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復刻より安いヴィンテージダウンベスト、ロッキーマウンテンの相場とサイズ感

トップス

枯れた雰囲気が魅力のヴィンテージダウン

出典:and_berberjin instagram

北陸地方では大雪になるなど真冬真っ盛りですが、そんな寒い日に着たくなるのがダウン製品になるかと思います。ただし関東地方に住んでいる方にはカナダグースなどのハイスペックなダウンジャケットまでは必要なく、何なら袖無しのダウンベストでも充分に対応できる程度の寒さです。

そこで「ダウンベストもどうせならヴィンテージ古着が気分だな〜」と考えた筆者は、過去記事でもダウンベストの特集を組むほど真剣に選考しました。その際に購入したのが70〜80sの通称「茶タグ」と呼ばれるノースフェイスのリップストップ生地を使ったダウンベストになります。

アウトドアブランドのナイロン製古着もデニムやスウェットのように経年変化をするので、パッと見ただけで新品にはない枯れた雰囲気を放っているのが分かります。またノースフェイスに関しては若者の間でも流行っているようで、古着屋でもポップアップが開催されるほど現在注目されています。

 

 

 

 

 

このノースフェイスのダウンベストはアウトドアブランドらしく発色が良いのが特徴なので、若者の派手めな古着コーデと相性が良いのが人気の理由かと考えます。ただし我々アラフィフオヤジがコーデに取り入れるには色が鮮やかでスポーティに見えるので、難易度が高いのが正直な意見だったりします。。

そこでもう少し落ち着いた色の展開でオヤジが着ても違和感がないダウンベストがないか考えたところ、カウボーイ御用達のダウンブランドであるロッキーマウンテンフェザーベッドに行きつきました。と言うことで今回は筆者が購入した70sヴィンテージのロッキーマウンテンについてレビューしていきます。

 

 

 

 

 

幻のブランド、ロッキーマウンテンの歴史

出典:あの国で留学

ロッキーマウンテンはヴィンテージ古着愛好家の間でしか知られないブランドでしたが、日本ブランドの35サマーズが実名復刻することでアメカジ好きに知れ渡っていきました。そう、実名復刻されたってことはロッキーマウンテンは既に倒産しており、残念ながら1980年代にブランドが消滅。。

そもそもブランドの始まりは1960年代後半と比較的若いブランドで、アメリカのワイオミング州で誕生しました。そのワイオミング州の西部3分の2はロッキー山脈東部の山岳地帯と牧草地帯が広がっており、西部開拓時代の雰囲気やカウボーイ文化が現在も息づいている地域になります。

余談ですが2023年現在カウボーイの人口が多いランキングは、1位テキサス州、2位ワイオミング州、3位オクラホマ州となります。このロッキーマウンテンはカウボーイ達に愛用してもらえるようなデザインを取り入れ、ワイオミング州の代名詞でもあるロッキー山脈から名前を取り入れたことが分かります。

 

 

 

 

 

出典:ROCKY MOUNTAIN FEATHERBET instagram

ロッキーマウンテンのダウンベストは唯一無二のデザインで、数多くのレプリカブランドだけでなく普通のアパレルブランドまで同様のデザインのダウンベストが作られてきました。そのロッキーマウンテンのデザインで特徴的なのが肩部分の一枚革で作られたウエスタンヨークになります。

そして数種類あるダウンベストの中で代表的なのが、襟にムートンが付けられた「クリスティ」というモデルになります。筆者も35サマーズ復刻モデルのクリスティを一度所有したことがありますが、首周りがムートンのおかげでハンパなく暖かく、襟を立てればマフラー要らずで冬の街を歩けるほどです。

しかし襟のムートン+レザーヨークの見た目はインパクトが相当強い為、アメカジコーデに合わせると「コテコテのアメカジおじさん」に見えやすいのが難点です。。そこで筆者が目を付けたのが襟のムートンが付かないタイプになりますが、ウエスタンヨークだけでも見た目の主張は充分だと考えました。

 

 

 

 

 

 

 

むしろ復刻より安く買えるヴィンテージ品

出典:MOONLOID

出典:GMMSTORE

では復刻ロッキーマウンテンのダウンベストは新品で購入するといくらなのか楽天市場で調べてみましたが、ムートン付きのクリスティで7万円前後、ムートン無しでも6万円弱と予想以上に高額商品だったことが判明しました。確かに一枚革で作られたウエスタンヨークを再現しているので原価もお高いのかも…。

またクリスティに使われているムートンはアメリカのシープ(羊)だったり、ヨーロッパ産のダウンを日本国内で縫製している拘りの製品なので高額になるのも納得です。もし35サマーズ復刻モデルをお安く購入したい方は、ヤフオク・メルカリなら中古ですが2万円前後で手に入ります(新品の出品はほぼ無し)。

筆者も過去に3着も35サマーズ復刻モデルを購入しましたが、「やっぱりオリジナルのロッキーが欲しい」という気持ちが芽生えてしまい結局手放すことに。。そして今年の秋になりヤフオクを調べまくってみると、なんとヴィンテージ品が35サマーズの定価より安く出品されているではないですか!

 

 

 

 

 

ヤフオクで「ロッキーマウンテン ダウンベスト ヴィンテージ」のキーワードを入力して検索したところ、60点強のヴィンテージロッキーが出品されていました。そして相場はクリスティで7〜8万円、ムートン無しモデルで5〜6万円と35サマーズ復刻モデルより安い個体も多く発見できました。

特にナイロンボディがイエローやレッドなどコーデが難しいカラーになると、良サイズの個体でも3万円から見つけられます(画像2枚目)。逆に強気の価格設定にしている個体は全く売れずに残っており、ヴィンテージデニムとは違い需要と供給のバランスから買い手市場なので安くないと売れない状況です。

確かにヤフオクだけでもクリスティ・ムートン無しモデルを合わせてヴィンテージロッキーが60点も出品されているので、まだ注目されていないお買い得アイテムだと考えます。そして筆者は4万円で出品されていた個体を3,000円のクーポンを使い、37,000円というお買い得価格で無事にゲットしました!

 

 

 

 

 

ヴィンテージ品のディテールとサイズ感

 

それでは筆者が購入したヴィンテージロッキーのディテールをチェックしていきますが、35サマーズの復刻モデルが完璧に再現しているのでエイジング具合しか見た目の違いがないと言えるでしょう。正直な話ここまで同じだとオリジナルを買っても気付いてもらえず、自己満足で終わる可能性が…。

とは言えヴィンテージロッキーのエイジングされたウエスタンヨークが復刻には出せない雰囲気を醸しているので、我々と同類の古着愛好家に分かってもらえればそれで良いのです笑。またナイロン部分は変色等のエイジングがほぼない為。流石にオリジナルと復刻を見分けられません。

さらにウエスタンヨーク以外でヴィンテージロッキーを見極めるポイントですが、表面が経年変化で剥がれた金ボタンや変色したレザーパッチが「オレは70sのオリジナルだよ!」と静かに主張してくれています。最後にヴィンテージロッキーの内ポケットのジッパーは、日本が世界に誇るYKK製になります🇯🇵

 

 

 

 

 

続いて気になるヴィンテージロッキーのサイズ感ですが、他のアメリカブランドより2サイズほど小さめな設計となっているのでネット通販で購入する際は注意が必要です。実際に80sノースフェイスのダウンベストSサイズがジャストフィットな筆者でも、ヴィンテージロッキーはサイズ42まで上げる必要があります。

実は過去に古着屋でサイズ40のヴィンテージロッキーを試着したことがありますが、冗談抜きでボタンを留めるとピチピチすぎてマトモに着られませんでした。よって普段サイズ36の方は40を、サイズ38の方は42を選択すればジャストフィットになる可能性が高いです(可能であれば試着されることをオススメします)。

ちなみに35サマーズの復刻モデルはサイズ感も忠実に復刻しているので、ヴィンテージロッキー同様に2サイズ上げることをオススメします。なんかオリジナル品を調べれば調べるほど35サマーズの忠実な再現レベルの高さをひしひしと感じる結果となり、もはや復刻モデルで充分じゃないかと感じました😅

 

 

 

 

 

 

 

ダウンベストを使った大人のアメカジコーデ


ダウンベスト:70s ロッキーマウンテン
デニムジャケット:50s LEVIS507XX
パンツ:現行ディッキーズ874
シューズ:現行クラークス ワラビー
バッグ:80s LL Bean BOTE&TOTE

それでは当ブログでは毎回お約束となっている、筆者がたたき台となってオヤジでも上手くコーデに取り入れられるか検証していきます。まずダウンベストの着こなし方ですが、前ボタンを全部開けて着るのはイマイチ熟れて見えないだけでなく、そもそも風が入ってきて寒いのでナシかと考えます🥶

一般的にボタンの留め方は真ん中の2〜3個を留めるかと思いますが、上から2〜3個だけ留めて着るとAラインのシルエットになり今っぽいコーデに見せることができます。また合わせるインナーはスウェットパーカーが一番簡単にコーデできますが、デニムジャケットの上に着ても違和感はありません。

さらに合わせるパンツを細身にすると、ボリューム感のある上半身のダウンベストとのバランスがイマイチになります。。そこでチノパンのような太いシルエットのパンツを合わせて上下のバランスを取ってみましたが、Aラインにしたダウンベストのシルエットと繋がりが出てコーデが纏まったように感じました。

 

 

 

 

 

まだお買い得なヴィンテージロッキーまとめ

と言うことで今回は、復刻より安く買えるヴィンテージロッキーマウンテンのダウンベストの相場とサイズ感について書いてきました。現在アホみたいに高騰してしまったリーバイスのヴィンテージデニムと比べてみると、まだ良心的な価格帯で買えるうちに買っておきたいヴィンテージアイテムだと感じました。

70sのヴィンテージ品にも関わらず不人気カラーなら3万円で買えますし、筆者が購入したブラウンのような定番カラーでも4〜5万円あれば購入可能です。また35サマーズが実名復刻させた現行モデルは忠実に再現されている上に、中古品であればヤフオク・メルカリで2万円前後で買えるのでオススメです。

最後にファッションとして最も重要なサイズ感はかなり小さめな作りなので、いつも着ているサイズより2サイズ上げればジャストフィットが得られるでしょう。この特徴的なデザインのダウンベストも襟のムートンが無いタイプは意外と合わせやすいので、気になる方は古着屋で是非一度探してみてください。以上です!

 

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