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アウターからインナーまで幅広く使えるシングルライダースのレザージャケットを購入

トップス

革ジャンのハードルを下げてくれたエンメティ

出典:GLOBER

我々アラフィフに近いオヤジ達にとってレザージャケットと聞かれて思い浮かべるのは、バンソンやショットといったアメリカのライダースジャケットになります。何故なら1990年代初頭に発生した「渋カジ」や「ハードアメカジ」と呼ばれるアメリカンバイク乗りのファッションが流行ったからなんです

当時流行していたロン毛の人達が渋谷のバックドロップやスラップショットで購入したライダースジャケットをタンクトップの上に直接着て(めちゃくちゃ寒そうですが笑)、リーバイス517ブーツカットや646ベルボトムにレッドウイングのエンジニアブーツを合わせるのがお約束のコーデでした。

あれから時は流れること30年…そんなファッションをした人種はもちろん絶滅しており、ライダースジャケットはバイク用ではなく街着として定着してきました。その中でも我々オヤジ達にシングルライダースを広めた立役者は、イタリアのレザーブランドであるエンメティと言っても過言ではないでしょう🇮🇹

 

 

 

 

 

出典:emmeti official instagram

アメリカブランドのライダースジャケットは肉厚なカウハイドを採用しているので、新品の時はまるで修行のように硬くてハードな着心地になります笑。その点エンメティは上質で柔らかいラムナッパレザーを採用しているので、見た目も高級感があるだけでなく新品時から着心地も気持ちいいほど柔らかいのです!

もちろんレザージャケットなのでお値段も10万円オーバーと簡単に手を出せる価格帯ではありませんが、流行り廃れのないシングルライダースのデザインであれば長年着続けることができます。ですがアメカジオヤジを標榜している筆者がイタリアブランドのエンメティに手を出すのはちょっと違うかと…。

と言うことで今回はお財布にも優しい3万円未満で購入できるアメリカブランドのシングルライダースジャケットのご紹介と、アウターだけでなくインナーとしても幅広くコーデできる点について書いていきます。筆者はお小遣い制貧乏リーマンなので、とにかくコスパ重視のアイテムをご紹介しますのでご安心ください!

 

 

 

 

 

 

 

ダブルライダースはコーデの難易度が高い

出典:ブランド買取・販売BRING楽天市場店

先ほどはメンズドレスクロージング系で非常に人気が高いエンメティのシングルライダースをご紹介しましたが、ダブルのライダースジャケットでここ数年人気が高いのがイギリスのルイスレザーになります。特にお笑い芸人のバイきんぐ小峠氏やケンドーコバヤシ氏が人気の火付け役となってブレイクした感があります。

そのルイスレザーの中でも特に人気の高いモデルが、ライトニングというダブルのライダースジャケットになります。やはりルイスレザーはイギリスブランドだけあって、ショットやバンソンのようなアメリカブランドのレザージャケットと比べると、どことなく品があってハード過ぎないように見えます。

私も今年バイクを購入予定なので今人気のルイスレザーはもちろんチェックしていますが、レザーブランドの中でも非常に高く20万円前後と簡単に…と言うか全く手が出ません。。ルイスレザー着ている方は清水寺の舞台から飛び降りる気持ちで購入されているんでしょうね💸

 

 

 

 

 

ルイスレザーのダブルジャケットですが、実は過去に「東の爆買王」ことkousei氏が所有していたヴィンテージのサイクロンを試着させてもらったことがあります。その際に感じたのがダブルライダースは見た目がハードになるのでコーデの難易度がシングルライダースの数倍高いということです。

もちろんダブルライダースを単体で見ると非常にカッコいいのですが、いざ着るとなるとキャラが強すぎてファッション素人の筆者では熟れて着こなすことが難しいと感じました。もしかしたらドレス感のあるウールスラックスや革靴を合わせたMIXコーデがオヤジには似合うかもしれません。

しかしウールスラックスとのコーデならシングルライダースでも似合うし定番コーデとなっているので、わざわざダブルライダースを選ぶ必要もないかと。よってダブルライダースはファッション上級者向けのアイテムだと思いますので、私と同じように鉄板コーデがお好きな方にはオススメできません💦

 

 

 

 

 

USAブランドも古着なら3万円前後で買える

この記事で紹介してきたエンメティやルイスレザーは15〜20万円もする高額ライダースジャケットでしたが、ヘビロテで着るか分からない洋服にそこまでお金をかけられないのが本音。。そこでなるべく出費を抑えてシングルライダースを買えないか調べてみたところ、ヤフオク・メルカリで大量に発見しました。

それはアメリカのレザーブランドであるショットやバンソンの定番シングルライダースなら古着で2〜3万円で購入可能なんです。その中でもニーズの少ない小さめサイズになると、なんと1万円台から買えてしまいます。とは言えショットもバンソンも定価は10万円前後はするので不当に安いと言えます!

参考までに178cmの筆者でショットの定番モデル641でサイズ38がジャストで、バンソンのタイプBだとサイズ36がジャストになります。なので170cm前半で痩せ型の方であれば、サイズ34〜36を1万円台でゲットできるので非常にコスパが高いのでオススメです🤗

 

 

 

 

 

ショットやバンソンは2〜3万円で購入できますが、実は同じアメリカブランドでもラングリッツレザーになると話は変わってきます。そもそもラングリッツレザーは古着市場に出てくるタマ数が圧倒的に少ないのもあって、安くても8万円台と古着とは思えないほど高額をキープしています。

さらにシングルライダースではなく襟付きのレザージャケットになりますが、フジテレビの人気ドラマだった「若者のすべて」で主役のキムタクが着ていたことで有名となったエアロレザーのハイウェイマンですが、こちらは嬉しいことにショットやバンソンと同価格帯で購入することができます。

以上4つのアメリカレザーブランドをご紹介してきましたが、やはりブランドによって価格帯に大きな乖離があることが判明しました。その中でシングルライダースの定番モデルであるショット641やバンソンのタイプBが2〜3万円台で買えるので、個人的にはこの2ブランドを積極的にプッシュしたいところです!

 

 

 

 

 

60〜70sヴィンテージライダースも選択肢に

出典:UNIQUE JEANS STORE

出典:ヤフオク!

ショットやバンソンといったレギュラー古着のシングルライダースも魅力的ですが、実は同じ3万円台の価格帯で60〜70sのヴィンテージライダースジャケットも狙えてしまいます。我々古着愛好家がヴィンテージのライダースジャケットと聞かれて思い浮かべるのは、おそらくBUCO(ブコ)になるかと思います。

このBUCOはリアルマッコイズが実名復刻したことでも有名ですが、新品の定価は20万円とルイスレザーと変わらない高額品になってしまいます。またBUCOのヴィンテージ品に関しても残念ながら高価格帯をキープしており、10万円未満で購入することはほぼ不可能と言っても過言ではありません。

ではどこのブランドであれば3万円台でヴィンテージのシングルライダースが買えるかといえば、BROOKS(ブルックス)やBATES(ベイツ)といった一般的にはマイナーなアメリカのレザー専業ブランドであれば充分にターゲットとなってきます。

 

 

 

 

 

そして筆者が3年近く探し続けていた60sブルックスのシングルライダースですが、なんと隣の市にあるセカンドストリートでたったの3,300円で売りに出されているのを発見しました。相場が安くて有名な名古屋の古着屋でも3万円はするのに、使用感があってマイナーブランドってだけで3,300円なんて…😂

残念ながらサイズタグは欠損していたのでサイズは不明ですが、もしマイサイズだったら即決しようと思い試着してみると、まさかのジャストフィットだったので買わない理由はありません!シングルライダースをお探しの読者の方には、ヤフオク・メルカリの前にお近くのセカストに行ってみてください。

ちなみにブルックスのシングルライダースはBUCOの名品J-100のデザインを踏襲しており、胸ポケットのみのシンプルなデザインとなっています。しかもブルックスは一時期BUCOのライダース生産を請け負っていたこともあり、クオリティも申し分ないのでオススメのブランドになります。

 

 

 

 

 

 

 

アウターだけでなくインナーとしても楽しめる

それではシングルライダースのコーデについてですが、そもそもライダースジャケットはその名の通りバイク用に作られています。よって転倒時にライダーの身体を守れるよう頑丈な革が使われているだけでなく、ボディも袖も密着した設計になっているので風を通さず防風性も高いです。

ただし真冬にライダースジャケットだけで街中を歩けるか聞かれたら、速攻でムリだと回答します笑。残念ながら防風性はあっても防寒性は低いので、決して暖かいアウターではないのです。そこで筆者がコーデするなら、秋と春はアウターとして冬はインナーとしてシングルライダースを使いたいと考えます!

アウターとして着る場合に合わせるインナーですが、襟の低いシングルライダースの特徴を活かしてタートルネックやスウェットパーカーを入れて首元にアクセントを付けても良いかと思います。またウールスラックスやインナーにハイゲージニットなど合わせたシンプルな大人コーデも良さそうです。

 

 

 

 

 

続いてはシングルライダースをインナー使いしたコーデについて見ていきますが、非常にシンプルなデザインなのでクセの強いアウターの中に着ても違和感なく纏まります。それでいてレザー特有の光沢感がコーデのワンポイントとして効いているので、何となくオシャレ上級者に見えるから不思議です笑。

今回のコーデではフィッシュテールパーカーの中に着てみましたが、やはりカジュアルなロング丈のアウターに合わせた方が相性が良いと感じました。実はドレス感のあるステンカラーコートとも合わせてみましたが、素材感の相性が悪いのか筆者には上手くコーデすることが出来ませんでした。。

また世に出ているシングルライダースのカラーは基本的にブラックがほとんどですが、合わせる靴やバッグもブラックで合わせた方がコーデが纏まります。逆に茶靴を合わせて外したコーデもアリかと思いますが、筆者と同レベルのファッション初心者がやるとチグハグに見える危険性があるので注意が必要です💦

 

 

 

 

 

幅広く使えるシングルライダースまとめ

と言うことで今回は「アウターからインナーまで幅広く使えるシングルライダースのレザージャケット」について書いてきました。私が購入したのは相場3万円台の60sヴィンテージ品になりますが、綺麗なシングルライダースが欲しい場合はショットやバンソンの古着を2〜3万円台で狙うのがオススメです。

またシングルライダースはダブルライダースに比べて非常にシンプルなデザインのおかげで、特に工夫しなくても簡単にコーデが決まるのも嬉しいポイントになります。さらに合わせるパンツは基本的に選びませんが、セージグリーンの軍パンを合わせるとラギッド感が強くなりすぎてコーデの難易度が高くなります💦

最後にシングルライダースをアウターとして着る場合は、スウェットパーカーやタートルネックを使って首元にワンポイント持ってくると熟れて見えます。またインナー使いの場合でもネッカチーフ(所有していないのでバンダナで代用)を挿して、見た目のワンポイントを作るのもアリかと思いました。以上です!

 

コメント

  1. ジョニー・ゲップ より:

    色が黒だとハードな印象になりがちなので私はブラウンのジャケットを着用しています。シングルタイプではインディジョーンズ。
    A2タイプの時は大脱走のマックイーンを演じております?
    なお、国産ですがペアスロープというメーカーがあります。
    私は25年近く愛用しております。
    来阪される機会があれば是非お会いしたいと思っております。

    • masagonia masagonia より:

      ジョニー・ゲップさん、はじめまして。メッセージをいただきありがとうございます!
      25年もレザージャケットを愛用されているとは筋金入りの革ジャンラバーですね(^^)
      是非大阪にお邪魔した際には古着屋巡りをご一緒したいですね。

  2. ヤッコン より:

    はじめまして。

    ブログはよく拝見していますが、初めてコメントさせてもらいます。

    私は、最初のライダースが、エアロレザーのシングルの襟付きのハーフベルトです。
    購入した時のレシートがあったので、よく見ると1996年に購入で当時3%の税込みで新品で9万円ちょっとでした。今ではその倍ですが。
    ホースハイドは、鎧みたいに硬く、『エアロ立ち』し、なかなか着る機会がなかったのですが、3年前から、また着用するようになりました。

    ただし、二の腕部分が、非常に太かったので、先日、楽天市場内の心斎橋リフォームで袖を3.5cmほど細くしてもらい、やっと自分の体系に合うサイズとなり、また愛着がましました。
    お値段は16500円でした。納期は20日ぐらいです。
    香川のレザーリフォーム屋さんでは10000円ぐらいですが、納期が3か月待ちでした。

    古いレザーは、ひび割れするので、お手入れが、マスタングペースト P・ウォーターが良いですよ。
    馬油ですので、浸透性が非常に高く、ベト付もあまりないです。

    昔は、ミンクオイルやCollonil コロニル シュプリームクリームデラックスをしていましたが、ミンクオイルは、べたつき、シュプリームクリームデラックは、ホースハイドの革が柔らかくなりすぎ、風合いが変わってしまいます。

    続いて、 Schott Perfecto 618HH ホースハイド ダブル ライダース 。
    エアロと同じ、ホースハイドですが、硬さが違います。こちらも袖を1.5cm細くお直ししました。

    往年の欧米のレザーブランドは、腕が太いので、好みが別れるところです。
    でも、腕の入る、シワの感じはシープでは、味わえない楽しみです。

    ダブルは、言われているほど、コーデの難易度は高くなく、首元のVを生かして、ガゼット付きのバフィーのニットやスウェットをインナーに挟んでいます。中は、ヒートテックコットンTシャツです。
    薄手で着丈の短い、トッドスナイダーのスウェットに最近嵌っています。
    あと、ベージュ系やオレンジの暖色のインナーの組み合わせも好きです。

    三着目は、サンローランのL01のスウェードをユーズドで手に入れました。ゴード山羊なので、
    カウレザーやホースハイドのような、着込んでいく楽しみはありませんが、タイトで逆に背筋がピンと引き締まります。ファスナーは腰回りが細くて閉じれません。

    サンローランだと、L17が欲しいのですが、新品で66万円、ユーズドでも、35 万ぐらいで、とても手に
    届きませんが、いつかは、欲しい一着です。

    セカンドストリートは、実際に、近くのお店に取寄せて、試着してから購入できるのも魅力ですね。
    グノシーのアプリから500円割引のクーポンが使えるのも良いですね。

    あと、余談ですが、バッグは、beautiful people という、国内ブランドが、出している、ライダースジャケットのディテールをギュッと凝縮したようなデザインのバッグを物色中です。

    ながながとすみません。

    • masagonia masagonia より:

      ヤッコンさん、はじめまして。メッセージいただきありがとうございます!
      ヤッコンさんはレザージャケット愛好家なんですね。しかもダブルのライダースを上手くコーデできるなんて羨ましいです(^.^)

      あとセカストのお取り寄せシステム、本当に便利ですよね。
      私もレッドウイングのブーツを取り寄せて買いました!

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