数年来の古着仲間が名古屋より参戦

金沢に単身赴任となってかれこれ1年半。北陸の冬は二度目の経験ですが、毎日雨と雪が降る日々を過ごしております。。そんな中、5年前まで単身赴任をしていた名古屋時代に仲良くなった古着仲間カトちゃんから、金沢に遊びに来るとの連絡が!
このカトちゃんは当ブログで何回も登場する準レギュラー(アッコにお任せ風に笑)的な存在です。彼は元々メンズドレス系のアパレル店員だったのもあり、熟れ感のある大人の古着コーデが大変勉強になる方でもあります。
今回の古着屋巡りでは散財すると事前に連絡を受けていたので、ここは筆者も久しぶりに爆買いすっぞ〜!とばかりに意気込んでおります。2人で合計30万円ほどのヴィンテージ古着やグッドレギュラー古着を購入したので、その様子をレビューします。
黒部のヴィンテージ店BURMA-SHAVE


まず1店目は筆者も初めて訪問するヴィンテージ古着屋で、富山県黒部市にあるBURMA-SHAVE(バーマ シェイブ)になります。読者の皆さんも黒部市と言ったら黒部ダムが真っ先に思い出されると思いますが、実は老舗の古着屋もあるんです。
今回は車で訪問しましたが、電車で行くとすると富山地方鉄道「東三日駅」から歩いて1〜2分で行けます。またBURMA-SHAVEのオーナーもとても気さくな方で、店内の撮影許可も快諾してくださいました。
早速店内を見て回ると、入り口のトルソー(服を着せる人形)がブラウンズビーチのビーチクロスベストを着ているじゃないですか!実は他にもビーチクロスベストやビーチクロスジャケットまで置いてあり、まさか黒部で出会えるとはビックリです。


店内を探索していると、隣からフンフンと鼻息の荒いカトちゃんの息づかいが笑。そして試着室へ駆け込んだ彼が「両方買います!」と言って出てきたのが、デッド級のM-43カーゴパンツと60sベイカーパンツ。ここであっという間に5万円オーバー💸
むむぅ…この男、今回爆買いするって予告していたが本当に買いやがった。しかも軍パンを2本買いするなんて本気と書いてマジだわ。ここは筆者も負けじと店内を物色すると、何やら謎ブランドの90sと思われるUSA製ツールバッグを発見!
実はカトちゃんがいつも使っているオールホワイトのトートバッグがミニマルで洒落ているなぁ〜と憧れていたので、彼の勢いを借りて即決購入しました(2万円台です)。家にビーントートのラージだけで4個あるけど、まぁ良いか笑😅
古着屋が増えた金沢市の堅町商店街


二日目は金沢市の古着屋を攻めることに決めていたので、金沢一の繁華街である香林坊エリアの隣にある堅町商店街へ足を運びました。単身赴任で金沢に住んでいる割に、古着への情熱が冷めたのか全然行ってなかったので楽しみです。
堅町商店街はここ数年で若者向けの古着屋が数店オープンしたのもあり、以前に比べて熱気が戻ってきた感があります。すると早速カトちゃんがTYLEというモード感のあるアイテムを揃えた古着屋で、ランズエンドのボロの美学ナス紺スウェットをゲット!
最近ボロの美学ブームでリアルフェードがカッコ良く見えますが、このスウェットのフェード感も芸術的で素敵です。しかし普通のオッサンである筆者には着こなす自信がないので、綺麗なスウェットないかな〜とフォアモースト金沢へ行ってみると…



実は密かに探していた90sのブラックラグランスリーブスウェットをデッドストックで発見!気になるブランドはTultexで、生地はコットン50%×ポリエステル50%のいわゆる「ポリ混」と呼ばれるレギュラースウェットです。
しかし2025年の現在では90sレギュラーも30年前の製品となるので、タマ数は減る一方でブラック無地は中々見つからない。。そんな中、デッドストックでゆったり着られるLサイズのブラックラグランと出会ったら、買わない理由なんて無いはず笑。
最近レディースでもラグランスリーブスウェットがトレンドみたいですが、セットインスリーブでは出せない「なだらかな肩の曲線」が魅力的です。筆者はデッドだったので1万円台で購入しましたが、まだアンダー1万円で狙えるのでオススメのアイテムです!
個人的オススメな60〜70s Lee101-J


今回の古着屋巡りでカトちゃんが狙っていたアイテム、それはヴィンテージのLee101-Jになります。何故Leeを狙っているかと言うと、バカみたいに高騰したリーバイスに比べて現実的な価格帯でヴィンテージのデニムジャケットが買えるからです。
実際にフォアモースト金沢では70sでサイズ40の個体が5万円台(画像1枚目)、同じ堅町商店街にある古着屋fuzz cityの60sでサイズ40濃いめの個体でも7万円台(画像2枚目)と、まだまだ手が出せる価格帯に収まっています。
当ブログの過去記事でも書きましたが、これが同じ60sのリーバイスになると2ndで30万円前後〜、3rdでさえ20万円前後〜と2〜3倍はしてしまいます。。もっと注目されても良いアイテムだと個人的に感じ、カトちゃんにもプッシュした次第です笑。


ちなみに筆者が所有する60s前期モデルのLee101-Jは、2025年1月にフォアモースト金沢で5万円台で購入できました。この個体はサイズ40ですが、178cm/69kgの筆者にほど良くゆとりのあるサイズ感でとても気に入っています!
一昔前ですとLee101-Jはリーバイス4thに比べ着丈が短いので敬遠されがちでしたが、短丈&ゆったり身幅がスタンダードとなった今だと逆にピッタリなシルエットだと感じます。あとモモンガのような袖の太さも3rdっぽくてダサかっこいいです笑。
さらに101-Jは60sでも70sでも見た目のデザインは全く同じで、襟タグやピスネームに®️が入るか入らないの差しかありません。残念ながら東京都内の相場は分かりませんが、気になる方は格安で良い雰囲気の個体を是非探して見てください🤗
2人してフォアモースト富山で大散財


「おいmasagonia、全然30万円に届いてね〜だろ!」とお叱りの声が聞こえてきそうですが、まぁまぁご安心ください。最後に訪問した大本命の古着屋フォアモースト富山で大散財したので、一気に30万円に届きました笑💸💸💸
まず先に口火を切ったのは散財すると宣言していたカトちゃん。今回の古着屋巡りで探していたと言うフレンチワークの代表作モールスキンジャケットのデッドストックをゲット。複数着のデッドを置いているなんて、さすがは全国区レベルのお店です!
その勢いのまま続いてカトちゃんが試着したのが、これまたヴィンテージミリタリーでは定番アイテムのUS ARMY M-65フィッシュテールパーカーのデッドストックをゲット。てか今回のツアーで4着もデッドストックを買うとは恐るべし…😱


今までに見たことがない勢いで北陸古着屋ツアーの爆買いを終了させたカトちゃんを横目に、フォアモースト富山の広大な展望を隈なく物色する私。するとネイビーにもパープルにも見えるヴィンテージのLLビーントートのラージを発見。
そこですかさずオーナーの根本さんに確認したところ、「未使用品のパープルで間違いないですね」との回答が!まさか最後の最後に探し続けていたパープルのビーントート、しかもデッドストックとで会えるとは神様ありがとう〜🤩
ちなみにパープルの最初期はサイド筆記体タグで、続いてこの個体のサイドTMタグに変更されます。その後サイド®️タグに変更されて2トーンギザタグのタイミングで廃番になります。すなわちパープルの時点で60〜70sが確定されるレアカラーなんです。
北陸爆買い古着屋巡り2025冬まとめ


と言うことで今回は数年来の古着仲間であるカトちゃんと一緒に、富山県と石川県の古着屋巡りをして合計30万円散財した内容をお届けしました。彼は軍パン2本とモールスキンJKT、フィッシュテールパーカー、その他諸々で20万円以上使いました💸💸
そして筆者は既にヴィンテージビーントートを4個も持っているにも関わらず、頭がおかしいのか謎ブランドのツールバッグと70sパープルのLLビーントートを購入し、合計6個のヴィンテージキャンバストートを所有することになりました笑。
ただし今回の古着屋巡りで我々2人は、現在の相場よりも高く買った物は一つもなく、やはり地方は都心に比べて家賃が安いので比較的リーズナブルな価格でヴィンテージ古着を提供してくれることが判明しました。以上です!

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