美しいヒゲ落ちのヴィンテージlevis501
先日、愛知県一宮市の古着屋SUNNY HEARTで一目惚れして購入したリーバイス501の66前期モデル👖
http://sunnyheart16.blog101.fc2.com/
その芸術的(言い過ぎかw)なヒゲ落ちの美しさと色残り、ダメージの少なさと良心的な価格のバランスに、5分と迷わずに即決した事はご報告済み。
以前予告した通り、手持ちの501Big Eと66前期モデルのシルエットに差があるのか?気になる読者さんがいるかもしれないので比較してみました!
左:Big E後期モデル 右:66前期モデル
ヒゲ落ち周辺のアップ画像になりますが、比べてみると、66前期モデルの方が明らかに濃いですね。手持ちのデニムとの濃さの違いって、実際に比べてみないと分かりません…。
なのでヴィンテージデニムを買いに行く際には、お気に入りのデニムを穿いていくか持っていった方が、確実に違いが分かるのでオススメです!
ちなみにこの66 、先日のオフ会に穿いていきましたが、古着屋のスタッフさんに色落ちの良さを褒めてもらうほどでした😆
で、この二本の違いですが、Big E後期モデルは1969〜1973年頃に、66前期モデルは1973〜1976年頃に製作されております。ではディテールの違いを見ていきましょう。
Big E後期と66前期のディテール
上:66前期モデル
下: BigE後期モデル
赤タブが残っていれば、一目瞭然で違いが分かりますが、欠損している場合にチェックすべきは、このフロントのスモールボタン。
良く見比べてみると、Rの左足がBig Eの方は飛び出してますね!
これが所謂「足長R」と呼ばれるBig Eのディテールになります。
上:66 前期モデル
下: BigE後期モデル
ちょっと分かりづらいですが、どちらもコインポケットを縫い付ける糸はコットン100%のイエローステッチ。
Big Eならまだしも、66前期でこのディテールが付いてくると、ちょっと得した気分になります(笑)
それにしてもこんな素晴らしいヒゲ落ちに育てた66前期に油性ペンで書かれてる「Greg」に会ってみたい…
左: BigE後期モデル 右:66前期モデル
ウエストサイズは全く同じ2本ですが、ヒップポケットの大きさに違いがあります。
Big Eの方が縦横とも1cmほど大きいのです💦
まぁ、直接比べなければ分からないレベルですが、確かに古いモデルの方がポケットが大きい印象はありますね。
1970年代はデニムが完全にファッションウエアとして認知されていた時代なので、それに合わせて美尻に見えるようアップデートしたんでしょうね!
上: BigE後期モデル
下:66 前期モデル
どちらも裾上げのされていないオリジナルステッチですが、Big Eはコットン100%のイエローステッチに対し66前期はスパン系のオレンジステッチ🍊
これは折り返して履いた際に雰囲気の差が出ますね!
まぁ耐久性はスパン系のオレンジステッチの方が圧倒的に強いので、実用面で見ると良し悪しだったりします😅
また、赤耳の太さに違いが見られますが、これは個体差なのかな?
実際に穿いたシルエットを比較してみる
で本題のシルエットの違いについてですが、言われなければどちらがどっちか分からないでしょう笑。実は平置きで重ねて比べた計測した結果、ワタリ〜ヒザ幅〜すそ幅のほぼ全てが一緒だったのです。
この結果から、66前期以降が最も美しいテーパードシルエットだと都市伝説的に言われてきましたが、実はBig E後期モデルも66前期モデルと同様のシルエットだったことが判明しました!
もちろん個体差もあるかと思いますが、Big E後期モデルでも充分に綺麗なテーパードシルエットを楽しめます。もし「Big E後期=もっさりストレート」だと先入観をお持ちの方は、一度ジャストサイズのBig Eを試着してみる事をオススメします。以上です!
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