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ヴィンテージでもお手頃価格なM-65フィールドジャケットのディテールと大人コーデ

アウター

突然の寒さもヴィンテージウエアで対応したい

2023年の気候も相変わらず異常で10月まで夏日があったりと温暖化が進む中、やっと11月に入り秋用の洋服を楽しめる気温になってくれました。しかし長袖ウエアが心地よく軽い重ね着を楽しめる期間はたったの3週間程度しかなく、11月下旬に入るといきなり寒波が訪れて秋終了のお知らせが…チーン😂

と言うことは読者の皆さんも大好物なバブアーを楽しめる期間もそこまで長くないので、11月中にタップリと着ておくことをオススメします。そうなると冬用アウターをそろそろ準備しなくてはなりませんが、ヴィンテージ古着愛好家の筆者としては季節に関係なくヴィンテージアイテムを楽しみたいところ。

そこで今回は、かれこれ5年以上愛用しているアメリカ軍M-65フィールドジャケットについてヴィンテージのディテールや相場をレビューしていきます。またこの男臭いアウターを我々オヤジがコーデする際に気を付けたいポイントや、熟れて見えるポイントについて素人ながら考察していきます。

 

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40年以上作られたM-65の各モデルについて

出典:ヤフオク!

せっかくのなのでM-65フィールドジャケットの歴史について簡単に振り返ってみますが、このモデルは前身となるM-51フィールドジャケット(画像1枚目)の後継モデルとして1965年に開発されました。デザイン上で最も大きな違いは襟が折れるタイプからスタンドカラーに変更された点になります。

また最初期モデルが1967年製造だったM-65カーゴパンツと違い、フィールドジャケットは1966年から製造されています。しかも2008年会計年度まで発注し続けられ43年間もアメリカ陸軍で採用されたアウターで、ベトナム戦争はもちろんアメリカ湾岸警備隊にも採用されるなど幅広く活躍しました。

まず最初に1stモデルからレビューしていきますが、M-51では装備されていたエポレット(肩章)が外されているとジッパーがアルミジップになっているだけで、ぱっと見は後年のM-65とほとんど変わりません(画像2枚目)。それだけM-65フィールドジャケットのデザインは最初から完成されていたと言えるでしょう。

 

 

 

 

 

出典:ヤフオク!

続いて2ndモデルについては筆者が所有しているので後ほど詳しくレビューしていきますが、1stモデルとの違いは主に2ndモデルで復活したエポレットの有無になります。また1stモデルは1966年のみの製造でたったの1年でモデルチェンジされましたが、2ndモデルは1967〜71年の5年間製造されました。

またその後のモデルもM-65が廃番になるまでエポレットが採用され続けた背景から、完成されたデザインとして最古のモノが2ndモデルだと言えそうです。余談ですがM-65フィールドジャケットを有名した映画「タクシードライバー」で主演のロバート・デニーロが着ていたのも2ndモデルになります。

そして最後に3rdモデルについてはシルバーカラーだったアルミ製ジッパーがブラウンカラーの真鍮ジッパーに変更されますが、それ以外は見た目に大きな変更はありません。一応ここまでのモデルがヴィンテージM-65と呼ばれて、プラスチック製ジッパーに変更された4thモデル以降はレギュラー古着扱いとなります。

 

 

 

 

 

緩やかに高騰中のヴィンテージM-65相場

出典:ヤフオク!

ここでは気になるヴィンテージM-65フィールドジャケットの相場について見ていきますが、筆者が購入した5年前と比べると流石に高騰してきていると感じます。まずは1stモデルですが5年前であれば3万円台で購入できましたが、2023年現在ではヤフオクで4万円台、古着屋では5万円前後まで高騰しております。

よくよく考えてみると、1stモデルは先述の通りたった1年間しか作られなかったレアモデルなので逆に今までが不当な扱いだったように感じます。実際に若者に人気のあるジャングルファティーグジャケットの場合、同じように1年間しか作られなかった1stモデルは8〜10万円と高値を付けているのが現状です💸

続いて2ndモデルの相場をヤフオクでチェックしてみましたが、コンディションによって幅が広く美ユーズド品で2〜4万円くらいになります。ちなみに筆者が5年前に浜松の古着屋カスタムフィーバーで購入した際は1万円+TAXと今から考えたら激安価格だったので、どれだけ高騰したのか分かります。。

 

 

 

 

 

最後に3rdモデルの相場を見ていくと、5年前の相場を知っている筆者もホッと一安心の1万円前後で購入可能でした。そもそも誰も注目していなかった5年前の相場で7,000円あれば買えましたが、2023年現在でもそれに毛が生えた程度の値上げ率で買えるので誰にでもオススメできるモデルになります。

もちろん安く買えるのだけが3rdモデルをオススメする理由ではなく、ブラスジップが採用されているのでヴィンテージらしい雰囲気が味わえるのもオススメのポイントになります。それがたったの1万円前後で美ユーズド品が選び放題であれば、M-65フィールドジャケットに初チャレンジするのにもってこいです。

参考までに筆者がクラシコイタリア系メンズドレスファッションからアメカジ古着系ファッションに戻ってきた2017年頃に、久しぶりに購入した古着がこの3rdモデルでした。当時はジャケパンに合わせて外したりと幅広いコーデに合わせられるので、気になる方は安価な3rdモデルからチャレンジするのもアリです。

 

 

 

 

 

 

 

M-65のディテールと大人が選びたいサイズ感

それではM-65フィールドジャケットのディテールについてレビューしていきますが、個人的にはマニアックな話より使いやすさや機能性についてお伝えできればと考えております。まずは4つフラップ付きポケットですが、腰ポケットだけでなく胸ポケットのマチも非常に深くカバン要らずで活動できるレベルです笑。

例えば冬になると必需品となるグローブなんかも胸ポケットに突っ込むことが可能なので、差し色グローブを使えばコーデのワンポイントに使えます(画像2枚目)。実はこのテクニックはクラシコ系ファッション時代に身に付けた技なんですが、アメカジコーデに使うと熟れて見えるのでオススメです。

続いて機能的なディテールとしてスタンドカラー内部に収納されたフードですが、突然雨が降った際にかぶれば小雨くらいは対応可能です。さらに袖口には三角マチ付きのアジャスターが付いており、ボタンで調整するジャングルファティーグよりもベロクロで微調整可能なのも非常に機能的だと感じました。

 

 

 

 

 

当ブログの読者さんの中でもジャングルファティーグジャケットを所有している方は多いかと思いますが、このヴィンテージM-65フィールドジャケットを所有したことがない方の方が多いかと推察します。そこで大人コーデで最も重要なサイズ感について、178cm/66kgの筆者がモデルとなりレビューしていきます。

まず着用画像はSMALL/REGULARになりますが、参考までに一家に一着はありそうなリバースウィーブ酷似のGUヘビーウエイトパーカー(Mサイズ)をインナーに着てサイズ感を確かめてみました。感想としては余裕をもってスウェットパーカーの上から着られるだけでなく、着丈もほど良い長さだと感じました。

またM-65はSMALLながらゆとりのあるシルエットのおかげで、今っぽい極太スラックスとも好相性なのも使いやすいポイントになります。よってM-65はジャングルファティーグジャケットより1サイズ大きめな作りになっていることを念頭に置いて試着するなりオンライン購入することをオススメします。

 

 

 

 

 

大人っぽくも今っぽくも着られるM-65コーデ

それではM-65フィールドジャケットを我々アラフィフオヤジが着るとどんな感じになるのか、アメカジオヤジの筆者がコーデした画像を見ていきます。オリーブグリーンのアウターはただでさえラギッド感が強い上、M-65は肩にエポレットが付いているのもあり余計にラギッド感が増しているアウターです。

ここにデニムパンツのようなアメカジ濃度の高いアイテムを合わせてしまうと、残念ながら見た目は「アメカジ好きなオジサン」になってしまいます。。そこでMIXコーデとしては定番ですが、グレーのウールスラックスやネイビーブラザーのようなドレス感のあるアイテム合わせてm-65のラギッド感を中和してみました。

やはりオリーブグリーンとミディアムグレーの色的相性は非常に良く、M-65に限らず他のミリタリーウエアでも積極的に取り入れたい組み合わせだと感じています。しかしM-65のインナーにタイドアップは流石に狙いすぎでコスプレ感が出てしまうので、2023年現在はあまりオススメしないコーデです笑😅

 

 

 

 

 

続いて今っぽい?のか分かりませんが、ゆったりしたパンツと流行りのデニムジャケットを使ったコーデに合わせても違和感なく纏まります。これは春夏に活躍してくれるジャングルファティーグジャケットと全く同じ組み合わせになりますが、同じ4つポケットのデザインなので似た雰囲気のコーデが作れます。

では一年中ジャングルファティーグジャケットを着れば良いのでは?と考えてしまいますが、亜熱帯地域仕様のシャツに毛が生えた程度の生地なので冬に着るのは不可能でしょう。その点M-65であればそこそこの防寒性もありますし、専用のキルティングライナーを装着することも可能です。

それでも寒い場合はEXTRA COLD(極寒冷地)仕様のM-65フィッシュテールパーカーをオススメしますが、こちらの方が人気も高く枯渇化しているので、仮に見つかったとしても5万円以上はしてしまいます。その点フィールドジャケットはタマ数も多く3rdモデルであれば1万円で買える点も見逃せないポイントでしょう👌

 

 

 

 

 

 

 

安くて狙い目!ヴィンテージM-65JKTまとめ

と言うことで今回は、ヴィンテージM-65フィールドジャケットのディテールやサイズ感と大人コーデについて書いてきました。同じM-65でもフィッシュテールパーカーやカーゴパンツはここ数年で評価も相場も高まっていますが、何故かフィールドジャケットだけはそこまで注目されていません。。

逆に言えば、今後フィールドジャケットは値上がりする可能性も高いので安いうちに購入しておくのも充分アリな選択だと考えます。またこの記事を書いている11月末時点ではアウター無しでは過ごせないほど急激に寒くなりましたので、手軽に購入できるUSA製ヴィンテージアウターとしてオススメします。

個人的にはエポレットが付かずなで肩に見える1stモデルより、エポレットが付いた上で1stモデルと同じアルミジップを採用した2ndモデルが好みです。とは言え初めて購入するならブラスジップの3rdモデルでも充分にヴィンテージミリタリーを味わえるので、是非1万円前後で探してみてください。以上です!

 

コメント

  1. mugicha より:

    m65を見たら、アスペジのジャケットを思い出しました(笑)
    僕がミリジャケを着ると妙にガチ感が出てしまって、皆さんみたいにカッコよく着こなしたいのですが‥
    記事の内容参考にさせていただきます。

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