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バブアーのビデイルSLとクラシックビデイルのサイズ感やディテールを直接比較

アウター

この記事は2011年1月に書いたもので、実は当時非常に人気のある記事でした。その頃はちょうど初めてSLが発売された頃だったので、サイズ感とか通常モデルとの差が知りたい方の参考になったのかもしれません。

最近読者の方から「昔の記事が読みたい」というコメントをいただいたので、アクセスの多かった記事から順にかなり手を加えながらUPしていこうと思います。何故手を加えるかと言うと、改めて読んだらクソ駄文だったからです笑😅

※2022年11月に大幅書き換えを行いました!

 

 

 

 

 

ビデイルSL初登場は2010年A/Wから

実は(2010年)9月くらいにはインターネットの情報で知っておりました、スリムフィットモデルのビデイルSLが300着限定でセット販売されることは…。しかし貧乏リーマンな私は現物を見たら絶対欲しくなるので、あえて店舗までビデイルSLを見には行きませんでした。

そんな2010年の暮れ、埼玉県にあるららぽーと三郷店に入ってるURBAN RESEACH DOORSで偶然にビデイルSLが置いてあるのを発見してしまいました。そして気になって一度試着したらもう最後、頭の中はどうやってお金を工面するかの一点張りとなりました笑💸

 

 

 

 

 

ローンチモデルは限定300着のセット販売

今回購入したビデイルSLは300着限定のセット販売だったので、57,000円と当時のノーマルビデイルと比べると高額に感じました。しかしセット内容をよくよく見ててみると…

【ビデイルSL限定300着セット】
本体+ライナーベスト+ガーメントバッグ+専用ハンガー=57,000円

【ノーマルビデイルジャケット】
本体(43,000円)
ライナーベスト(14,000円)
ガーメントバッグ(6,500円)
専用ハンガー(非売品の為購入不可)
合計63,500円
*以上税抜き定価

というセコい計算をした結果、「これはお買い得だし買って損なし!」と自分を納得させ購入に踏み切りました笑。ここからはなぜ私がビデイルSLに一目惚れしたのか、通常サイジングのビデイルと比較しながら解説していきます。

 

 

 

 

 

 

 

ノーマルビデイルとディテールの違いについて

右:クラシックビデイル 左:ビデイルSL

今回比較するのは筆者が所有するクラシックビデイルジャケットになりますので、同じセージカラーでも色目が違ってきます。クラシックビデイルはヴィンテージバブアーを意識したやや茶色がかったセージカラーになっており、名前の通りクラシックな見た目が非常に渋いです!

それではビデイルSLとクラシックビデイルのフィッティングやディテールの違いについて検証していきます。上の写真ではぱっと見、「色以外何が違うのよ?」と言いたくなりますが、実際に着てみると想像以上に違いがありました。

 

 

 

 

 

まず見た目で気になるのが、襟の大きさの違いになります。ノーマルビデイルの襟を立てて着ようとした時に上手く立たないと感じたことのある方は多いかと思いますが、それはノーマルビデイルの襟はは大きめに作られているのでヘナッと折れてしまうのです

その点ビデイルSLでは小襟化することで普通に着用してもほど良く襟が立ちますし、しっかり襟を立てて着用することもできる嬉しい仕様に変更されました!具体的には一番広い部分で8.5㎝→7㎝に変更されています。

しかも襟が小さくなった分だけチンストラップのボタン位置も襟先に移動されているので、特に首回りが苦しいこともなくチンストラップを止めることが出来ます。こう言った細かい配慮は流石イギリス王室御用達ブランドだけはあるな〜、と感心してしまいます🇬🇧

 

 

 

 

 

【超重要】 着丈の変更

これこそが今回ビデイルSLの購入を決意させた通常モデルとの差になりますが、なんと着丈が同じサイズで1.5センチも長くなっているじゃないですか!私はアウター選定の際に絶対条件として「テーラードジャケットの上に着られる着丈かどうか」で選んでいます。

「ビューフォートでは長すぎるし、ビデイルではジャケットの裾が少しはみ出ちゃうし…」と悩んでいましたが、今回購入したビデイルSLはこの悩みを見事に解消する仕様変更になります。画像をご覧いただくとお分かりになるかと思いますが、腰ポケットの下部が1.5cm長くなっています。

実は8年以上前からバブアーを購入しビデイルをスーツに合わせたいと考えてきた私にとって、涙が出るほど嬉しい改良です!それでは実際ノーマルビデイルとビデイルSLで中に着たテーラードジャケットのはみ出し具合の差を検証していきます。

 

 

 

 

 

ノーマルビデイルのサイズ感と着丈について

クラシックビデイル(前開け)

2011年当時の体型が178cm/65kgと痩せ型の筆者がノーマルビデイルのサイズ38を着用しております。実は過去に遡るとタイトフィッティングを狙ってサイズ36を購入したこともありましたが、さすがに袖もツンツルテンで足りてないし着丈短すぎで失敗したことがあります💦

このノーマルビデイルは昔ながらのゆったりとしたフィッティングで設計されておりますので、身幅にはゆとりがあって袖丈&着丈のバランスも筆者の体型にはベストなサイズかと感じております。

しかし上の画像の通り中に着たテーラードジャケットの裾が1cm以上はみ出しているのが分かりますし、残念ながらオシャレとは言えません。ちなみに2022年現在ではバブアーの短丈ジャケット「スペイ」を着てわざとインナーをはみ出させるコーデが流行っていますが、当時はそんなのありませんでしたからね。。

 

 

 

 

 

クラシックビデイル(前閉じ)

続いてジッパーを閉じて着たパターンを見ていきますが、見てお分かりの通り前を開けて着た時よりも中に着ているジャケットが完全にはみ出してしまうのが分かります。前を開けて着る分には何とかごまかせていましたが、これではコーデが成立しません。

筆者がなぜここまでビデイルの着丈について拘っているかと言いますと、実は過去にサイズ36・38・40と3回ビデイルを買って全て満足いかずに手放しているからなんです。。36ではツンツルテンだし40では身幅が大きすぎてダボダボに感じるしと、どれも着丈と身幅のバランスが合わず結局38がベストかなと。

しかし先述の通り38ではテーラードジャケットの裾が1cm以上はみ出してしまうのでスーツの上に着られませんでしたが、そんな中今回登場したビデイルSLは私の理想に近い身幅のフィット感と着丈の長さを実現してくれたのです!

 

 

 

 

 

最高バランス!ビデイルSLのサイズ感と着丈

ビデイルSL(前開け)

まずはジッパーを開けた状態で着用してみましたが、いかがでしょうか?下に着たテーラードジャケットが全くはみ出していないのが確認できます。さらにフィッティングですが、オリジナルビデイルに比べて身幅もアームホールもかなり細くなっています。

ビデイルSLの身幅とアームホールがどれくらい細いかと言いますと、私が所有していたオリジナルビデイルの36よりスリムフィットの38の方が身幅もアームホールも細いですとは言え裄丈には余裕があるので、下にジャケットを着ても袖がツンツルテンになることもありません。

ただし300着限定セットに付属していたライナーベストを着用すると、あまりにもパツパツで中にジャケットが着られなかったことも追記しておきます笑。またビデイルSLのインナーに着るなら、ミドルゲージまでのニットかテーラードジャケットが良さそうです。

 

 

 

 

 

ビデイルSL(前閉め)

アスペジ New Field Jacket

こちらはジッパーを閉じて着用した画像になりますが、残念ながら中に着たテーラードジャケットの裾がチラッとはみ出してしまいます。しかしこの数ミリ程度のはみ出しなら妥協できるレベルだと感じています。

それは筆者が愛用しているアスペジのM-65フィールドジャケットと同レベルのはみ出し具合で、アスペジでは気にならなかったからなんです。ビデイルSLとアスペジを比べてみると、テーラードジャケットのはみ出し具合がほとんど同じなのが分かります。

しかもビデイルSLに使われているソーンプルーフオイルは例の臭いがほとんどせずにベタつかない新タイプが採用されているので、電車に乗っても問題ないかと思います。これでビデイルSLはスーツの上に着られると確信しました!

 

 

 

 

 

ビデイルSLとノーマルビデイルの比較まとめ

と言うことで今回は11年前にアメブロで書いたビデイルSLとノーマルビデイルを直接比較した記事を大幅に書き換えてお届けしました。また2011年当時はビデイルSLが筆者にとって理想のビデイルジャケットになりましたが、2022年現在ではサイズ感のトレンドが変わってしまったのでノーマルに戻っていますが笑😂

これまでに着丈と身幅のバランスを求めてビデイル3着(黒40・セージ36・クラシックのセージ38)、ビューフォート3着(セージ40・黒38・ラスティック38)の計6着購入してきましたが、今回のビデイルSLは筆者が所有したソルウェイジッパーSLと同様に非常に都会的なフィッティングだと感じました。

また2010年以降に作られたバブアーのオイルドジャケットは臭いが抑えられた新タイプのソーンプルーフオイルを使っているので、臭いが気になる方はSLだけでなく現行のノーマルモデルを選択することをオススメします。色々蘊蓄を並べましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。以上です!

 

コメント

  1. とも より:

    masagoniaさん
    この記事懐かしいですねー

    私もバブアーを買おうか迷っていた時にこの記事を参考にさせて頂きました。買い物報告のブログはよくありますが、こちらのように比較をしてくださっているブログはなかなか無いので、とても参考になります。かなり悩んだ末にバブアーのオイルが他の服についたら嫌だなという、ファッションに対して逃げ腰な選択をしてしまいました

    結局ウールのバブアーを買うというわけのわからない事をしてしまいました。「ウールならバブアーでなくてもいいじゃん」と思いつつ。。。懐かしいです。

    • masagonia masagonia より:

      ともさん、こんにちは!
      比較しないと、あまり記事を書く意味がないもんですから(笑)
      ただの買い物自慢ブログになっちゃいますしね(°_°)

      ウールのバブアーも素敵ですよ!
      私も臭いが気になりますが、オイルドの雰囲気が好きなので耐えられます(o^^o)

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