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フェリージのナイロン・レザーバッグを徹底的に洗う

メンテナンス

2018年末のオフ会に参加された新メンバーの方に、「フェリージのバッグを洗う記事に影響を受けて私も洗ってみました!」と嬉しいお言葉をいただきました☺️

今自分のアメブロを読み返してみると、もう5年以上前に書いた記事だったんですね〜(と言うことは2013年に書いた記事になります)。

しかも4回に分けて書いた大作でしたが、今回纏め直して1記事でお届けします。汚れたナイロン×レザーバッグをお持ちの方は必読です笑。

 

 

 

 

 

フェリージを洗うきっかけは友人にあげる為

家に遊びに来た友人から「使ってないなら欲しい」と言われ、あげることになった私のフェリージ1845/DS。

見た目は特に汚れてませんが、内側のキャンバス地は汚れているし、外側レザー部の角が削れていたりと、プレゼントするのも申し訳ないレベルのダメージが…

せっかくなら、なるべく綺麗な状態で引き渡したいので、重い腰を上げて本格的にクリーニングとレザー部の補修に取り掛かりました。

 

 

 

 

 

先ずはバッグ全体のクリーニングから開始

今回使った洗剤は3種類でワイドハイターEXのような酸素系漂白剤と洗濯用の粉洗剤、そしてレザー部分用の石鹸になります。

洗濯ブロガーとして経験を積んだ現在であれば、酸素系漂白剤は液体タイプより強力な粉タイプのワイドハイターEXを使いたいところです。

先ずはバッグの中に40℃のお湯を溜めて、ワイドハイターを投入してから5分間放置します。この工程により、内側のキャンバスの汚れを落とすと共に除菌効果も期待できます!

 

 

 

 

 

5分放置後に粉洗剤(今回はブルーダイヤを使用)を投入し、不要になったタオルで内側のキャンバスライナーを擦り洗いしていきます。

洗濯スキルの上がった現在であれば、歯ブラシか靴洗い用ブラシを使って擦った方が、より汚れが落ちると考えます。

そしてバッグ内部のクリーニングが終わったら、続いて外側のレザー部分をクリーニング。使うのはもちろん、自分のエドワードグリーンを洗った実績のあるモゥブレイのサドルソープになります。

水を程良く含ませたスポンジをサドルソープに直線擦り付けて泡だてた後、その泡を使ってレザーを擦ります。

 

 

 

 

 

外側のレザー部のクリーニングが終わったら、続いてナイロン部分を内側で使った洗濯の液を使ってタオルで擦り洗いします。

ちなみに私、ナイロンだけで作られたバッグであれば普通に洗濯機で洗っちゃいますが、今回のバッグはレザー部分が比較的多かった為、手洗いで施行しました。

最後にしっかりとすすぎ洗いをして、洗濯機で1分間脱水後に天日干しして乾燥させていきます。

 

 

 

 

 

 

 

レザー部分の保湿ケアと傷の補修

洗濯後、完全に乾燥したらレザー部のケアを始めます。今回使ったケアグッズは…

・保湿用にモゥブレイのデリケートクリーム
・補色用にサフィールの乳化性クリーム
・傷の補修に瞬間接着剤(えっ😳)
・ナイロン部分の防水にKIWIの防水スプレー

を使用しました。先ずはレザー部分にデリケートクリームを塗布し薄手の布で広げていきます。

クリーニングしたレザーはカラッカラに乾いていて面白いようにクリームを吸い込むので、デリケートクリームはたっぷり塗布するのがポイントになります。

 

 

 

 

 

で、皆さん気になる「レザーの補修に瞬間接着剤?」の使い方ですが、写真上のようにひび割れた傷口に直接塗り込みます。レザーの色味によっては接着剤が染み込んだ部分が他のレザーより濃くなってしまうので注意が必要です(写真中)。

「おいおい、濃くなったらどうすんのよ!」という声が聞こえてきそうですが、実際このバッグでは他のレザー部分を濃いクリームで補色して目立たなくさせました!後ほど完全した画像をお見せしますが、ほとんど気にならないレベルまで馴染ませることができます。

接着剤は傷口の穴が埋まるまで何度も塗布しますが、完全に固まったら表面の凸凹をヤスリで削って均します(写真下)。そうすることで洋服への引っ掛かりを抑制できます。

 

 

 

 

 

徹底的なクリーニングの仕上がりは…

お待たせしました。バッグの洗濯で最も気になるのはレザー部分の仕上がりかと思います。まずサドルソープでクリーニング後に天日干しし、乾燥したレザーにたっぷりデリケートクリームを塗り込みました。

更にその後、元々のレザーの色より濃い目の乳化性クリームで補色と艶出しを兼ねて塗布します。ちなみに濃いめのクリームを使ってもブラッシング後の仕上がりを見ると、意外とそこまでレザーの色は濃くなりせん。

乳化性クリームが乾燥したら、靴と同じように馬毛ブラシを使ってブラッシング後、仕上げにパンストで艶出しして完成です。しっかり保湿された上、写真のような艶やかな仕上がりになりました👌

 

 

 

 

 

最後に皆さんが気になっていると思われる瞬間接着剤で埋めたレザーの傷口の仕上がりについて、しっかりと見ていきましょう。

接着剤を吸い込んで濃い色になってしまった傷口を目立たなくする為、濃い目の乳化性クリームを繰り返し塗布します。

また接着剤で凸凹になった表面をヤスリ掛けしたので、そこまで見た目に違和感なく仕上がりました!

レザーバッグは底面の角が削れやすいので、このテクニックは傷口を目立ちづらく出来るのでオススメです。

 

 

 

 

 

ナイロンレザーバッグを洗ってみたまとめ

と言うことで、全部で4回に分けて書いた記事を一つにまとめてお届けした「フェリージのナイロン・レザーバッグを徹底的に洗う」でしたが、汚れたバッグを自分で洗いたい方の参考になれば幸いです。

実はオールレザーのバッグも洗ったことがあるのですが、それはまた別の機会にご紹介する予定です(ニーズがあればの話ですが笑)。また自分でクリーニングやメンテナンスをすると愛着が増し長く使い続たくなるので、セルフクリーニングはオススメです。以上です!

 

 

コメント

  1. とも より:

    masagoniaさん

    確かザネラートの水洗いの記事も書かれてませんでしたっけ?当時、masagoniaさんの記事を参考にさせて頂きました。

    確かCJかエドグリを水洗いされて記事も書かれていた記憶が・・・。それ以外にもCJとエドグリの革質の比較や、Westonの万力締めを慣らすまでの記事なども当時は参考にさせて頂いておりました。懐かしいですね

    • masagonia masagonia より:

      ともさん、おはようございます。
      かなり昔から読んでくれてますね!嬉しいです(^^)
      ウエストンの万力締めの記事は人気だったので、そのうちこちらで復活させますね(笑)

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