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古着好きなら手に入れたい!US ARMY「45カーキ」チノパンのディテールと大人コーデ

パンツ

古着チノパンはアメカジオヤジ必須アイテム

悲しいことに我々40代のオヤジ世代は、普通にカジュアルな格好をしていても小汚くみえる生き物だったりします笑。そんな我々オヤジのコーデを品良く見せてくれるカジュアルパンツがチノパンになります。やはりベージュ系の色合いやスラックスベースの作りが大人っぽく見えます。

このチノパンは古着業界でも超定番アイテムで、アーミーチノのようなミリタリー系やディッキーズのようなワーク系チノが店頭に数多く並んでいます。また画像上のラルフローレンのチノパンも定番アイテムですが、ここ数年若者の間で発生試打ラルフブームの影響で価格は高騰しています。

このラルフチノは太ももはゆったりとしていますが、膝から裾にかけてテーパードしているのでシルエットがとても綺麗なのが特徴です。我々オヤジ世代ならネイビージャケットと合わせても似合いますし、デニムジャケットと合わせてもコーデが綺麗に纏まるのでオススメのチノパンです!

 

 

 

 

 

とは言えヴィンテージ古着愛好家を名乗っている筆者がラルフチノで満足していては説得力がありません笑。なので私が普段愛用しているチノパンは50sUS ARMYのアーミーチノになります。このパンツは50sにも関わらず1万円前後で購入できるコスパの高いアイテムなんです!

また使われている生地はコットン100%の通称ウエポン(ウエストポイントの略)生地なので、洗い込まれるとヴィンテージらしい雰囲気が出できます。しかもボタンはヴィンテージ特有の尿素ボタンが使われていたりと、とても1万円とは思えない満足度の高い一本です。

しかしヴィンテージミリタリー古着の世界では50sチノは平民に過ぎず笑、メタルボタンの「41カーキ」を頂点としたヒエラルキーが存在します(個人の感想)。そこで今回は頂点から3番目に位置する45カーキを購入したので、そのディテールやオヤジコーデについて書いていきます。

 

 

 

 

 

アーミーチノの王様41カーキは絶滅状態…

出典:ヤフオク!

今回の記事で取り上げるアーミーチノですが、我々40代オヤジ世代が経験した第一次古着ブーム以降、メディアでほとんど取り上げられてきませんでした。しかしヴィンテージ古着愛好家の間では定番ヴィンテージアイテムとして常に注目されているアイテムだったりします。

その中でもアーミーチノのヒエラルキー頂点を極めているのが、先述の通り41カーキと呼ばれるモデルになります。このパンツ最大の特徴はフロントフライに使われた「U.S.ARMY」と刻印の入ったメタルボタンになります。更にコインポケットとヒップポケットの両玉縁も特徴です。

この41カーキは1990年代に発生した第一次古着ブームの頃からレアなアイテムで、当時私もオリジナルが買えずリアルマッコイズのレプリカを穿いていましたから。あれから30年以上が経った2022年現在、41カーキはレアアイテムどころかツチノコ級絶滅危惧種にまで枯渇してしまいました😂

 

 

 

 

 

更に41カーキの相場を調べる為にヤフオクで検索したところ、マトモな個体は画像上の2本しか見つかりませんでした。しかも価格を見てビックリ、どちらも9〜10万円スタートとかなり強気な価格設定です。しかし相手はツチノコなので、正直なところ相場はあってないようなもんです。

私もここ数年古着屋巡りをしていても、日本人サイズかつ「普段着として穿けるレベルの綺麗なコンディション」の個体は一本も見つからないのが現状です。。もしオリジナルの41カーキを狙うなら10万円の予算を用意するか、多少汚れていても良いなら5万円から見つかるかもしれません。

しかし我々オヤジが汚れたチノパンを穿いていてもオシャレ見えることはないですし、何なら汚らしく見えるだけなので正直オススメしません。もし41カーキのディテールや雰囲気を楽しみたいのであれば、個人的にはリアルに再現したドメブラのレプリカを選択すると思います。

 

 

 

 

 

 

 

出会いは馴染みのヴィンテージ古着屋Archaic

今回ご紹介する45カーキを購入したことは既に以前の記事でご紹介した通り、1ヶ月前の入荷日に訪問した名古屋のヴィンテージ古着屋Archaicで出会いました。当ブログでは登場頻度が高いので詳細は割愛しますが、我々ヴィンテージ古着愛好家を納得させる買い付けをしてきてくれる古着屋です!

実は入荷日のアイテムで目ぼしいブツは無かったものの、「Archaicに行けば何か見つかる」という自身の経験則から訪問を決意していました。もちろん大人気のヴィンテージリーバイスのデニムに関しては、入荷日の早朝なら並んでいるコアなファンに持って行かれていることは覚悟の上です笑。

約半年ぶりに再会する挨拶はそこそこに、早速店内の入荷品を古着仲間と一緒に隈なくチェックをしていきます。ヴィンテージデニムに食いつく仲間や50sシャツに食いつく仲間をよそ目に、私が気になったのはM-43HBTジャケットなどの40s US ARMYヴィンテージミリタリーウエアです。

 

 

 

 

 

その中でも今回購入した45カーキに関しては、既に50sアーミーチノを所有しているので全く購入する予定はありませんでした。しかしコンディション・サイズ・価格の三拍子が揃った個体を目の前にすると、試着および購入したい欲求が抑えられない自分がいることは認めざるを得ません笑。

「もうチノパン何本持ってるのよ?」と思いながら試着したところ、Archaicでは毎回お約束のシンデレラフィッティングに出会うという沼にハマり続けています。特にコンディションに関しては我々薄汚い40代オヤジにとって死活問題ですから、購入前に要チェックが必要です。

その点もArchaicはコンディション重視でアメリカから買い付けしてきているので、店内に小汚い個体はほぼ皆無なのも安心ポイントです。また「これでアーミーチノのヒエラルキー階級を上げられるぞ!」と、こっそり思いながらレジでお会計をしたことはここだけの話です笑😂

 

 

 

 

 

45カーキと50sチノのディテールを比較

画像1枚目:45カーキ、画像2枚目:50sアーミーチノ

せっかく45カーキを購入したので、手持ちの50sアーミーチノと比較しながらディテールチェックをしていきたいと思います。パッと見比べただけでもいくつか違いがあるのが分かるかと思いますが、個人的に最初に目が行くのがベルトループの太さと長さが全然違う点になります。

45カーキまではヒエラルキー頂点モデルの41カーキと同様に細くて長いベルトループが採用されていますが、50sチノ以降は太くて短いベルトループに変更されています。私はベルトレス派なので問題ないのですが、実際に太めのベルトを入ようとしたら結構苦労したのでご注意ください😅

二つ目の気になるディテール違いは、フロントポケット入り口の角度が斜めなのか真っ直ぐなのかの違いです。ここも45カーキまではポケット入り口が斜めに付いているおかけで手をスムーズに入れられるのに対し、50sチノ以降はサイドシームに沿って真っ直ぐに取り付けられてしまいます。

このポケット入り口の角度が利便性の面でとても重要で、真っ直ぐに付いた50sチノはポケットに手が入れづらいったらありゃしません笑。手を上からスッと入れられる45カーキに対し、50sチノは手を横からグッと入れるイメージです。なので頻繁にポケットに手を入れる方には45カーキをオススメします。

 

 

 

 

 

3つ目の気になるディテールの違いは、サイドシームのダブルステッチが表面に出ているのか内側なのかで雰囲気が全然違う点になります。この違いはアメリカ軍による縫製の簡略化に伴うもので、チノパンに限らずジャングルファティーグジャケットでも見られるディテール変更になります。

画像1枚目で比較していますが、表面ステッチはサイドシームのパッカリング(生地が凸凹になる状態)が出ているのに対し、内側ステッチは特に何の主張もありません。このラギッドな雰囲気こそ45カーキが人気の理由の一つですが、後期モデルは内側ステッチに変更されているので購入する際は注意が必要です💦

最後に4つ目の気になるディテールの違いは、ヒップポケットの入り口の縫製が両玉縁なのか方玉縁なのかという点です。さらにヒップポケットにボタンが付かないのも45カーキまでの特徴なので、後ろ姿でヴィンテージアーミーチノだと主張できる最後のモデルと言えそうです。

以上4つのディテールはヒエラルキー頂点モデル41カーキを踏襲していますので、メタルボタン以外は頂点モデルの雰囲気を充分に楽しめると思います。もちろん超絶ミリタリーマニアの方は41カーキじゃないと満足できないと思いますが、私は「古着愛好家」レベルなので充分満足できます!

 

 

 

 

 

アーミーチノコーデとシルエットについて

ここではアメカジオヤジの筆者が穿くアーミーチノのコーデについてと、ファッション的な観点から見た45カーキと50sチノのシルエットについて考察していきます。まずは50sチノですが、少しテーパードしているおかげでトップスや靴を選ばずに合わせられる万能選手なのが50sチノです(画像1枚目)。

オヤジコーデとしては、チノパンはスラックス同様の作りとベージュの色目にドレス感があるので、デニムジャケットのようなラギッドなトップスと合わせてもバランス良く纏まります。とは言え誰でも組み合わせるベタなコーデなので、靴やバッグでオシャレの差別化を図りたいところです。

続いてはシャンブレーシャツを合わせたコーデになりますが、タックアウトして着ると普通のお父さんに見える危険性が高いのです。。なので私だったら、ゆったりしたシャツをタックインした上でたっぷりとブラウジングし、長袖を捲ることで熟れて見せるコーデを組みたいと考えます(画像2枚目)。

 

 

 

 

 

続いて45カーキのシルエットを見ていきますが、画像の通りほぼテーパードが掛かっていない土管ストレートなのでカッコよく穿くのが難しいパンツになります。ディテール面では大絶賛だった45カーキですが、ことファッション面で見ると圧倒的に50sチノの方が使いやすいでしょう。

実際にいつも通りデニムジャケットと革靴を合わせてみましたが、裾幅が広すぎてローファーのボリューム感とは明らかに合いません。しかもコバにボリューム感がありぽってりとしたフォルムのオールデン製ペニーローファーを持ってきたとしても役不足なのは否めません。。

なので画像のようなコーデを組むとしたら間違いなく50sチノの方が洒落て見えますし、結局私もそちらを選んでしまうでしょう。もし今後筆者が45カーキを穿くなら、US NAVYサービスシューズや編み上げブーツのようなボリューム感満載の靴を選んでバランスを取るかと思います。

ちなみに45カーキの極太ストレートシルエットを誤魔化す為に、しっかりとセンタークリースを入れて横方向に広がらないよう工夫しております。とは言え45カーキの土管ストレートは隠し切れず笑、パンツのシルエットがコーデに及ぼす影響を強く感じた一例でした😅

 

 

 

 

 

古着好きにオススメの45カーキまとめ

と言うことで今回は「古着好きなら手に入れたいUS ARMY 45チノ」について書いてきました。ヴィンテージのアーミーチノは雑誌やファッション系YouTubeでもほとんど取り上げられないアイテムですが、私の想像以上に視聴回数を多くいただいていることにビックリしています笑。

この45カーキはヴィンテージアーミーチノの頂点である41カーキのディテールを多く引き継いでいるのに、相場は2万円前後と貧乏リーマンのお小遣いでも手が出せる価格帯なのも魅力的です。とは言えかなり枯渇してきているので、もし古着屋でマイサイズを見つけたら即買いをオススメします。

ただしシルエットは極太土管ストレートなので、カッコよく穿きこなすのは難易度が高いことだけはお伝えしておきます。なので45カーキは両玉縁ポケット等のディテールが好きな古着好き向けで、ファッションとして取り入れたいのであれば1万円前後で購入できる50sチノをオススメします。以上です!

 

コメント

  1. あんこ より:

    通りすがりの者です。
    記事のほう興味深く拝見しました。

    1点気になったのが、サイドシームの部分です。
    ダブルステッチ=巻き縫いかと思います。
    そもそもダブルステッチとは縫い方ではなく、ステッチが二本あるという意味です。
    巻き縫いは生地を折りたたみ巻き込んで縫うため、生地がほどけないように頑丈な二本のステッチで補強されることが多いです。

    筆者様がおっしゃられている巻き縫いはおそらく、「脇割り」と呼ばれるものになるかと思います。
    オーバーロックミシンという生地を切りながら糸のほつれを防ぐミシンを使うとこういった仕様になります。簡単に縫い合わせができるので、そこまで年代が古くないアメリカ古着にはよく見られる仕様です。

    少しだけ縫製をかじっていたのでついつい気になってしまいました…余計なお節介すみません
    記事は大変面白かったです!
    頑張ってください!

    • masagonia masagonia より:

      あんこさん、コメントいただきありがとうございます。
      そして縫製についてご教示いただき重ねて感謝いたしますm(_ _)m
      巻き縫いがダブルステッチだということを初めて知り、大変勉強になりました!
      早速文章を修正しますが、取り急ぎ御礼申し上げます。

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