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やっと手に入れたUS ARMY M-43カーゴパンツとフランス軍M-47カーゴパンツを比較してみた

パンツ

名古屋の名店unwaveで見つけた美品M-43

我々アメカジ愛好家にとってワーク・ミリタリー・ネイティブ・アウトドアは外せないカテゴリーになりますが、その中でも筆者が特に好きなのが1940〜70年代に作られた、いわゆるヴィンテージデニムやヴィンテージミリタリーと呼ばれるアイテムになります。

ここ数年若者の間で発生した古着ブームの影響もあって、ヴィンテージデニムはビックリするくらい(数年前の2倍以上)高騰してしまいました。さらにヴィンテージデニムに引っ張られるかのようにヴィンテージミリタリーウエアも軒並み高騰してしまいました。。

そんなヴィンテージ古着が高騰する中でも探し続けていたのが、1940年代に作られたUS ARMYのM-43カーゴパンツになります。数年前であればヴィンテージを扱う古着屋に2万円前後で置いてありましたが、いつの間にか消えてなくなりツチノコ的存在になっていました😭

 

 

 

 

 

とは言え諦めずに探し続けること約2年、先日の名古屋の古着屋遠征時に大須の名店unwaveでやっとマイサイズかつグッドコンディションのM-43カーゴパンツに巡り合うことができました。正直unwaveに行けば出会えるのではないかと期待していたので、まさに期待を裏切らない名店です!

ところで「カーゴパンツ」と聞かれると1960〜70年代に作られたM-65やジャングルファティーグパンツが一般的に思い浮かぶかと思います。そこで今回の記事ではあまりメジャーな存在ではないですが、1940年代の名作と呼ばれるアメリカ軍M-43カーゴパンツについて書いていきます。

また若者の間で流行ったユーロミリタリーの影響で一気に認知度を上げたフランス軍M-47カーゴパンツがありますが、同年代に誕生したアメリカ軍とフランス軍のカーゴパンツを比較してみたいと思います。テーラーを元としたフランス軍とワークを元としたアメリカ軍では、同じカーゴパンツでもどんな違いがあるのでしょうか?

 

 

 

 

 

特徴的なポケット位置と13スターボタン

出典:SEABEES Military Mega Store

それでは2年近く探して購入したアメリカ軍M-43カーゴパンツのディテールからチェックしていきます。まずこのパンツの最大の特徴は、なんと言っても腰より少し下に付いた2個のパッチポケットになるかと思います。実はM-43にはこの二つ以外にポケットは付きません。

参考までに画像2枚目にM-43の後継モデルとなるM-51フィールドトラウザーズを掲載しましたが、私も含め誰もがイメージする「カーゴパンツ」のデザインになるなと思います。腰に2個、ヒップに2個、太ももに2個と計6個のポケットが付くので、カーゴパンツは別名6ポケットパンツとも呼ばれたりします。

このM-51のデザインはその後のM-65にも引き継がれ現在の6ポケットパンツに繋がっていきますが、その大元になるのが今回ご紹介するM-43になる訳です。おそらくポケット2個だけでは相当不便だったので、腰やヒップにポケットを追加したと推察します。だって実際に穿いてみたら本当に不便でしたから笑。

 

 

 

 

 

続いてのM-43カーゴパンツの特徴的なディテールが、この13スターボタンと呼ばれる黒ラッカーでコーティングされた鉄製ボタンになります。このボタンは対となるM-43ジャケットにも装着されており、まさに第二次世界大戦時に使われていたことを証明するディテールです。

実は同じM-43カーゴパンツでも後年のモデルになるとヘリンボーンツイル生地→サテン生地に鉄製ボタン→尿素ボタンに変更されてしまうのです(画像2枚目)。私は13スターボタン&HBT生地の個体に拘り抜いて探していたのもあって、見つかるまでに2年近く掛かったわけです😅

参考までに13スターボタン&HBTの相場は、筆者の購入したゴールデンサイズかつグッドコンディションであれば5万円前後で、画像2枚目のサテン生地&尿素ボタンで同条件なら3万円前後になります。どちらのモデルにせよフランス軍M-47に比べて圧倒的にタマ数が少なく、普通の古着屋で見つけるのは困難でしょう。。

 

 

 

 

 

 

 

裾のアジャスターベルトが特徴的なM-47

続いてはフランス軍M-47カーゴパンツを見ていきます。画像の個体は名古屋の古着屋CROUT大須で購入した前期モデルのデッドストック品になります。このM-47カーゴパンツの見た目で最大の特徴と言えば、裾に付いたアジャスターベルトになるかと思います。

なのでM-47が購入する際に最も重要なのは、裾のアジャスターベルトを見せる為にロールアップしなくても穿けるレングスであることです。確かにM-47をノークッションで穿くと極太のシルエットも綺麗に出ますし、裾のアジャスターベルトがコーディネートのワンポイントになって洒落て見えます。

しかし古着屋市場ではウエストも大きくレングスもメチャクチャ長いサイズが多く、我々日本人がジャストで穿けるサイズの個体は中々見つかりません。また170cm台の身長ならノークッションで穿ける「21」というサイズは、M-47ブームの頃には5万円以上の値を付けていました(今は安くなっています)。

 

 

 

 

 

またフランス軍M-47もアメリカ軍M-43と同様に前期・後期モデルで仕様が変わっていることは有名な話です。ただしM-43とは逆で前期モデルがサテン生地で後期モデルがヘリンボーンツイル生地になるのと、シルエットがややテーパードするのもあって後期モデルの方が人気が高いです。

この生地の仕様以外に前期モデルと後期モデルを見分けるポイントとしては、ウエストのトップボタンの数に違いがあります。前期モデルはトップボタンが2個なのに対し後期モデルは通常のパンツ同様に1個しかないので、古着で探す際にも簡単に見分けられるかと思います。

デザインはアメリカ軍M-51と同様の6ポケットを採用しており、いわゆる王道のカーゴパンツデザインになっております。このデザインは1951年に生まれのM-51より1947年生まれのM-47の方が先に輩出しているので、この6ポケットパンツの元祖はフランス軍M-47と言って差し支えないでしょう。

 

 

 

 

 

コーデしやすいテーパードシルエットのM-43

ここではM-43とM-47のコーデについて見ていきますが、初めに言っておくとM-47の極太土管ストレートを穿きこなすのは相当難しいです。かく言う筆者もデッドストックで購入しておきながら、全然カッコよく合わせられなくて早々にブログ読者の方にお譲りしましたからね。。

ここではM-47前期モデルについて評価しているので、少しテーパードした後期モデルだと印象が変わるかもしれません。しかし前期・後期どちらにしても裾のアジャスターベルトを見せる為にロールアップは基本的にしないパンツなので、穿きこなす方法がノークッションで合わせるのみになります。

そして何より裾幅が27cm=周囲54cmもあるので、ローファーなどの靴ではボリューム感が足りず全然似合いません。もしM-47に合わせるならコバの張ったオールデンの短靴やブーツなどドッシリとしたボリュームのある靴と相性が良さそうです。なのでローファー系ばかり履く筆者には難易度が高いのです💦

 

 

 

 

その点アメリカ軍M-43は裾に装飾が付いているわけでもないですし、裾幅も24cmと許容範囲内の太さなので合わせる靴はそこまで選びません。またレングスが長かったとしてもM-43はロールアップして穿くことで熟れて見える点もフランス軍M-47より使いやすいポイントになります。

さらに通常の6ポケットパンツに比べてサイドのポケットが上に付いているので、視覚的に脚長効果が期待できるのはM-43だけの特徴です。参考までに画像2枚目に6ポケットパンツの代表格であるアメリカ軍M-65を穿いたコーデを載せましたが、サイドポケットの位置が違うだけで膝下が長く見えるのが分かります。

またM-43のシルエットを見ていくと、同じ40sのフランス軍M-47に比べて明らかにテーパードしたシルエットになっているので、特に意識せずにいつものアイテムを合わせることが可能です。ただし先述の通りポケットが2個しかないので不便なことは改めてお伝えしておきます笑。

 

 

 

 

 

アメカジオヤジが組むカーゴパンツコーデ

もし我々オヤジ世代がカーゴパンツをコーデに取り入れるとしたら、同じアメカジアイテムを合わせると子供っぽく見えてしまうリスクがあります。そこでオススメなのがネイビージャケットと合わせて綺麗めコーデの外しアイテムとして使うのが取り入れやすいと思います。

このカーゴパンツに使われているオリーブグリーンとネイビーカラーの相性が抜群に良いので、何も考えずにネイビージャケットに合わせるだけで洒落て見えます。更にカーゴパンツのラギッド感が綺麗めコーデに熟れ感を与えてくれますし、事実ファッション上級者も取り入れている定番のコーデになります!

画像のコーデでは6ポケットのジャングルファティーグパンツを使っていますが、ヘリンボーンツイル生地やサテン生地より薄くて涼しいので春夏に穿くならオススメのパンツです。逆に寒冷地を想定して作られたM-65フィールドパンツは通過性も悪く蒸し暑く感じるので、春夏には向かないでしょう💦

 

 

 

 

 

続いては難易度の高いアメカジアイテムを合わせたコーデになりますが、ネッカチーフ替わりに巻いたバンダナや足元の革靴がなければ子供っぽグリーン見えていたと思います。さらにインナーに着たTシャツをタックアウトしたら、かなり残念なコーデになったことは言うまでもありません。。

私は「オヤジが着ても恥ずかしくない大人のアメカジコーデ」を追求し続けていますが、やはりコーデのどこかにドレス感と清潔感を取り入れないと大人のアメカジは成立しないと感じています。そこで足元の革靴とインナーをタックインすることが一番簡単にドレス感を上げられるテクニックになります。

アメカジしか経験のない方にとってローファーの素足履きやインナーをタックインすることはちょっと気恥ずかしいテクニックかと思いますが、一度やってしまえば全然恥ずかしくなくなりますので是非チャレンジしてみてください!自分が思っているほど他人は自分のことを見ていませんから、世間なんてそんなもんです笑🤣

 

 

 

 

 

アメリカ軍とフランス軍のカーゴ比較まとめ

と言うことで今回は2年弱探してやっと見つけたUS ARMY M-43カーゴパンツと、同じく1940年代に誕生した6ポケットパンツの元祖的モデルであるフランス軍M-47カーゴパンツを比較してみました。作りの丁寧さやどことなく上品な雰囲気があるM-47に対し、ラギッド感丸出しのM-43とはお国柄の違いを感じました。

両方とも所有したことがある筆者の個人的な感想ですが、M-47(前期モデル)はほとんどテーパードが掛かっていない上、裾のアジャスターベルトを見せる為にジャストレングスで穿かないとサマにならない点と、合わせる靴選びが難しいパンツだと感じました。

その点M-43はロールアップでレングス調整すれば熟れて見えるだけでなく、サイドポケットの位置が高いことによる脚長効果が期待できる点も嬉しいポイントです。ただしM-43のタマ数はM-47に比べると圧倒的に少ないので、そう簡単に古着屋で出会えないでしょう。

個人的には一目見ただけでレプリカだと分かってしまうレプリカデニムとは違い、レプリカのミリタリーパンツは完成度が高くデッドストックのような雰囲気を楽しめます。もし入手困難なモデルや古着アレルギーの方には、ミリタリーレプリカを選択肢の一つに入れても良いかと思います。以上です!

 

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