に参考までに今回作ったパンツの価格をお伝えしますが、なんと25,000円前後でオーダーできてしまいます😳

なので気になる方はお問い合わせしてみても良いかと思いますが、納期に関してはあまり期待しない方が良いかと思います。でも待つ甲斐があるほど素敵なスラックスを作ってもらえたので、私はリピートオーダー確定です。以上です!

 

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