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1分で完売したリーバイス復刻LVC506XXサイズ46「Tバック」を洗濯&乾燥機で縮めてみた

トップス

人気継続中のリーバイス1stタイプTバック

春分の日も過ぎていよいよ春本番を迎えますが、やっと冬物アウターを脱ぎ薄手トップスの出番がやってきました。その中でも我々アメカジオヤジとしては大好物のデニムジャケットをインナーではなくトップスとして着られる嬉しいシーズンになりますので、ここぞとばかりにガンガン着たいところです。

そのデニムジャケットの中でもここ数年大人気なのが、リーバイス1stモデルこと506XXのサイズ46以上だけのディテールである背面がセパレートに別れたTバックモデルになります。そのTバックブームの火付け役は古着界のスターであるベルベルジンの藤原裕氏で、Tバックの名付け親としても有名ですね。

何故こんなにTバックがもてはやされているのかと言うと、その希少性だけでなく今のトレンドに合ったゆったりとしたシルエットがカッコよく見えるからでしょう。そして元々着丈の短いリーバイス1stもビッグサイズになることで、ある程度着丈が伸びてコーデしやすいのも人気の理由になります。

 

 

 

 

 

出典:TCB Jeans Official Site

元々は希少性・ゆったりシルエット・少し伸びた着丈で人気に拍車がかかったTバックですが、今ではサイズに関係なく背面をセパレートにしてTバックの気分を味わえるレプリカブランドも増えています。もはやTバックはサイズ感ではなく背面のディテールにのみ人気が集まっていると言っても過言ではありません。

参考までにTCBジーンズが作る1stタイプ大戦モデルはサイズに関係なくTバック仕様になっていますが、背面セパレートになっているだけで良い雰囲気になるんだから不思議です。このTCBジーンズ大戦モデルは人気がありすぎるので予約販売のみとなっており、Tバックブームはまだまだ継続していると感じます。

と言うことで今回は過去記事でご紹介したリーバイス1stタイプデニムジャケット4選の中からチョイスした、本家リーバイスの復刻506XXサイズ46Tバックについて書いていきます。1分で完売するほどの人気商品ですが、気にせずガッツリ洗濯して乾燥機に回した後のサイズ感についてもご報告します!

 

 

 

 

 

 

 

人気ミリタリーショップWAIPERの入荷告知

出典:WAIPER instagram

ある日の夕方、いつも通りinstagramを眺めていると大人気のミリタリーショップWAIPERの動画が出てきました。どうやらサイズ44以下のリーバイス復刻506XXは通常販売をしているが、サイズ46のTバックはこの日の夜19:00から販売すると事前に告知してくれている内容でした。

元々は1stタイプデニムジャケット4選の中からじっくり考えて選ぼうとしていましたが、あのプレミアム価格が付いている本家リーバイスの復刻Tバックが定価で手に入れられるチャンスが急に舞い込んできたので軽く動揺しました笑。それにしても事前告知をしてくれるWAIPERは素晴らしいお店だと感じました!

そして悩んでいる時間はないと考えた筆者はWAIPER会員に事前登録とクレジットカードの登録をしておき、販売開始時刻になるのを営業車の中でじっと待っていました笑。そして19:00になったと同時に買い物かごに入れて即購入ボタンを押したところ、無事に購入完了となったわけです🎊

 

 

 

 

 

そして数日後にWAIPERから発送されたリーバイス復刻Tバックが手元に届きましたが、実はWAIPERで販売されたサイズ46Tバックは開始1分で完売したとスタッフさんがinstagramで言っていました。やはり人気ミリタリーショップだけにフォロワーも数万人いるので、熾烈な争奪戦になったようです💦

しかし購入できて嬉しいには嬉しかったのですが、実は今回のロットから定価が49,500円(TAX込み)とメチャクチャ値上げされていたので軽くショックを受けています。。このLVC506XXの2022年モデルは定価41,800円(TAX込み)でしたので、実質7,700円も値上げされたことになります。

まぁ百歩譲ってサイズ46Tバックは人気も高い上に生地も多く使っているので許容してもいいですが、サイズの小さいモデルも一律値上げするのは如何なものでしょうか。ここは日本のレプリカブランドのデニムパンツを見習って、通常サイズとビッグサイズの定価を変えた方が消費者は納得すると思います。

 

 

 

 

 

本家Levi’sが復刻した506XXのディテール

では洗濯する前にリーバイス本家が復刻させた506XXのディテールを見ていきますが、こちらは1936年に作られた個体をベースに作られているので戦前の506XX前期モデルになります。よってボタンとボックスステッチは並行ではなくズレて付けられていますし、バックルバックも針になります。

もちろん安全性の観点から実際に針は付いていませんが、バックルの形状は針シンチバックそのものです。またリベットに目を向けてみると刻印が一切入っていないツルツルな打ち抜きタイプの銅リベット採用していますが、ここはオリジナル同様中央寄りの刻印タイプを忠実に再現していところです。。

さらに言うとボタン裏もオリジナル同様にツープロング仕様にしてもらいたかったですが、これは大量生産している現在のリーバイス社では不可能です。ただし赤タブは片面のみLEVISの刺繍が入る通称「片面タブ」仕様になっていたりと、最低限の506XXのディテールは取り入れられています。

 

 

 

 

 

そして背面を見ていくと、サイズ46以上のモデルだけのディテールであるTバック仕様が再現されています。またブームとは怖いもので、オリジナルのTバックが2〜300万円もする超高額&人気アイテムとなってしまったことで、レプリカや復刻でもTバックというだけで大人気アイテムとなってしまうのです💦

ちなみにリーバイスジャパンが2ndこと507XXの復刻モデルでもサイズ44と46をTバック仕様にしていますが、これに関してはオリジナルでは存在しないので少し残念です。確か2ndのTバックはサイズ50以上だったと記憶していますが、とにかくリーバイスジャパンはTバックのニーズに応えたかったのでしょう。

そして最後に革パッチを見ていくとオリジナル同様のデザインが印刷されていますが、これはリーバイス社しか使えないデザインの革パッチなので所有満足度が非常に高いです!ただし復刻モデルの革パッチは牛革製ですが、本気度の高いレプリカブランドのように経年変化を楽しめるタイプではありません。

 

 

 

 

 

ファーストウォッシュはぬるま湯&天日干し

ではここからは超ビッグサイズのTバックを洗って縮めていきますが、この復刻506XXもオリジナル同様にシュリンクトゥフィット仕様なのでガッツリ縮みます。まずは手始めに40℃のぬるま湯に漬け込んだ上で、オシャレ着用の中性洗剤(筆者はエマールを仕様)使ってノリを落としていきます。

もしリジッドデニムの色を極力落としたくない場合であればビヨンデックスをオススメしますが、個人的にドス黒い真っ紺な色は好みではないので中性洗剤をチョイスしました。そして1〜2分手揉み洗いをした後に10分ほど漬け込んだら、しっかりすすぎ洗いをして7分間脱水機にかけます。

デニムジャケット1着に7分間も脱水機を回す理由ですが、以前の記事でも書いた通り洗濯物が高速回転することで繊維の組織が押し潰されて縮むのを狙って長時間脱水機にかけたわけです。とにかく新品状態ではサイズがデカ過ぎてとても着られないので、少しでも多く縮んでほしいのが本音です笑😅

 

 

 

 

 

そして脱水後に更なる縮みを期待して、2階のベランダから天井の軒に干して直射日光をガンガンに当ててみました。ちなみに今回のロットで使われている生地は12.7オンスと薄め…と言うよりハッキリ言って「ペラい」生地感なので笑、ガッツリ生地を縮めることで少しでもゴワゴワにしたいのもありました。

そして40℃ぬるま湯でファーストウォッシュ後に天日干しした結果は身幅−2cm/着丈−5cm/袖丈−4cm/肩幅−4cmという結果になりました。それにしても新品のリジッド状態で178cm/67kgの筆者が着ると、見るからに借り物みたいになっていますが笑、乾燥後は全体的に2サイズほど小さくなった印象です。

参考までにインナーに着ているTシャツは筆者が愛用しているキャンバーのMAXウエイトポケTのLサイズになりますが、デニムジャケットからのはみ出し具合でどれだけ縮んだのかが分かります。ただし個人的にまだ大きく(特に着丈が長く)感じるので、この後禁断の熱湯に漬け込んでからガス式乾燥機にブチ込みます♨️

 

新品→40℃洗濯&天日干し後
身幅66cm→64cm(−2cm)
着丈66cm→61cm(−5cm)
袖丈64.5cm→60.5cm(−4cm)
肩幅56cm→52cm(−4cm)

 

【送料無料】CAMBER / キャンバー : 8oz POCKET T-SHIRT (302) / 全3色 : 8オンス マックスウェイト ティーシャツ Tシャツ ポケットT ユニセックストップス ショートスリーブ コットン オーバーサイズ アメリカ USA 肉厚 : CB190CT12220【AST】【宅急便コンパクト】

 

 

 

 

 

 

禁断の熱湯漬け込み&ガス式乾燥機1時間

40℃のぬるま湯で洗濯&天日干しで洗濯して見た目で2サイズほど小さくなりましたが、まだ筆者としては大きく感じるレベルでした。そこで禁断の技?である熱湯に漬け込んで生地を縮めた上で、さらにコインランドリーでガス式乾燥機に1時間ぶち込みギュンギュンに縮むかを試してみました。

さらに経年変化が楽しめないであろうLVCの革パッチも熱湯に漬け込むことでギュッと縮んだりしたら、これはこれでヴィンテージっぽくなるので儲け物だと考えました。そして湯沸器を高温MAXの60℃に設定してTバックを浸していきましたが、熱すぎて手が軽く火傷したことは言うまでもありません笑🥵

ちなみに熱湯でコットン製の衣類が縮む理由ですが、熱湯にさらすことでコットンの繊維が膨張し生地の編み目構造がふやけた状態になり、その後乾燥させると以前より編み目が詰まった構造へと変化することで、衣類全体が小さく縮みます。さてこれが1ウォッシュ後のTバックでも更に縮みが出るのか?

 

 

 

 

 

60℃の熱湯に10分漬け込んだ後は脱水機を7分間回し、そのままコインランドリーに駆け込みました。そして1時間分のお金を投入しTバックをぶち込んでひたすら待ちました。筆者の理想としてはオリジナルのTバックと同じくらいの着丈(58cm前後)になってほしいのですが、あと3cmも縮めば良いのですが。。

ちなみに熱湯に漬け込んだ後の着丈は0.5cm縮んでいたので、乾燥機1時間で2cmくらい縮んでくれれば大成功になります。逆に縮みすぎたらどうしよう…という心配も若干ありましたが、これは完全に自己責任かつ5万円を捨てる覚悟でチャレンジしました笑。さて熱湯&乾燥機1時間後の結果は…

 

 

 

 

 

う〜ん残念、熱湯とガス式乾燥機を使ったにも関わらず期待したほどの縮みは得られませんでした。気になる結果をお伝えすると60℃熱湯&1時間乾燥機後の縮みは身幅変化なし/着丈−0.5cm/袖丈−1.5cm/肩幅−1cmで、一番縮んで欲しかった着丈が全く変わらないという残念な結果に終わりました😔

とは言え袖丈と肩幅が縮んでくれたおかげもあって、着用した時の印象としては袖を1回ロールアップして着たら丁度良い感じで着られそうだと感じました。また危惧していた着丈に関しても、実寸は変わらないにも関わらずインナーのTシャツのはみ出し分量が多くなったように見えます。

そして復刻TバックはオリジナルのTバックに比べて着丈が2cm以上長くなりますが、逆にコーデがしやすいとポジティブに捉えることもできます。あとは復刻Tバックに合わせるインナーやパンツをどう組み立てていけば、我々アメカジオヤジが着ても洒落て見えるかの検証を次のコーナーでやっていきます。

 

天日干し後→熱湯&ガス式乾燥機後
身幅64cm→64cm(±0cm)
着丈61cm→60.5cm(−0.5cm)
袖丈60.5cm→59cm(−1.5cm)
肩幅52cm→51cm(−1cm)

 

 

 

 

 

 

オヤジのビッグサイズデニムジャケットコーデ

我々オヤジがビッグシルエットのデニムジャケットを着こなす際に注意するポイントを、僭越ながらアメカジオヤジ代表として筆者が考察していきます。まずオリジナルの506XXコーデは着丈が56cm前後しかないので難易度が高く、基本的にインナーはタックアウトよりタックインした方が無難です(画像1枚目)。

逆に着丈が60cmもあるTバックの場合にインナーをタックインすると上下の繋がりがブチンと途切れてしまうので、あえてタックアウトしたインナーの白Tシャツが上下を繋ぐ働きと熟れた雰囲気を醸成してくれます。この襟元と裾からチラッとだけ出た白Tシャツがコーデにもたらす熟れ具合の貢献度は、想像以上の働きをしてくれているのが画像から分かります!

そして合わせるパンツに関しては、スリムシルエットよりワイドシルエットのパンツの方が相性が良いのは誰でも分かることですね笑。今回は2プリーツのウールスラックスと50s US ARMYチノを合わせてみましたが、どちらもゆったり&テーパードシルエットが今っぽいので洒落たコーデに仕上がりました👍

 

 

 

 

 

続いてのコーデは第一次古着ブームを体験してきた我々にはあり得ない、デニムジャケットのインナーにチャンピオンのリバースウィーブを使ったコーデになります。何故あり得ないかと言うと、我々アメカジオヤジ世代のデニムジャケットと言えば、ピチピチにフィットしたサイズ感が基本だったからなんです💦

かくいう筆者もインナーにリバースウィーブを使うコーデを想定するなら、恐らくLeeのカバーオールを使うかと思います。しかし身幅の周囲が128cmもあるTバックであればリバースウィーブをインナーに入れても違和感なくコーデが成立するので、デニムジャケットコーデの新境地を開拓できました!

特に筆者が気に入っているコーデがTバック+リバースウィーブパーカー+濃紺501レギュラーで、アメカジ臭が強い組み合わせなのにTバックがゆったりしているおかげで熟れた雰囲気になるのが気に入りました。参考までにインナーに着ている90sチャンピオンのリバースウィーブパーカーはMサイズになります。

 

 

 

 

 

定価で買いたいLVC506XXのTバックまとめ

と言うことで今回は、プレ値になっているリーバイスジャパン企画のLVC506XXサイズ46Tバックについて書いてきました。また運良く手に入れた復刻Tバックはクオリティ的に定価で買うのが妥当な商品だと感じました。まず生地は12.7オンスでペラペラな上、乾燥機で縮めても変化はほぼありませんでした。

そしてリーバイス社だけが記載できるオリジナルデザインの革パッチに関しては、60℃の熱湯&1時間乾燥機で回しても四角がロールするだけでほぼ変化なしとつまらない結果で終わりました。逆に言えば過酷な環境にも耐えられるレザーパッチなので、ある意味ラギッドなのかもしれませんけどね笑😅

このリーバイス復刻のTバックは若者には当然ウケると思いますが、我々オヤジが着るとしてもパンツやインナーを工夫すれば問題なくコーデできると感じました。個人的にはリバースウィーブとの組み合わせがとても新鮮に感じましたし、寒暖差の激しい春に活躍できそうな組み合わせかもしれません。以上です!

 

コメント

  1. ジョニー・ゲップ より:

    熾烈な争奪戦での勝利おめでとうございます。
    XX(ダブルエックス)はアメリカでは成人指定となりますが(笑)
    追伸
    ¥49500ーは私がハードオフで購入したアンプ(AU-X1111)と奇しくも同額です。
    生地がペラペラで残念とおっしゃっておられますが35kgあるアンプと比べたらキロ単価は高いではありませんか(笑)

    • masagonia masagonia より:

      ジョニーゲップさん、こんにちは。
      XXが成人指定を意味しているとは知りませんでした笑。

      生地は12.7オンスで軽めの生地ですが、少し暑くなる初夏まで着られるとポジティブに考えています(^^)

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