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実はレアモデル!リーバイス70505bigE最初期モデル「デカパッチ」の謎に迫る

トップス

宇都宮の名店ARK STATESで突然の出会いが

とある週末にふと餃子が食べたくなり、関東で餃子のメッカと言えば宇都宮なのでツーリングがてら栃木県までお出掛けしてきました。餃子を堪能した後に宇都宮駅周辺をバイクで走っていると、幹線道路沿いになにやらオシャレな雰囲気のアメカジセレクトショップを発見しました。

そのお店こそ宇都宮駅周辺にメンズやウィメンズなどコンセプト違いで5店舗以上も展開するセレクトショップARKの系列店であるARK STATES(アークステイツ)でした。こちらでは主にLVCやショットの新品コーナーをメインに取り扱っており、店舗の一部が古着コーナーという構成になっています。

またベルベルジン藤原裕氏が展開するブランド「New Manual」まで置いてあり、ヴィンテージデニム愛好家にはブッ刺さるラインナップでした。せっかくなので古着コーナーを漁ってみると、チャンピオンのリバースウィーブやヴィンテージのカバーオールなどレギュラー古着屋を超える品揃えでした!

 

 

 

 

 

中々通好みなセレクトをするARK STATESの古着コーナーで発見したのが、リーバイス70505bigEの最初期モデルである通称「デカパッチ」になります。しかもタマ数は少ないけど市場で人気の低いブランケット付きで、おまけに赤タブが欠損していたのもあり破格の価格で販売されていました😳

しかもサイズ感は42〜44縮みの今っぽいビッグサイズだったのもあり、もうすぐ春が来るというのに冬用デニムジャケットを購入してしまいました笑。と言うことで今回は謎の多いリーバイス70505bigEデカパッチと手持ちの557と70505を直接比較して、ディテールや着丈の変化をレビューします。

 

 

 

 

 

一般的に557まで採用されていたデカパッチ

そもそもデカパッチって何?となる方の為にご説明すると、リーバイス507XXから採用された紙パッチ(当時はギャラ入り)は縦方向に長い大きさでした。そのタイプの紙パッチは557まで続きましたが、70505にモデルチェンジする際に縦方向に短く横長に見える紙パッチに変更されました(画像2枚目)。

しかし70505にモデルチェンジした1967〜68年頃の最初期モデルには、余っていた縦方向に長いデカパッチが付けられています。また本当の最初期モデルになるとデカパッチに557と70505が併記されている通称ダブルネームになり、ボタン裏も557と同じアルファベット1文字の刻印になります。

 

 

 

 

 

そこで今回購入したリーバイス70505bigEデカパッチをチェックしていくと、明らかに通常の70505bigEの紙パッチより大きいことが分かります。また70505の印字はほぼ完全に消えてしまっていますが、後述する各種ディテールから70505bigEであることが確定されます。

実をいうと筆者はこの個体を見た瞬間、ブランケット付きの557(=559)だと誤認してしまいました笑。それくらい70505bigEデカパッチは3rdっぽい雰囲気があり、過渡期モデルならではの面白いディテールが満載だったりします。参考までに70505bigEデカパッチは1967〜68年の2年間だけと言われています。

 

 

 

 

 

 

 

557こと3rdとディテール・シルエットを比較

では筆者が所有する3rdこと557と70505bigEデカパッチを比較していきますが、ぱっと見はほとんど同じ紙パッチに見えるかと思います。しかしじっくりと細部をチェックしていくと、557では赤字でLOTという文字が印字されているのに対し70505デカパッチでは印字すらされていません

これは紙パッチが残っている場合であれば557なのか70505デカパッチなのかを判別するのに役立つ情報ですが、そもそも紙パッチが残っている個体の方が少ないのが現状です。。そこで胸ポケット縁のディテールを確認したところ、両者とも横に一本のステッチが入っており判別が難しいです。

更に70505は557より着丈がウエストベルト1本分長くなっているのが判別ポイントになるかと考え、実際に7050575の上に557を重ねて比較してみました。しかし結果としては70505デカパッチは557と着丈が変わらず、着丈での判別らできないことが判明しました。実に謎にすぎるぞ、デカパッチ…笑。

 

 

 

 

 

しかし557と70505デカパッチの判別ポイントは紙パッチ以外にも複数ありまして、一番簡単な判別ポイントはフロントのV字ダーツの終点がくっついていれば557で離れていれば70505になります。よって紙パッチ欠損かつ着丈が同じ個体を見つけた際は、V字ダーツをチェックすればどちらのモデルか分かります。

更にボタン裏のディテールをチェックしたところ、557はアルファベット1文字なのに対し70505は3桁の数字が刻印されています。先程のV字ダーツとボタン裏の刻印はどれだけボロい個体でも消えないディテールになるので、この2つをチェックすればご自身でどちらのモデルかを完璧に判別できます!

 

 

 

 

 

ノーマル70505とデカパッチの違いについて

続いては70505bigEデカタグとノーマルの70505をくらべていきますが、筆者はノーマルbigEを所有していないので70505スモールeケアタグと比較していきます。まずフロントのVダーツはどちらも離れているので、仮に紙パッチが欠損している場合にはこのディテールでは判別できません。

更にボタン裏の刻印に関してもデカタグとノーマル70505ともに数字3桁なので、ここをチェックしても意味がありません。しかし557と比較した際に着丈が変わらないとお伝えしましたので、もし紙パッチが欠損していても70505と比べて着丈がウエストベルト1本分短ければデカタグの可能性が高いです。

ちなみに筆者が所有するノーマル70505はパッチ表記サイズ40でデカタグはサイズ42〜44縮みですが、横幅は当然デカタグの方が広いのに着丈はどう見てもノーマル70505の方が長い。。よってデカタグは557→70505への移行期モデルで、紙パッチの大きさと着丈は同じであると判明しました。

 

 

 

 

 

 

ただし「着丈なんて乾燥機で縮んでしまったらデカタグかノーマル70505か分からないのでは?」という疑問もあるかと思います。その時は胸ポケットのフラップを上げて、ポケット縁に横一本のステッチが入っていればデカタグの可能性が高いです。

あとはポケット縁に付いたカンヌキ留の色がオレンジ色であればデカタグ、黒であればノーマル70505bigEの可能性が高いです。ちなみに557のカンヌキ留の色はイエローになりますので、カンヌキ留の色だけで557、デカタグ、ノーマル70505bigEを判別できそうです。

 

 

 

 

 

番外編:ヴィンテージデニムの臭い汚れ落とし

 

出典:花王official site

リーバイス70505bigEデカタグの内容から少し話がズレますが、この個体は良い雰囲気にエイジングされている分だけ黄ばみも臭いも強かったのです。。しかし洗濯ブロガーの異名を持つ筆者の手に掛かれば許容範囲まで黄ばみを落とし、かつ臭いも除去できるだろうと考え購入に至りました。

そして今回使う洗剤は毎度お馴染み、粉末タイプの酸素系漂白剤である花王ワイドハイターPROになります。こちらの洗剤は「衣料用漂白剤」に分類されるので名前の如く色落ちしてしまうのではないかと不安になりますが、実際には色物に対応しているので汚れだけを落としてデニムの色は落ちません。

また洗剤全体に言えることですが、液体タイプより粉末タイプの方が洗浄効果が高いので、もしワイドハイターで汚れと臭い除去を試したい方は粉末タイプを強くオススメします。更に臭い除去に関しては既に実績があり、臭い古着のバブアーをワイドハイター粉末タイプで洗濯した記事を是非ご覧ください。

 

 

 

 

 

ワイドハイターPRO粉末タイプでの洗濯方法ですが、38〜40℃のお湯を溜めてから先にワイドハイターPROを溶かした後にデニムジャケットを投入します。別にデニム生地にワイドハイターPROが直接かかってしまっても変に色が落ちる心配はないのですが、精神衛生上は粉末を溶かした液に漬けた方が安心です。

そして漬け込んだ当初はシュワシュワ音を立てながらデニムジャケットに染み込んでいきますが、そのまま5分ほど放置すると洗濯液が濃い茶色に変色していきます(お目汚し失礼しました🙇🏻‍♂️)。しかし洗濯液にインディゴが色落ちしたブルーの要素は全く見えないので、デニムの色落ちはしていないことになります。

実はあまりにも洗濯液が汚かったので、一度洗いでは気が済まず二度ワイドハイターPRO洗濯を施行しました。その結果、茶ばんでいた部分の頑固な皮脂が除去されることでブルー系の色に変色した上、購入当初気になっていた臭いをほぼ除去することに成功したので、気になる方はチャレンジしてみてください。

 

 

 

 

 

 

 

70505最初期デカパッチの謎についてまとめ

と言うことで今回は、謎の多いリーバイス70505bigE最初期モデル「デカパッチ」についてレビューしてきました。結論を言うとデカパッチの着丈とポケット縁の横に一本入ったステッチは557のままで、フロントVダーツが離れるのとボタン裏の刻印(数字3桁)はノーマル70505bigEと同じになります。

やはり過渡期モデルはアメリカ軍のミリタリーウエアも同様ですが、両者のディテールが混在しているのでとても面白い個体に仕上がっています。とは言え普通の人が見たら557もデカパッチもノーマル70505も見分けられないと思いますので、当記事はヴィンテージ古着マニアのツボに刺されば幸いです笑。

最後に筆者が購入した個体はサイズ42〜44縮みのビッグサイズになりますが、インナーにリバースウィーブを着込めたり第一ボタンを楽に留められたりと今のトレンドに合っていると感じました。もはやビッグシルエットブームは定番化してしまいましたので、今後も数年はビッグサイズが買いでしょう。以上です!

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