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大阪の新しい古着仲間と名店リベルタスで購入した80sチュードルの「青イカサブ」

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3年前に刺激をうけた「東の爆買王」の時計

「類は友を呼ぶ」と昔からよく言われますが、これは趣味で繋がった古着仲間にも同じことが言えます。私の友人である「東の爆買王」ことkousei氏とはクラシコイタリア系ファッション時代からの仲で、かれこれ7年以上の付き合いになります。

当時の仲間でアメカジ古着に戻ってきたのは私とkousei氏だけですが、今もこうして一緒に古着屋巡りができるのは嬉しい限りです。そんなkouseiはヴィンテージ古着だけでなく、ヴィンテージウォッチもコレクションしていることは過去の記事で書いた通りです。

特にヴィンテージウォッチの中でもマニアが多く人気が高いのがヴィンテージスポーツロレックスと呼ばれる1950〜1980年代の時計になります。画像右のRef.1675GMTマスターは安い時代に買えましたが、今では確実に200万円オーバーはするので手が出せなくなりました。。

 

 

 

 

 

実はここ数年でヴィンテージスポロレが高騰し手がだせなくなった替わりに人気が高まっているのが、ロレックスの兄弟ブランドであるチュードルのヴィンテージスポーツモデルです。現在兄貴分のロレックスが200万円以上する中、このチュードルは100万円台で見つけられます。

画像1枚目はヴィンテージウォッチ専門店の原宿コルリオーネに行った時の画像ですが、当時はロレックスのデイトナに似たデザインのチュードル「クロノタイム」というモデルを狙っていました。しかしクロノタイムより気になる時計が出てきてしまったのです。それは…

同行したkousei氏が所有するチュードルの青い文字盤のサブマリーナなんです(画像2枚目)。実はヴィンテージロレックスのサブマリーナには黒文字盤&黒ベゼルしか無い中で、インディゴブルーのような色味と四角い夜光インデックスの魅力にズッポリとハマっていくのであります。。

 

 

 

 

 

ヤフオク・メルカリには大量の偽物が出品

ヴィンテージのアメカジ古着に関してはある程度の目利きができますが、ヴィンテージウォッチに関しては素人に毛が生えたレベルです。よってヴィンテージウォッチは基本的に専門店でしか買わないようにしていますし、仮に手放す際に専門店の購入証明書の有無は非常に重要になってきます。

ただ人間は欲深い生き物なので、少しでも安く買いたいという衝動がどうしても生まれてしまいます。そこでヤフオクで「チュードル サブマリーナ」と検索すると、ビックリするくらい大量の偽物ヴィンテージチュードルが出品されているじゃないですか!!しかも堂々と笑。

しかしロレックスの弟分であるチュードルとは言え、先述の通りサブマリーナモデルは最低でも100万円はします。しかもデイト無しのサブマリーナはタマ数が非常に少なく、本物であれば確実に250万円以上は超えてきます。そんなモデルが10万円前後で買えるわけがありません

 

 

 

 

 

これだけコピー品が出回るには訳があります。実はヴィンテージチュードルに使われているキャリバー(自動巻きの機械)は社外品のETA社製が標準になります。このETAキャリバーは安価で出回っており、この機械を入れて偽物ではなく「ジャンク」と称して売る輩が多くいます。

もちろんこれらの個体はケース・ベゼル・ベルトと全て中国製の偽物パーツで構成されているので、いくらETAキャリバーを入れたからといっても偽物であることに変わりはありません。しかもこういう輩に限って本物っぽく見せる為に、わざわざケースバッグを開けてキャリバーの画像を載せています(画像2枚目)。

もちろんレプリカデニムのように最初から「レプリカ」だと分かった上で穿くのと、ヴィンテージ加工された偽物デニムを穿くのでは意味が全く違ってきます。なのでヤフオクで30万円未満で出品されているヴィンテージチュードルのサブマリーナは全て偽物ですので、是非気を付けてください🙇🏻‍♂️

 

 

 

 

 

ヴィンテージスポロレマニアと新たな出会い

ご存知の読者さんも多いかと思いますが、実はブログの宣伝用にinstagramで記事更新の告知をしております。そのinstagramで今年に入ってから出会ったのがヴィンテージスポロレマニアであるにょ〜さんです。そのキッカケとなったのが、彼が所有する青イカサブに私が一目惚れしたから❤️

にょ〜さんとメッセージでやり取りしていくと、実は彼も昔はクラシコイタリア系ファッションで今はアメカジ古着にハマっていることが判明し意気投合しました!おそらく古着の知識は私の方が上ですが、ヴィンテージスポロレの知識はにょ〜さんの方が遥かに上です。

そこでお互いに得意分野の知識を補完しあっていき、WIN WINの関係になっていくのに時間は掛かりませんでした。ある日にょ〜さんに「青イカサブが欲しいんだけど良いお店教えてくれない?」と尋ねてみると、大阪のヴィンテージ時計専門店のリベルタスなら間違いないと即答が返ってきました!

 

 

 

 

 

 

出典:リベルタスオフィシャルサイト

これでもヴィンテージスポロレ好きの端くれ者ですからリベルタスの名前は聞いたことがありますが、我々関東に住む人間にとって大阪は遠すぎて、ひょいと買い物に行ける距離ではありません。なので時計の聖地である中野ブロードウェイや首都圏のお店ばかりチェックしていました。

しかし大阪に住むヴィンテージスポロレに詳しい新たな友人が勧めるのであれば間違いないと確信した私、まずはリベルタスのオフィシャルサイトをチェックします。すると100万円台中盤で買える綺麗にエイジングされた青イカサブが1本だけ置いてあるじゃないですか!!

これは神様のイタズラか…1本しか無いということは即ち早い者勝ちってことでしょ?この日から毎日のように青イカサブのことを考える日々を送り笑、いよいよ購入を決めてフリマ企画で501Sタイプと古着仲間のオルネカルネさんに濃紺の506XXファーストをお譲りして資金調達したわけです💴

 

 

 

 

 

 

 

大阪弾丸ツアーと名店リベルタスに初訪問

フリマ企画やメルカリで100万円近い資金を捻出し、ニコニコ現金一括払いが可能な預金に達したので、いよいよ大阪のリベルタスへ訪問する日が来ました。現在リベルタスはコロナ対策で完全アポイント制になっている為、常連客でもあるにょ〜さんに予約を取っていただきました。

店舗は雑居ビルの3階にありますが、まさかこの建物の中に超高額なヴィンテージスポロレが大量にあるとは想像もできません(表現が悪く失礼しました)。アポイント制なので店内には我々しかおりませんが、スタッフさんに許可をいただいて店内を撮影させていただきました📸

アポイント制になる以前はガラスケース内にヴィンテージスポロレを展示していたそうですが、現在はパーツとレザーベルトのみ置いてあります。確かにアポイントを取るお客さんは既にお目当ての時計が決まっているから、他の時計を置いておく必要はないですよね。

 

 

 

 

 

この日の訪問アポイントは私の青イカサブ購入の為だけではなく、実は同行してくれたにょ〜さんにもお目当ての時計がありました。その時計はヴィンテージスポロレ業界の中でも超レアかつ高値の花である「ダブルレッド」こと赤シードウェラーになります(画像3枚目)。

そしてスタッフさんから予約していた時計を出してもらい目の前に置いてもらうと、我々二人のテンションは一気にMAXまで上がります!私はそこまでの時計マニアではないので、パッと見の雰囲気とフルオリジナルパーツであることを確認し購入を決定しました(大阪に行く段階で決めてたけど笑)。

しかし超絶マニアのにょ〜さんはと言えば、文字盤の夜光インデックスにブラックライトを当ててミクロレベルで欠けていないか入念にチェックしています。でもそこまでするのは当たり前かもしれません。何故ならこの赤シードはトヨタのアルファードが買えるくらいの超高額時計ですからね😳

とは言え15分程度でにょ〜さんも購入を決意していました。こうしてお目当ての青イカサブと赤シードをゲットした私たち2人は、大阪の古着仲間「西の爆買王」ナカジー氏と合流して3人で北新地の夜の街に消えて、反省会と称して朝まで飲んだことは言うまでもありません笑。

 

 

 

 

 

 80年製青イカサブのディテールチェック

折角なので今回購入した青イカサブのディテールについて見ていきたいと思います。画像1枚目はにょ〜さんのデイト無し青イカと私のデイト付き青イカを比較しましたが、ドーム風防のデイト無しに対しデイト付きは3時位置にぽっこりとしたサイクロプスレンズが付くのが分かります。

もちろん好みの問題はありますが、ヴィンテージスポロレ愛好家の間ではドーム風防の方が断然人気が高いです。かく言う私もドーム風防ファンなので、所有するGMTマスターもサイクロプスレンズ付きから社外品のドーム風防に変更して楽しんでいるほどです。

そこでリベルタスのスタッフさんに無理言ってドーム風防の在庫がないか確認していただくと、なんと一個だけ残っているとの朗報が!そこで購入したタイミングで交換してもらいましたが、イカサブの四角い夜光インデックスと四角いデイト窓の親和性が非常に高いので大満足なカスタムになりました(画像2枚目)。

更にこのモデルで最も特徴的なブルーのダイヤルとベゼルを見ていくと、黒サブマリーナに比べて色褪せしやすいので色合いの個体差が激しいのが分かります。相場はにょ〜さんの個体のように濃紺なほど高い傾向にありますが、個人的には色褪せたリーバイス501レギュラーのように淡いブルーの方が好みだったりします👖

 

 

 

 

 

続いてのディテールは有名な話ですが、90s初頭までのチュードルはロレックスのパーツを流用していたので、至る所にロレックスの刻印が確認できます。ちなみに私の青イカではリューズ・ベルトのクラスプ・バックル内の延長パーツ・ケース裏蓋の4カ所にロレックス刻印が入っていました。

チュードルはロレックスのディヒュージョンブランド(普及版や廉価版の意味)なので、残念ながらムーブメントは自社製ではなくETA製になります。しかしロレックス伝統のオイスターケースや三連ブレスはそのまま使われているので、ヴィンテージスポロレ同等の雰囲気が味わえます!

実はヴィンテージチュードルの相場は海外では高く評価されているものの、日本ではまだまだロレックスの格下ブランドとしか認知されていない為、世界的に見ると不当に安く買うことができます。しかも本家ロレックスには展開のないカラーやインデックスのデザインが楽しめるのも魅力の一つです。

 

 

 

 

 

大阪の新たな仲間と購入した時計まとめ

と言うことで今回は新しい古着仲間にょ〜さんと大阪の名店リベルタスで購入した80年製チュードルの青イカサブについて書いてきました。いくつになっても新しい友達ができるのは嬉しいことですし、彼のおかげで敷居の高い時計専門店でも一見さん扱いされず気持ちよく時計を買えました!

また今回購入したヴィンテージチュードルは100万円を超える高額時計なので簡単に買える金額ではなかったですが、当ブログのフリマ企画で読者さん達に私の私物を購入いただいたおかげで何とかニコニコ現金一括払いができました。この場をお借りして御礼申し上げます🙇🏻‍♂️

ちなみにリベルタスでは12月23日まで60回無金利ローンキャンペーンを実施しているので、高騰が著しいヴィンテージスポロレが更に値上がりする前に決断するチャンスかもしれません。更にリベルタスなら購入保証書をしっかりと作成してくれるので、いざと言う時に手放ししやすいのが最大のポイントです。

最後にヴィンテージスポロレとチュードル合わせて3本になったのが嬉しすぎて、思わず時計ケースを買ってしまいました。私が購入したのはウッドの質感と作り込みに高級感のある五十君商店のオリジナルケースで、毎日開け閉めしてはウットリしています笑。以上です!

 

コメント

  1. Taka より:

    いつも楽しく拝見しております。
    GMTマスターの風防について「社外品のドーム風防に変更して楽しんでいる」とのことですが、差し支えなければ、どちらの製品を購入されたのか教えていただけますか?
    当方、16610の風防を交換したく(サイクロプスレンズを無くしたい)参考になればと考えております。

    • masagonia masagonia より:

      Takaさん、コメントありがとうございます。
      私の1675は中野ブロードウェイに入っているGOOD WATCHというお店で社外品に替えてもらいました。
      ちなみに15,000円とやや高いです(^_^;)
      ご参考まで。

  2. Taka より:

    ご回答ありがとうございます。
    年齢、名古屋歴あり、服の趣味など共通点があり、親近感を抱きながら拝見しております。
    次回の更新も楽しみにしています。

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