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超臭いバブアー「スペイ」の無臭化と大人の短丈JKTコーデ

アウター

メルカリは嘘つきだらけなので要注意!

現在のファッショントレンドは短丈で身幅がたっぷりとあるアウターが主流ですが、そんなトレンドにぴったりなのがバブアーのフライフィッシング用モデル「スペイ」になります。このスペイ、かれこれ4年前にプチブームとなりましたが、筆者は落ち着いた今頃になって探し始めました。

プチブームの頃のスペイは古着屋で10万円前後のプライスタグを付けていましたが、ブームが落ち着いた2024年では5〜6万円で見つけられます。またオイルドジャケットはコンディションによって価格がピンキリなので、なるべく綺麗な個体を相場内でせっせと探してみました。

するとメルカリでオイルがしっかりと残っており、内タグも綺麗なミントコンディションの個体を発見しました。しかも探していたLサイズなだけでなく相場内の価格だったので欲しいと思いましたが、古着のオイルドジャケットで気になるのは何と言っても強烈なオイニーです。。

 

 

 

 

 

しかし商品の説明文を読んでみると「オイルの匂いはそこまで気になりません」と書いてあったので、これは当たりの個体ではないかと考え購入してしまいました。そして数日後、我が家に届いたスペイを開封した途端に部屋中が強烈な悪臭で満たされることになりました涙🤮

実は筆者が所有する90sバブアーのインターナショナルJKTとバーレーは当時のオイルを使っているにもかかわらず臭くなかったので、もしかしたら同じ系統かと思いましたがダメでした。やはりオイルドジャケットは現物のオイニーをチェックしてから買わないとダメだと反省。。

と言うことで今回はメルカリで掴まされたり超臭いバブアーのスペイを無臭化・リプルーフ・袖口のリペアをするところから始まり、その後ディテールやサイズ感と大人の短丈JKTコーデについてレビューしていきます。結論からお伝えすると、現在ではめっちゃ気に入っているのでご安心ください!

 

 

 

 

 

食器用洗剤を駆使して完全脱脂を目指す

※お目汚し申し訳ございません🙇🏻‍♂️

まずはスペイの無臭化を目指して、オイルドジャケットの洗濯の際に使っている酸素系漂白剤のワイドハイタープロ(粉タイプ)をたっぷりと投入します。本来であれば熱湯を使うと更に汚れが取れるのですが、ただでさえ短丈のスペイがこれ以上短くなるのはまずいので37℃のぬるま湯を使用

筆者は過去にソルウェイジッパーとビデイルジャケットを洗濯&リプルーフした経験がありますが、お湯で洗うとジッパーが波打つようにクネクネとなってしまいます。とは言えクネクネになってもジッパーの開閉に問題は全くない上、お湯で洗った方が早く脱脂できるのでオススメです。

しかし今回のスペイは当時のオイルがしっかり残っており、お湯&ワイドハイタープロだけでは臭いもオイルも残ってしまいます。もはや洋服用洗剤だけでは歯が立たない超臭いスペイよ…ここは洗濯ブロガーの最終奥義、食器用洗剤を駆使して完全脱脂と完全脱臭に挑む時がきました!

 

 

 

 

 

 

今回使用した食器用洗剤は家に置いてあった花王の「キュキュット クリア除去」になりますが、食器用洗剤であれば正直なんでも良いと思います笑。早速なんの躊躇いもなく4〜5プッシュほど食器用洗剤を投入していくと、脂まみれのバブアーが泡立っていくのが分かります。

実はオイルドジャケットを洋服用洗剤で洗濯すると、洗浄力がマイルドなのか泡立つレベルには達しません。しかし油まみれの食器を綺麗に洗える食器用洗剤であれば、あのオイルドジャケットが泡立ってしまうほど強力に脱脂することが可能です(施行は自己責任でお願いします🙏)。

実際にキュキュットを投入したお湯を20分ほど放置した後に排水すると、洗面台にはオイルドジャケットから滲み出た脂が大量に付着していました。そして肝心のオイニーに関しても濡れた状態でほとんど臭わないレベルに達したので、乾燥後は無臭化していると確信しました。

 

 

 

 

 

完全脱脂後にリプルーフ×2回で濃色化

今回の洗濯はビデイルジャケットの時と同様に柔軟剤は一切使わず、完全無臭化の後に新世代のソーンプルーフドレッシングオイルを使い無臭化オイルドジャケットを目指しました。この新世代オイルは鼻を近づけても匂いがほとんど分からないレベルで、旧世代オイルは全くの別物です。

洗濯後は縮みの原因となる脱水機にはかけず、びしょ濡れ状態のまま外で陰干しして乾燥させていきます。またオイルドジャケットの表面が乾いた後は裏返してタータンチェックのライナーを乾かしていきます。実はこのライナーはコットン製なのもあり、裏返さないと中々乾きません。

そして完全に乾燥したスペイとリプルーフ済みのビデイルジャケットを並べてみましたが、同じオイルドジャケットとは思えないほど色味が違います。また食器用洗剤を駆使して完全脱脂したおかげで、あれだけ激臭だったスペイが鼻をダイレクトに近づけても全く臭いません!

 

 

 

 

 

正直な話リプルーフ作業は肉体的にとてもしんどいのですが、スペイを完全復活させる為に重い腰を上げるしかありません笑。早速ソーンプルーフドレッシングオイルを湯煎にかけ、固まったオイルを液状に変化させてからスポンジやボロ布等で塗り延ばしていきます。

前回ビデイルジャケットをリプルーフした際、鍋からオイル缶を取り出して塗布していたら、意外に早くオイルが固形に戻ってしまいました。そこで今回は鍋ごとバブアーの近くに移動し長時間オイルを熱々の状態にすることで、全体の塗布が完了するまで液状をキープできました。

今回もビニール手袋をはめてオイルを塗布していきましたが、手にオイルが付くとヌルヌルが簡単に取れないのでビニール手袋は必須です。またオイルを塗布しただけでは生地の深部まで浸透しないだけでなくテカテカしてしまうので、ここからドライヤーとブラシを使って仕上げ作業に入ります。

 

 

 

 

 

まずドライヤーを当てて塗布したオイルを溶かしながら豚毛ブラシで生地に擦り込んでいきます。生地が傷むんじゃないかと優しく擦っていると中々オイルが浸透しませんが、結構強めの力を入れて擦っていくとテカテカだった生地がマットな質感に変わっていきます

この作業をボディ全然だけでなくポケットのフラップ裏や襟の裏まで施行していきますが、特にコーデュロイの襟にオイルが付かないよう注意しながらブラシで擦る必要があります。結局オイルの塗布〜ブラッシング終了までトータル1.5時間前後は掛かるので、最後は汗だくになります笑。

 

 

 

 

 

 

 

袖口のダメージをリペアする方法とは

実は洗濯前は全く気にならなかったのですが、洗濯後に袖口がほつれていることに気付きました。このダメージ部分にいくらオイルを塗りこんでも色は濃くならず、そのまま着ても問題ないのですが気になって仕方がない。。小さなダメージを気にするちっぽけな人間なんです、私って🥺

袖口のリペアと言えばバブアー正規リペアに出すとレザーで補修してくれるサービスがありますが、何ヶ月掛かるのか分からないので残念ながら却下。では他に袖口のダメージを隠す方法はないか必死に考えたところ、袖丈を詰めたら必然的に傷が見えなくなるのではないかと考えました。

しかし詰めすぎると袖の内側にある「風避けガード」がはみ出してしまうので、なるべく袖丈が変わらないよう5mm程度詰めてもらうのがベストだと推察。このお直しならわざわざバブアー直営店に持って行かなくても、近所のお直し屋さんで対応してもらえるので早速依頼してきました。

 

 

 

 

 

今回お直しを依頼したのは家の近所にあるSTAGE9(ステージナイン)というお店で、創業30年以上の老舗お直し屋さんになります。もちろんマジックミシンやママのリフォームと言った有名店でも問題ないのですが、このSTAGE9はお直し料金が良心的で仕事も正確なのでリピートしています

早速スペイを持ち込んで袖丈詰めのお直しを依頼すると「オイルドクロスは別料金になるかも…」と本社に確認してもらったら、通常料金(3,000円前後)で対応可能とのこと。この金額で袖口のダメージ部分が見えなくなるなら、やらない選択は無いと言っても過言ではありません。

お直しに出してから一週間後、引き取りに行ったスペイの袖口をチェックしてみると、まるで新品のように綺麗な状態に戻っているではないですか!もしバブアーの袖口にダメージがあって悩まれている方は、近所のお直し屋さんで5mm袖丈詰めを相談してみることをオススメします🤗

 

 

 

 

 

スペイのサイズ感と大人の短丈JKTコーデ

ここでは90sイギリス製バブアースペイのサイズ感についてレビューしていきます。通常のバブアーはEUサイズ表記(38がM)になりますが、スペイに関してはSML表記になります。参考までに178cm/68kgの筆者が着用しているのはLサイズになりますが、着丈はご覧の通り超短丈です。

まずスペイのインナーにスウェット(ユニクロMサイズ)を着てみましたが、裾からスウェットがはみ出しているのが分かります。一昔前であればだらしない印象になってしまいますが、現在ではインナーがはみ出ることでスペイならではのレイヤードコーデを構築できるのが人気の理由になります。

続いてインナーにデニムジャケット(50sリーバイス507XXサイズ38)を着てみましたが、着丈57.5cmの507XXがはみ出さずスペイとほぼ同じ着丈なのが分かります。この組み合わせはレイヤードコーデにはなりませんが、見た目がスッキリしているのでこれはこれでアリだと感じました。

 

 

 

 

 

アメカジオヤジの筆者が短丈オイルドジャケットをコーデしてみましたが、スペイには股上が深くて太めのパンツが最も似合うと強く感じました。やはりスペイは短丈なゆえにトップスとパンツのバランスを取るのが難しいのですが、股上の深いパンツにすることで上下を上手く繋げられます。

またスペイの身幅はかなり広い(Lサイズ平置きで64cm)ので、太めのパンツでないと上手くバランスが取れません。そこで合わせたいのがラルフローレンの2プリーツチノ「Andrew」になります。ラルフならではの上品さが貴族御用達ブランドのバブアーと好相性だと感じました。

参考までに筆者が着用しているAndrewは静岡の名店PRAYER ARROWで購入しましたが、タマ数が多く1万円前後と比較的安価で見つけられます。またAndrewは太くテーパードしたシルエットが秀逸で、誰が穿いても美脚&脚長効果が期待できるのでオススメの逸品になります!

 

 

 

 

 

 

 

短丈が魅力的なバブアースペイまとめ

 

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