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大きめサイズの一枚袖リーバイス1stを購入、そして38・40・42のサイズ感を徹底比較

トップス

若者がヴィンテージデニムに憧れる理由

出典:楽天ブックス

2022年現在のヴィンテージデニムは史上空前の人気と価格高騰を見せており、既に第一次古着ブームを凌ぐムーブメントとなっています。もちろんヴィンテージデニムの買い手は金で物を言わせる我々オヤジ世代が中心なのですが笑、実は今時の若者からも羨望の眼差しを浴びるアイテムでもあります。

では何故ヴィンテージデニムが若者にも支持されているかと言うと、それは現在のファッションリーダーであるEXILEや三代目J SOUL BROTHERSのメンバーがカッコよく着こなしているからです!彼らが身に付けて高騰したアイテムとしてゴローズのインディアンジュエリーも有名ですね。

我々40代オヤジから彼らのファッションを見ると、1990年代に流行ったヴィンテージ古着コーデを見ているようで非常に懐かしい気持ちになりますが、今どきの若者には新鮮に見えるのでしょう。あの頃と一つだけ違いがあるとすれば、それはデニムジャケットのサイズ感になります。

 

 

 

 

 

出典:Pinterest

EXILEと三代目JSBの中でもヴィンテージデニム好きとして特に有名な今市隆二氏ですが、彼のデニムコーデはとてもカッコよく見えるので若者が憧れるのも無理はありません。とは言え今市氏が着ているようなビッグサイズのリーバイス1stは現在200万円前後もしてしまうので、もはや手が出ません。。

それにしても25年前の第一次古着ブームの頃は誰も見向きもしなかったビッグサイズのデニムジャケットですが、まさかこんなに高騰するとは全く想像がつかなかったです。しかし当時からサイズ46以上のTバックを狙って購入していた藤原ヒロシ氏の選球眼は、さすが裏原宿ブームを起こしただけはありますね!

と言うことで今回は若者に大人気EXILEのTAKAHIROがテレビ番組で着用した、人気のゆったりサイズかつレアなディテールである一枚袖のリーバイス1stこと506XX前期モデルを購入した男についてと、リーバイス1stのサイズ38・40・42それぞれのサイズ感と見た目の印象の差について書いていきます。

 

 

 

 

 

 

 

原宿の古着屋マービンズの衣装レンタル

もし我々40代オヤジが「第一次古着ブームの頃にあった原宿のヴィンテージ古着屋は?」と聞かれたら、出てくる古着屋の名前はゴリーズ・ヴィンテージキング・バナナボート・プエブロ・フェイクαそしてマービンズと答えるでしょう。それくらい昔から営業されている老舗のヴィンテージ古着屋なんです!

そのマービンズは現在では委託販売もされていて、私の古着仲間であるkousei氏もちょくちょく委託に出しています。そんな彼から突然連絡が入ってきたので何事かと思って聞いてみると、「私が委託に出していたリーバイス1stがEXILEのTAKAHIROに衣装として着られましたよ!」とのこと。

kousei氏はキムタクこと木村拓哉氏がドラマ「グランメゾン東京」で穿いていたリーバイス501XX47モデルも所有していますが、どうやら芸能人との相性が良さそうです笑。ちなみにキムタクが穿いた501XXですが、kousei氏自身が穿いたら価値が下がるので一回も穿いてないそうです😅

 

 

 

 

 

出典:EXILE TAKAHIRO STAFF instagram

そしてkousei氏から送られてきた画像が上の2枚ですが、TAKAHIRO氏がフジテレビのネプリーグ2時間スペシャルに出演した際に着用したようです。身長180cmと背の高いTAKAHIRO氏がゆったりと着られるフィッティングなので、おそらくサイズ42が縮んだサイズではないかと推察します。

またインディゴもそこそこ残っておりコンディションも良さそうなので、現在古着屋での販売価格は130〜150万円くらいになるでしょう。。それにしてもリーバイス1stはもちろんカッコいいのですが、イケメンかつスタイルの良いTAKAHIRO氏が着ることでめちゃくちゃカッコ良く見えますね😍

このサイズ感のリーバイス1stを「ヴィンテージデニム上がりの一着」として欲しいなぁ…と考えていた私、冗談半分でkousei氏に譲ってほしいと尋ねたら「良いですよ〜」とまさかの回答が返ってくるではないですか!!!しかし現在の相場より安いとは言え3桁に近い金額なので金策を練らねばなりません。。

 

 

 

 

 

さよなら、私が愛した濃紺リーバイス506XX

ヴィンテージデニム愛好家としてお気に入りのデニムジャケットを手放すのは身を切る思いではありますが、「上がりの一着」を手に入れる為には仕方ありません。やはり手放すなら高額な金額がつきやすいリーバイスのデニムパンツかデニムジャケットにすれば、かなりの資金になってくれます。

しかしデニムパンツは501XXが2本しかないので手放すのは正直辛すぎる…やはり6着所有するデニムジャケットの中から選抜するしかありません。そこでこの中で一番着ていないジャケットはどれなのか考えてみたところ、実は色残り80%と濃紺なリーバイス506XX後期モデルだったのです。

その理由は着るのがもったいないからではなく笑、単純にサイズ感がタイトなので着る機会が少なかったのです。この個体はサイズ38縮みでジャストに着る分には丁度いいのですが、身長178cmの筆者ではゆとりを持ったフィッティングにはなりません。どちらかと言うとインナーとして着ていました。

 

 

 

 

 

クローゼットにあるだけでも満足度の高い濃紺506XXですが、寂しいながらもサヨナラの準備に取り掛かりました。現在の506XXは非常に高額な商品になるので、ヤフオクやメルカリではトラブルになる可能性が考えられます。そこでサファリやベルベルジンのような古着屋に委託に出すことを検討しました。

しかし愛着のあるデニムジャケットなので出来れば顔の分かるヴィンテージ古着愛好家に譲りたいと考えてところ、すぐに思い浮かんだのが名古屋の古着仲間であるオルネカルネさんだったのです。実は昔この506XXを試着してもらったことがあり、その時に「良いなぁ〜」と言ってたっけ…。

そこで早速LINEで「急な話なんだけどオレのリーバイス1st譲ろうか?」と聞いたところ、即決で「買います!」と返事をいただきました!もちろん古着屋の相場より安い価格でお譲りしましたが、古着仲間に譲ることができたのも嬉しいですし、あの506XXも良い買主に出会えて幸せだと思います😌

 

 

 

 

 

レアなディテール「一枚袖」の個体チェック

それではkousei氏から譲っていただいたTAKAHIRO氏着用のリーバイス1stのディテールを見ていきます。まずインディゴの色残りですが65%程度と濃くもなければ薄くもないコーデしやすい色味です。参考までにオルネカルネさんに譲った506XXと比べてみましたが、残念ながら薄く見えますね。。

とは言え全体的には小穴のリペア程度しかないグッドなコンディションと、なんと言ってもサイズ42縮みと思われるサイズ感がたまりません!この個体は506XXの中でも前期モデルになりますので、フロントボタンとボックスステッチの位置がズレているのが分かります(画像1枚目)。

そして506XX前期モデル最大の特徴といえば針シンチと呼ばれるバックルバックになります。画像では分からないですが、良く見ると「ANCHOR」の刻印が入っております。実は私が所有するもう一着の506XX前期モデルも同じANCHOR社製でしたが、この他にSOLIDE社製の個体も存在します。

 

 

 

 

 

そしてこのTAKAHIRO氏着用1st最大のディテールがレアな一枚袖仕様な点になります。参考までに私が所有する通常袖仕様の506XXと比較してみましたが、若干アームホームがゆったりした作りになっていると感じました。でも見た目としてはほとんど変わらないので、マニア向けの自己満足ディテールですね笑。

また袖丈はサイズ42縮みのTAKAHIRO氏着用1stの方が短いですが、実は裄丈はサイズ40縮みの個体とほとんど変わりません。私も最近知ったのですが、どうやら506XXはサイズが大きくなるにつれて袖丈を短くして裄丈が変わらないように調整しているので、この2着は肩幅と身幅しか変わりません。

どうりでオルネカルネさんにお譲りしたサイズ38縮みの個体と色薄のサイズ40縮みの個体も裄丈が同じなわけですね。ちなみにこの「サイズ違いでも裄丈同じ説」が分かったのは、ベルベルジン藤原氏によるTバックこと506XXeの解説から知ることができました!

 

 

 

 

 

神の手を持つOKIDOKIのリペア職人に依頼

今回購入した個体は非常にコンディションが良いので、リペアを必要とする箇所はほとんどありません。しいて言えばフロントのボックスステッチが数ヶ所解れているので、これ以上解れないよう補強しておくことくらいでしょうか。やはりダメージを気にして着るのは精神的に辛いです💦

ちなみにこのボックスステッチはキツくなったらプリーツを開いて着られるよう簡素に縫われており、基本的にはカットされるのが前提のようです。と言うことで今回も私が所有する全てのヴィンテージデニムのリペアを依頼している代々木の古着屋OKIDOKIにボックスステッチの補強を依頼しました。

OKIDOKIではジャパンデニムで有名な岡山県にある鳥城物産の綿糸を採用しているので、ヴィンテージデニムの風合いを損なうことなくリペアしてくれます。今回はリペアの神様より「イエローステッチではなく目立たない糸で補修した方が雰囲気が良い」との提案をいただき、その通りにリペアしていただきました!

 

 

 

 

 

実はこの個体は胸ポケットにあるはずのリベットが2つとも欠損しており、ヴィンテージ古着愛好家としてはパーフェクトじゃないなぁ…と感じていました。そこでリペアの神様より「同年代の701XXに付いている47リベットを移植しましょうか?」と、まさかのご提案をいただきました🤩

実は一本のデニムパンツには6個しかリベットが付いておりませんが、その内の貴重な2個を使って移植していただきました。仕上がりについてはいつもながら完璧なので言うことはありませんが、私の悩みに気付いて素敵なご提案をしてくださるOKIDOKIのリペアの神様は私にとって本当に神のような存在です!

ちなみに残り2個だけ47リベットが残っているみたいですので、リベット欠損で悩んでいる方は是非一度相談してみてください。OKIDOKIのリペアは電話相談も受けてますし郵送でのやり取りも可能なので、全国どこに住んでいても大丈夫ですので忖度なしでオススメのデニムリペアショップです。

 

 

 

 

 

サイズ38・40・42のサイズ感と見た目の差

 

ヴィンテージのリーバイス506XXの購入を検討されている読者の方は非常に多いかと思いますので、ここでは筆者が所有してきたサイズ38・40・42が縮んだ個体それぞれのサイズ感と見た目の差について書いていきます。2022年現在では1stを3着も所有できたなんて、非常に贅沢な話になってしまいましたね。

まずはサイズ38に関しては身長170cm前半の標準体型の方でジャストフィット、160cm台の方であれば少しゆとりを持って着られます。また個体差はありますがサイズ38縮みの身幅は50cm前後で着丈は54cm前後になりますので、178cmの筆者が着ると着丈が短くツンツルテンに見えてしまいます💦

続いてはサイズ40縮みですが170cm後半の方でも少しゆとりを持って着られますので、170cm前半の方であればゆったりとしたサイズ感で着られます。ただしリーバイス1stは色残りよりもサイズの大きさで相場が大きく変わってきますので、残念ながらサイズ40以上の大きめになると50万円の資金が必要です。

 

 

 

 

 

続いては今回購入したTAKAHIRO氏が着用したサイズ42縮みの個体について見ていきます。身長178cmの筆者がサイズ40縮みを着ても肩がやや落ちますが、サイズ42縮みになると完全に肩が落ちているのが分かります。またサイズが上がることで袖も太くなるので、全体的に丸みを帯びたシルエットになります。

リーバイス1stで最も気になるのが「短い着丈」になりますが、実はサイズを上げていっても着丈はそこまで変わりません。しかし身幅が太くなるとインナーに触れずストンと落ちるおかげで着丈が長く見えるから不思議です。実際に画像の2着はどちらも同じ着丈ですが、明らかにサイズ42縮みの方が長く見えます!

こうしてサイズ38・40・42それぞれのサイズ感をチェックしてみましたが、今のゆったりトレンドだけでなく着丈の観点からもビッグサイズに需要が集中する理由があると感じました。参考までに画像のインナーはキャンバーのヘビーウエイトポケTですが、詰まったネックが好みなので秋冬用に長袖も購入する予定です。

 

 

 

 

 

 

 

TAKAHIROが着用したリーバイス1stまとめ

と言うことで今回は、EXILEのTAKAHIROがテレビ番組ネプリーグで着用した一枚袖のリーバイス1stを購入した内容について書いてきました。たまたま古着仲間のkousei氏がマービンズに委託に出していた個体がTAKAHIRO氏の衣装として貸し出されただけなんですが、話のネタになるので嬉しかったりします笑。

しかも人気の高い大きめのサイズなだけでなく、レアなディテールである一枚袖仕様だったりとヴィンテージ古着愛好家としてはたまらない一着でした。もちろんそれだけの条件が揃っているので価格は3桁に近い高額でしたが、私の人生で最も高い洋服になりましたが上がりの一着として非常に満足しています!

また筆者が所有してきた1stのサイズ38・40・42それぞれのフィット感について検証してみましたが、今トレンドのビッグシルエットなだけでなく着丈の長さも関係して大きめサイズの1stに人気が集中していることも理解できました。是非皆さんも素敵な1stに出会えるよう古着屋巡りしてみてください。以上です!

 

コメント

  1. カネコノブオ より:

    今回の記事もめちゃくちゃ良かったです!

    いつも楽しませていただき
    ありがとうございます^_^

    38→42のサイズアップでマサゴニアさんめちゃくちゃカッコよくなり羨ましいです!

    色々とビッグサイズが流行ってますが、ヴィンテージデニムのパンツの方はビッグサイズのブーム来ないですかね 笑

    90年代の名残で多数手元にあるんですよね汗

    • masagonia masagonia より:

      カネコノブオさん、こんばんは。
      楽しんでいただけたようで良かったです(^^)
      やはり大きめサイズの1stはカッコ良いですよね!

      またビッグサイズのデニムパンツですが、現在ヴィンテージデニムが枯渇してますから高値になると思いますよ!

  2. hytksk より:

    いつも楽しくご拝見させて頂いております!
    やはり有名人の名前が話しに出られると話題になりますね。また506XXを3着別で保有してサイズを比較して頂き大変勉強になりました!

    ちょうど現在506XXの購入を検討しておりましてもし差し支えなければ今回ご購入された506XX 42縮みの肩幅、身幅、裾幅、袖丈、着丈の実寸サイズをご購入の際ご参考にさせて頂きたいのでお教え頂く事は可能でしょうか?

    よろしくお願いいたします!

    • masagonia masagonia より:

      hytkskさん、コメントいただきありがとうございます。
      また記事を楽しんでいただけたようで嬉しいです!
      42縮みの実寸ですが、平置き採寸で肩幅49cm、身幅57cm、着丈(襟下〜)56cmになります。
      やっぱり1stはサイズを上げても着丈は短いですね〜(^_^;)

  3. hytksk より:

    masagoniaさん、ご教授頂きありがとうございます!42縮みで身幅57cmはとても大きいですね羨ましい限りです…
    おっしゃる通り着丈はとても短いですよね

    私も満足できる1stに出会える事を願うばかりです!

    • masagonia masagonia より:

      hytkskさん、このサイズ感の1stは高すぎて私も二度と買えない自信がありますから笑。
      是非素敵な1stを見つけてくださいね(^^)

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