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色味が酷似なユニクロのレギュラーフィットジーンズとリーバイス501後染めブラックを直接比較

パンツ

読者さんからの情報を元に調査してみると…

今から数ヶ月前に静岡の名店PRAYER ARROWでUSA製リーバイス501後染めブラックを購入し、先染めブラックと比較した記事を書きました。その後とある読者さんから「ユニクロのブラックジーンズがリーバイスの後染めブラックにそっくりなので記事に取り上げてほしい!」との要望をいただきました。

ユニクロのジーンズと言えば当ブログでも人気となったセルビッジレギュラーフィットストレートジーンズがありますが、まさか後染めブラックにそっくりなブラックジーンズを見落とすなんて…。これは実際に自分の目で見て確認せねば!と、近所のユニクロへ調査しに行ってみることにしました。

ちなみにリーバイスの後染めブラックはここ1〜2年で評価されはじめたアイテムで、それまでは先染めブラックの方が断然人気がありました。しかし2023年12月現在ではむしろ先染めブラックより後染めブラックの方が相場も若干上で、サイズとコンディションが良い個体だと1.8〜2万円と高くなっております。

 

 

 

 

 

そしてユニクロの店舗でジーンズコーナーに向かってみると、ブルージーンズに挟まれる形でブラックジーンズが陳列されているのを発見しました。そして間近でユニクロのブラックジーンズを見てみると「ムムッ、これは読者さんが言う通りリーバイスの後染めブラックにそっくりだ!」と目から鱗が落ちました。

そしてリーバイスの後染めブラックと直接比較する価値があると判断した筆者は、試着した後に購入し持ち帰ることにしました。と言うことで、今回は見た目がそっくりなユニクロのレギュラーフィットジーンズとリーバイス501後染めブラックを直接比較し、色味やディテールについてレビューしていきます。

 

 

 

 

 

セルビッジレギュラージーンズと同じサイズ感

右:ユニクロセルビッジレギュラーフィットストレートジーンズ
左:USA製リーバイス501レギュラー最終モデル

後染めブラックに酷似なユニクロのレギュラーフィットジーンズ・グレーモデルのディテールを見ていく前に、まずは気になるサイズ感についてお伝えします。結論から言うと、当ブログの過去記事でご紹介したユニクロのセルビッジレギュラーフィットストレートジーンズと同じサイズ感になります。

実は試着するまではリジッドモデルであるセルビッジレギュラーフィットストレートジーンズの方が大きめのサイズ感ではないかと推察していましたが、エイジングしているように見せるウォッシュ加工が施されたレギュラーフィットジーンズ・グレーモデルでも違いが分からないほどフィット感は同じでした。

と言うことは過去記事でも書いた通り、リーバイス501(USA製のレギュラーモデル)と比べると1サイズ大きめな設計で作られていると感じました。よってウエスト31インチがジャストサイズの筆者の場合、レギュラーフィットジーンズ・グレーモデルはW30/76cmを選択すればジャストフィットになります。

 

 

 

 

 

左:31インチ 右:30インチ

ウエスト32インチ

実際に178cm/66kgの筆者がレギュラーフィットジーンズ・グレーモデル30インチと31インチをそれぞれ穿き比べてみましたが、ウエストのフィット感は30インチで丁度良く31インチになると緩く感じられました。参考までに筆者のウエスト実寸は79cmとメタボ腹にギリギリならない程度のぷよぷよ腹です笑。

またレングスに関しても、ウエスト30インチの丈(平置き実寸の股下77cm)でノークッション〜ハーフクッションのちょうど良い長さでした。よって標準体型で170cm台の方であれば、30インチでウエスト・レングス共に余裕を持って穿くことができると言えるでしょう。

ただし筆者はリーバイス501のようにシルエットを重視した脚のラインが出るフィット感を好んでいるので、ゆったりとしたシルエットで穿きたい方であれば31インチもアリかと思います。ただし32インチまでインチアップしてしまうとベルト無しでは穿けないほどウエストが緩くなるので注意が必要です💦

 

 

 

 

 

 

 

色味は驚くほど後染めブラックに近い雰囲気

それではレギュラーフィットジーンズ・グレーモデル最大の特徴である「後染めブラックそっくりな色味」についてレビューする前に、リーバイス後染めブラックの特徴についてご紹介します。この後染めとは別名サルファ剤を使った染め方(硫化染め)で、サルファブラック・スーパーブラックとも呼ばれる現在アメリカでは禁止された染め方になります。

このサルファ剤は染料として開発されましたが、1935年にドイツで染料のプロントジルに抗マラリア効果があることが発見され抗菌薬として使われるようになりました。またリーバイスも80〜00sにサルファ染めの後染めブラックを製造しておりましたが、環境汚染に繋がるのを理由にアメリカで製造禁止されました。

この製造禁止でUSA製サルファ染めは二度と作られないプレミア感と、後染めの為メリハリのある色落ちになるのが魅力でここ数年評価が高まりした。その特徴を踏まえた上でユニクロのグレーモデルを見ていくと、後染めブラック酷似の色味だけでなくパッカリング部位もメリハリのある色落ちをしております!

 

 

 

 

 

また先染めと後染めを見極める上でチェックすべきポイントは、生地の裏側が黒く染まっているか否かになります。この点に関しては、リーバイス後染めブラック同様にユニクロのグレーモデルも生地の裏側が黒く染まっています(後日ユニクロお客様窓口にサルファ染めかを確認予定なので回答はお待ちください)。

実際に洗濯表示タグには「染めの特性上、摩擦による他の衣類への色移り」のリスクや「単品での洗濯を推奨」が記載されており、製品染めをした商品であるのは間違いなさそうです(画像2枚目)。逆に言えば新品状態でも良い感じの色落ちをしていますが、穿き込んで洗濯を繰り返すと更なる変化が楽しめそうです。

またレギュラーフィットジーンズを試着した際にストレッチ性を感じたのは筆者の錯覚だったようで笑、コットン100%のしっかりとしたデニム生地が使われているのでご安心ください。もしポリ混のストレッチ素材だと風合いの面でマイナスポイントになるので、コットン100%は個人的に重要なファクターです。

 

 

 

 

 

ディテール確認とボコボコとしたパッカリング

ここではレギュラーフィットジーンズのディテールをチェックしていきますが、基本的には過去記事に書いたセルビッジレギュラーフィットストレートジーンズと同じになります。ただしグレーモデルはリーバイス後染めブラック同様に脇割り仕様となっており、セルビッジジーンズのように赤耳は付きません。

またウエスマン内側には「UNIQLO JEANS」と刺繍された布タグが縫い付けられていますが、悪目立ちしないよう同色タグかつ同色カラーで刺繍されている点にセンスの良さを感じます。このパンツはリーバイスのように背面に紙パッチが付かないので、ぱっと見でユニクロ製だと分からないのも好ポイントです!

更にフロント股間部位をチェックすると、セルビッジジーンズ同様にYKK製のジッパーフライとなっております。確かにトイレの際にジッパーの方が断然便利かと思いますが、フロントフライ部がメリハリのない色落ちになるのがデメリット。。個人的には凹凸感のある色落ちが得られるボタンフライの方が好みです。

 

 

 

 

 

そしてグレーモデルの全体像を見てみると分かるかと思いますが、裾やバックポケットや脇割りまでパッカリングが凄く綺麗かつ豪快に入っています。特にパンツ両側の脇割り部分に関しては「本当は赤耳なんじゃないの?」というくらい、戦車のキャタピラばりに凹凸としたパッカリングが入っています。

また裾のパッカリングも凄く綺麗に入っているので縫製をチェックしてみると、なんとチェーンステッチで縫われているではないですか!実はリーバイス501後染めブラックはシングルステッチ仕様になっているので、ユニクログレーモデルほど細かい凹凸にはならず本家を超えてしまっております笑。

ここまでの拘りを搭載したグレーモデルが3,990円で買えてしまうとは、相変わらずユニクロのコスパ恐るべし。。しかも生産国がここ数年お隣の中国からバングラデシュに移転されましたが、製品のクオリティはしっかりとユニクロ品質を保てているので安心して買えるのも嬉しいポイントです。

 

 

 

 

 

後染めブラックデニムパンツの大人コーデ

左:先染めブラック 右:後染めブラック

ユニクロのレギュラーフィットジーンズ・グレーモデルを我々オヤジが穿いたらどんな雰囲気にたるのか、アメカジオヤジの筆者がリーバイス501後染めブラックを用いて大人コーデのイメージをお伝えしていきます。まず先染めブラックを見ていくと、色落ちにメリハリの無い普通のグレーパンツに見えます(画像左)。

逆に言えばデニムパンツというよりグレースラックスのイメージで綺麗めなアイテムと合わせると大人っぽいコーデとして纏まります。一方の後染めブラックになると腰回りのヒゲや太ももの色落ちがブルージーンズのように発生するので、見た目は先染めブラックよりもラギッドな印象を与えます(画像右)。

よってユニクロのグレーモデルはリーバイス後染めブラック同様に綺麗めなコーデよりもアメカジ感の強いアイテムと合わせたラギッドなコーデとの相性が良さそうです。とはいえ全体のカラーをモノトーン+α程度の色数で抑えてやれば、簡単に大人のアメカジコーデが成立するので難易度は高くありません。

 

 

 

 

 

 

先ほどのモノトーン+αに色数を抑える方程式を使って複数のコーデを組んでみましたが、予想以上に簡単にコーデが纏まると感じました。またフェード(色落ち)した後染めブラックデニムとブルーデニムは好相性だと感じましたが、これがどちらもリジッド(濃色)カラーになると流石に合わなそうです。。

また秋冬コーデで鉄板アイテムのミリタリー系アウターとの相性ですが、先染めブラックよりも後染めブラックの方がセージグリーンとの好相性だと個人的に感じました。ただし後染めブラックの方がアメカジ濃度が高くなるので、どこかにドレス感のあるアイテムを入れた方が大人っぽく纏まると思います。

先染めブラック・後染めブラックのどちらにしてもUSA製リーバイスは1万円台後半と高い相場をキープしているので、リーバイスに拘らないのであれば見た目が酷似なユニクロのレギュラーフィットジーンズ・グレーモデルを3,990円で購入して代替パンツとして使うのは充分にアリな選択でしょう。

 

 

 

 

 

 

 

後染めブラック酷似なユニクロのパンツまとめ

と言うことで今回は、見た目がそっくりなユニクロのレギュラーフィットジーンズ・グレーモデルとリーバイス501後染めブラックを直接比較してみました。実際に両者を並べて見比べてみたところビックリするくらい雰囲気が似ていたので、試着した後に迷わずに即決購入してしまうほどでした笑。

また気になるサイズ感はユニクロのセルビッジレギュラーフィットストレートジーンズと同じで、USA製リーバイス501レギュラーより1サイズ大きめな作りになっています。よってユニクロのグレーモデルを検討される際はご自身のリーバイスのジャストサイズより1サイズ下からが試着してみてください。

そして後染めブラックのコーデは想像以上に簡単で、モノトーン+αの色数を抑えた組み合わせであれば熟れた大人コーデが完成します。この拘りの詰まったユニクロ製後染めブラックデニムが3,990円で買えるのはお買い得だと思いますので、気になる方は是非ご近所のユニクロで確認してください。以上です!

コメント

  1. がきさん より:

    こんばんわ。
    ブログ拝見しました。記事に取り上げて頂きありがとうございました。ユニクロは週末限定価格があるのでそれまで待てば2990円と更にお買い得です(笑)

    • masagonia masagonia より:

      がきさん、コメントありがとうございます。
      こちらこそブログのネタ不足だったので、ネタ提供は大変助かりました笑。

      週末限定価格は見逃せないですね!
      どうせ買うなら少しでもお得に買いたいですもんね(^^)

  2. ジョニー・ゲップ より:

    週末限定価格よりお買い得な衝撃価格というのもあります。
    セルビッチのホワイトデニムが、限定価格¥2990から衝撃価格
    ¥1290になっていたことがあります。

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