今年も熱い!高円寺の古着屋初売りと大行列
かれこれ5年前から古着仲間と毎年参加している古着屋の新年初売りですが、ほとんどが高円寺からスタートしています。その理由はサファリをはじめとしたヴィンテージ古着屋の初売りアイテムが激アツすぎるからで、買えなくてもせめてスペシャルアイテムを拝んで新年をスタートしたいのです!
もちろん原宿にもベルベルジンやSTEP A HEADといった有名かつヴィンテージ古着に強い古着屋はありますが、初売りの観点だけで見ると高円寺の方が注力しているお店が多いように感じます。事実サファリ1号店の行列は昨年も凄まじく、200人を超えていたので入店できたのは夕方でした💦
さらにサファリは1号店だけでなくラルフローレンに特化した2号店、アウトドア系・ストリート系の3号店、ユーロ古着を中心にラインナップした5号店も人気で、特に5号店は若者を中心にかなりの並びができていました。逆にヴィンテージ古着がメインの1号店は筆者のようなアメカジオヤジばかりです笑。
当ブログをお読みになっている読者さんは全員USA製ヴィンテージ古着がお好きな方だと推察しますので、現在リーバイス506XXこと1stが大変なことになっているのはご存知かと思います。そのリーバイス1stの濃紺な個体や大戦モデルがここまでの枚数を一同に揃えられるのはサファリ1号店くらいでしょうか。
さらにリーバイス1stだけでなくモンゴメリーワードの101やフォアモストのバックルバックが付いた1stタイプのデニムジャケットも用意されており、ヴィンテージ古着愛好家としてはワクワクが止まりません笑。と言うことで今回は毎年恒例となっている高円寺の古着屋初売りに参戦した内容をお届けします!
朝10時からの抽選会とスムーズな入店制度
高円寺の古着屋で一番に行きたいお店はサファリ1号店になりますが、それは他のアメカジオヤジも同様なので行列は毎年ハンパないことになります。今年も例に漏れず200人を超える大行列が発生し、私が到着した9:50ごろには恐らく180〜200番目に列に並ぶことになりました。
しかしサファリは転売ヤーによるバイトを使った早朝からの並びを回避する為なのか、今年も「抽選」という方式を取ってくれているので早くから並ぶ必要はありません。また抽選はiPadのアプリを使った方式なのでどちらかと言うと運の要素が強く、今年の運勢を占うべくiPadをタッチします。
そして12:00の開店から15人ずつ入店し40分を上限に入れ替えをしていきます。今年は運が良いのか20番台をゲットし2巡目に入店できるので、お目当ての古着にありつけるかも?と期待度MAXです。ちなみにアプリで現在何番が入店できるのか分かるので、寒空の下ではなく暖かい喫茶店で時間を潰せました☕️
狙いはバックルバック付きフォアモスト1st
今年ハーレーダヴィッドソンのバイクを購入する予定なので、残念ながら大金を初売りに投入することはできません。。しかしサファリ1号店初売り専用Instagramでアップされている出品予定のアイテムの中で、濃紺かつビッグサイズの40sフォアモスト1stタイプデニムジャケットが気になりました。
実は筆者も以前フォアモストの1stタイプを所有していましたが、そちらはバックルバックの付かない後期モデルでした。その点この個体はバックルバックが付いた前期モデルなだけではなく、欠損しやすい革パッチ(素材は塩ビだけど)も残ったグッドコンディションなのも非常に魅力的です!
しかし2巡目に入店した時には残念ながらその姿はなく、スタッフさん曰く2番目に入店した方が購入されたとのこと。。また気になる価格は25万円と今の私には到底手が出ない金額だったので、例え残っていたとしても買えなかったんですけどね笑。それにしてもフォアモストも高くなりましたね💸
大本命のフォアモストのデニムジャケットは既に売り切れでしたが、もう一着のブランケット付きでビッグサイズのフォアモスト1stタイプデニムジャケットはまだ残っていました。本家リーバイス1stは高すぎるので、同じようなデザインでヴィンテージを楽しめるフォアモストに近ごろ注目が集まっています。
しかし注目が集まるということは当然価格にも反映されるので、ここ1年でフォアモストの1stタイプデニムジャケットはかなり高騰してしまいました。このブランケット付きの個体は人気のビッグサイズなので今っぽく着られますが、お値段も20万円台前半と一昔前のリーバイス1stに近い金額に。。
と言うことで全く手が出ないので試着しただけで諦めましたが、このデニムジャケットブームは1stタイプのデザインに一極集中しているように感じました。実際にリーバイス507XXこと2ndは1stに比べてタマ数も多く大量にストックされていましたが、高騰しているのもあって動かずに残っていました。
バイク用に狙っていたUS NAVY N-1デッキ
ヴィンテージのデニムジャケットはどれもこれも高すぎて手が出ないので、次に探したのが真冬のバイクに乗っても寒さに耐えられる防寒性を有したUS NAVYのN-1デッキジャケットです。このN-1も25年前の第一次古着ブームの頃に比べると、ビックリするくらい高騰したアイテムの一つになります。
筆者がまだ二十歳前後だった1990年代にはN-1なんて古着にゴロゴロ転がっていましたし、ほとんどヴィンテージ扱いされていなかったので値段も19,800円くらいで美品が購入できました。しかし時は流れて2023年現在、N-1の美品はほぼ枯渇してしまいボロいコンディションでも5万円は下らなくなりました。
そのN-1デッキジャケットの美品がサファリ1号店の初売りアイテムの中に入っているじゃないですか!N-1を探したことがある方はお分かりかと思いますが、本当にボロい個体ばかりで美品は中々出てこないんです。しかもマイサイズのサイズ38と条件が揃った個体なので、是非とも実物を拝みたいところ。
そして店内を探してみるとN-1がまだ残っているのを発見し、即確保&すぐに試着してみました。コンディションはInstagramの画像通り非常に良好で抜けてハゲてしまいがちな襟のアルパカファーもしっかり残っていました。またシミが目立ちやすいキャンバス地にも気になる汚れ等はありません!
「これは期待度MAXな個体に出会えたぞ!」と鼻息を荒くして試着しましたが、残念ながら袖丈がやや足りず断念することに。。まぁ価格も9万円に近い高額なプライスタグをぶら下げているので、どちらにしてもハーレーのバイク購入を控えている筆者には購入できなかったんですけどね笑。
とは言え今回のサファリ1号店初売りアイテムの中で最も琴線に触れたアイテムがこのN-1デッキジャケットでしたので、後日サファリのInstagramをチェックしたら予想通りSOLDとなっていました。ちなみにまだ売れ残っている初売りアイテムも多くありますので、気になる方はチェックしてみてください!
サファリ3号店で大量のドレス靴をチェック
サファリ1号店が残念ながらノーゲットで終わり何故か安心している筆者ですが笑、続いて向かったのは同じサファリでもクラシコイタリア系アイテムやドレス靴をメインに扱うサファリ3号店になります。実は筆者が5〜6年前にアメカジ古着へ戻る前は、サファリ3号店にとてもお世話になっていました。
せっかくの新年なので久しぶりにお邪魔すると、相変わらず1階には大量のドレス靴がラインナップされています。さらにガラスケースに目を向けると現在人気となっているヴィンテージエルメスのシルバーアイテムが鎮座しており、その中でも気になっているトゥアレグのブレスレットも置いてありました🐘
さらに店内を見て回ると、なんとレアなイギリス製のクラークスが大量に置いてあるじゃないですか!残念ながらマイサイズの個体が無かったので断念しましたが、イギリス製クラークスは中々見つからないので気になる方はサファリ3号店のInstagramをチェックしてみてください。
イギリス製クラークスは諦めて店内を見回ってみると、同行した「東の爆買王」ことkousei氏がクロケット&ジョーンズのギャベンディッシュ2の美ユーズド品を発見しました。実は筆者もスムースレザーのキャベンディッシュを狙っていたので、サイズ感が気になっていたところでした。
そのクロケットのキャベンディッシュですが、実は2と3が流通しており並行輸入品の2は5万円台で買えてしまいます。しかし3は元々ビームスFが別注した木型で他のセレクトショップでも扱うようになりましたが、並行輸入品の存在はなく国内正規品でしか購入できないので10万円近くしてしまいます💸
なので2と3のフィット感の違いについて相当気になっていましたが、今回2を試着することで判明しました。それはキャベンディッシュ2のヒールのホールド感はオールデンのコインローファーと同レベルに緩いので、踵が抜けやすいのは間違いないです。もし長く履きたいなら高額でも3を積極的にオススメします!
やっと見つけたローレンのネイティブガウン
サファリ1号店と3号店を見て回ったものの未だにノーゲットで、他の高円寺の古着屋でも目ぼしいアイテムに出会えていない筆者ですが、「もしかしたら新年の古着屋初売りで初めてノーゲットで終わるかも…」と本気で考えていました。まぁハーレー購入資金に手を付けなくて済んで良かったってことで笑。
時刻は夕方に近づいてきたのでそろそろ解散しようかと思い、せっかくなので最後にラルフローレンに特化したサファリ2号店を訪問することにしました。実は今回の初売りアイテムはサファリ1号店の分しかチェックしていなかったので、2号店に何が入るのか行くまで知りませんでした😅
すると店内のスペシャルアイテムコーナーに大量のネイティブ柄ニットガウンが置いてあるじゃないですか!しかもベルベルジン店長の藤原さんが着用して人気に火がついた通称「クロス柄」と呼ばれるブラックカラーベースのニットガウンも3着もストックするなど気合いが入っています。
先日金沢に出張した際にフォアモースト金沢でもローレン(ラルフローレンのレディースブランド)のネイティブ柄ガウンを試着しましたが、今回のサファリ2号店のように多くの個体を一気に見られる機会はまず滅多にないと断言できます。それくらいローレンのネイティブガウンは中々見つかりません。
しかもこのニットガウンは重たいので生地が伸びやすく、ローゲージのため毛玉になりやすく状態の良い個体は更に少なくなります。そんな中サファリ2号店のネイティブガウンは嬉しい日本人サイズかつコンディション良好だったので、思わず興奮して3パターンの柄を試着させてもらいました。
ちなみにローレンのネイティブ柄ガウンはハンドメイドのためサイズ表記が全くアテにならないので、古着屋で必ず試着してから購入することを強くオススメします。そして気になっていたブラックベースのクロス柄ですが、ジャストサイズ過ぎてリラックス感がないとスタッフさんに言われたので却下することに🙅🏻♂️
そしてクロス柄と同じくらい探していたグレーベースのガウンを試着したところ、全会一致で「このサイズ感と落ち着いた色合いが一番似合っているよ!」と嬉しいコメントをいただけたので即決しました。確かに一昔前であればピッタリとしたフィット感を選びましたが、今は少しゆとりがある方が気分です。
また気になるお値段は6.6万円とやや強気な価格設定でしたが、とにかくローレンのニットガウンは試着して買わないと大変なことになるので多少妥協して購入しました。とは言え数年前から探し続けていたアイテムだったので、マイサイズかつグッドコンディションの個体に出会えたのは本当に嬉しいです👌
サファリ2号店を後にしてユーロ系古着を中心にラインナップしたサファリ5号店に向かいましたが、夕方になっても若者たちの行列が収まらないので諦めることに。と言うか我々はそもそもアメカジ古着オヤジなので、そこまでユーロヴィンテージやユーロワーク系に興味がないのが本音なんですけどね笑。
高円寺の古着屋新年初売りに参戦まとめ
と言うことで今回は、毎年恒例となっている高円寺の古着屋新年初売りに参戦した内容について書いてきました。高円寺の古着屋…というよりほとんどサファリの各店舗にしか行っていませんが笑、やはり毎年参加しても見ているだけで楽しいイベントであることは間違いありません!
今年はハーレーダヴィッドソンの約170万円もするバイクを購入する為にブログのフリマ企画で資金を作りましたが、私の予想以上に全品SOLD OUTになって約40万円売れてくれたおかげでラルフローレンのネイティブ柄ガウンを購入できたことをこの場をお借りして御礼申し上げます🙇🏻♂️
ちなみに同行した古着仲間のkousei氏は、高円寺の古着屋maarで50s愛好家には評価の高いカークラブジャケットを15万円で購入していました。kousei氏も最近ハーレーを購入しているので、そのうちこのレーシングジャケットを着た彼と一緒にツーリングに行くのかなと笑。以上高円寺の初売り2023年版でした。以上です!
コメント
クラシコ時代からずっとブログ拝見しております。
当時20代でしたが、今や30代中盤となりました。そして服の好みもブログと共に変わり、私も立派なアメカジオヤジとなりました。笑
デニム、軍パンばかりで食傷気味で、そろそろチノを買おうかな〜と思っているところです。
もし可能であれば、USARMYチノと、昨年発売されたユニクロのワイドフィットチノの比較レビューをお願いします!
しもさん、メッセージをいただきありがとうございます。
そしてクラシコ時代から長きに渡り当ブログをお読みいただけているとのこと、本当に嬉しいです(^^)
長年の読者さんであるしもさんのご要望、ユニクロのワイドフィットチノの比較レビューは近々記事にしますのでお楽しみにしていてください!