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秋に着たいアメリカ軍のヴィンテージミリタリージャケット4選と大人コーデ

トップス

秋の始まりとで気になる薄手の長袖トップス

ここ数年で地球温暖化の影響なのか日本の気候が変化しており、夏の期間がやたら長くなりました。。そうなると半袖・短パンという楽チンではあるがファッション面から見ると面白味のないコーデが続いてしまい、「早く涼しくなって重ね着コーデがしたい!」という欲望が湧いてきます。

そんな悶々とした気持ちを抱き続けた9月初旬のある朝、窓を開けると秋の始まりを感じさせる涼しい風が入ってくるじゃないですか!これはそろそろ薄手であれば長袖トップスを着ても問題ないと考えた筆者は、ヴィンテージ服専用のクローゼットをチェックして何を着ようか検討してみました。

しかし大好物のデニムジャケットを着るには少し気温が高いので、ここはヴィンテージ古着の中でも薄手トップスの代名詞となるミリタリージャケットが丁度良いと感じました。と言うことで今回は秋の始まりに着たいアメリカ軍のミリタリージャケット4モデルについてレビューしていきます🇺🇸

 

 

 

 

 

最も薄手なジャングルファティーグジャケット

まず最初のモデルはアメリカ古着愛好家の大好物であるジャングルファティーグジャケットになります。このジャケットは1st〜5thモデルと細かく細分化されており、当ブログでも過去に2ndと3rd比較記事3rdと4th比較記事を書いておりますので、気になる方は是非チェックしてみてください。

何故ジャングルファティーグジャケットがここまで大人気なのかと言うと、バランスの取れた4つポケットのデザインや薄手の生地で着られる期間が長いのが魅力だからだと考察します。また生地に関してはブルックスブラザーズのオックスフォード生地を少し厚くした程度なので、真夏意外は着られてしまいます。

その生地は大きく分けてコットンポプリン(画像2枚目)とリップストップの2種類ありますが、もし購入するなら多少高くてもコットンポプリンをオススメします。もちろんリップストップもコットン100%なのでエイジングを楽しめますが、ヴィンテージ愛好家にはコットンポプリンの方がドヤ感があります笑。

 

 

 

 

 

では1st〜5thまで5モデルもあるジャングルファティーグジャケットの中でどれがオススメか聞かれたとしたら、現在の筆者であれば2ndモデルをプッシュするかと思います。それは肩のエポレットと背面のサイドアジャスターのおかげで一目で2ndモデルだと分かるのが魅力的だからです。

実は数年前まではエポレットのせいで見た目がラギッド過ぎると感じていましたが、ここまでカジュアル化が進んだ2023年のファッショントレンドの中では全く気にならないどころか見た目のアクセントになって良いとすら感じるほどです。本当にトレンドの移り変わりは早いなぁ〜、と感じますね😅

参考までに2ndモデルの相場はコンディションによって3〜4万円台ですが、ミリタリー物で頑丈に作られているので数十年着られて元を取れるでしょう。またコーデも非常に簡単で、白Tシャツ+デニムパンツに合わせるだけで誰が着ても熟れて見えます。まだお持ちでない方はこの秋に是非チャレンジしてみてください!

 

 

 

 

 

 

 

ヘリンボーンツイル生地のUS ARMY M-43

 

続いてご紹介するアメリカ軍のミリタリージャケットは、第二次世界大戦が使われていたUS ARMY M-43HBTジャケットになります。このジャケットについても当ブログの過去記事で詳しくご紹介していますが、HBT=ヘリンボーンツイル生地を採用したジャケットの中で最も安く購入できるモデルとなります。

しかし侮ることなかれ、あの世界的ファッショニスタで「大人のアメカジコーデ」を体現されているアレッサンドロ・スクァルツィ氏も愛用しているモデルでもあります。このM-43HBTジャケットの特徴は胸に付いた大きな2つポケットで、どちらかと言うとジャケットではなくシャツ感覚で羽織って着るデザインです。

また生地に関しては先程ご紹介したジャングルファティーグジャケットに比べると断然肉厚なので、秋の始まりに着るには少し暑いかもしれません。逆に言えばM-43は防寒性がそこそこあるので11月いっぱいは着られますし、中にスウェットやデニムジャケットを重ね着すれば初冬まで着ることができます。

 

 

 

 

 

なぜM-43HBTジャケットをオススメするかと言うと、1940年代前半までしか作られなかったHBT生地を3万円台で手に入れられるのが理由になります。逆に同じHBT生地でもUS ARMYではなくUS NAVYになると5万円以上はしてしまうし、そもそもタマ数が少なくレアなので古着屋で見つかる確率は低いです。。

その点US ARMY M-43は比較的タマ数も多いので見つけやすいですし、シャツジャケットのようなデザインがコーデしやすいのもオススメポイントになります。更にHBT生地は洗い込んでいくと柄に陰影が現れて独特の雰囲気を醸し出すのが特徴なので、ガシガシ着込んでエイジングを楽しむことができます。

最後に気になるサイズ感ですが、かなり作りが大きめなので178cmの筆者でサイズ38をゆとりを持って着ることができます。またコーデに関してはジャングルファティーグ同様に白Tシャツ+デニムパンツのお約束コンビに羽織って革靴を履くだけで、簡単に大人のアメカジコーデが完成します。

 

 

 

 

 

 

 

再購入したUSMC P-44ダックハンターカモ

3つ目にご紹介するアメリカ軍のミリタリージャケットは、以前所有していたUSMC P-44ダックハンターカモフラージュジャケットになります。一度目に購入したのはコロナ給付金が出た2020年の夏、セカストオンラインの商品を近所の店舗に取り寄せた上でコロナ給付金を使い切って購入したことを覚えています笑。

このジャケットのディテールについては過去記事で書いているので割愛しますが、第二次世界大戦でドイツ軍のカモフラ柄と酷似していたので誤射が相次ぎ4年で廃止された柄になります。よって今回ご紹介するP-44だけでなくP-41から4年間も作られことになりますが、もっと早く廃止した方が良かったのでは…💦

何故このジャケットを買い直したかと言うと、前回購入したサイズ38がタイトフィッティングだったので、もう少しゆったり着たいと思い手放したのが理由になります。そして古着仲間のオルネカルネさんが逆に大きいのが理由で手放したいとサイズ40の売却を提案してくれたので、渡りに船で譲っていただきました!

 

 

 

 

 

このモデルのベースとなっているUSMC P-44も実は相当レアなモデルですが、その中でダックハンター柄をドラクエで例えるならメタルスライム…いやレアメタルスライムくらい遭遇しません笑。もちろんレア度は相場にも反映されてしまうので、2023年現在では15〜20万円と高価格帯となっております💸

よって当ブログの読者さんがもしダックハンターカモジャケットの購入を検討するとしたら、ヴィンテージ品よりも出来の良いレプリカ品で満足された方がコスパが高いと思います。ちなみにこのジャケットはリバーシブル仕様になっていますが、逆面だとボタンも留められないので着ることはないでしょう。。

またコーデに関してはデニムパンツ合わせだとアメカジ濃度が強すぎると感じたので、個人的にはウールスラックスやチノパンのようなドレス感のあるパンツと合わせてバランスを取りたいところです。感覚的にはクラシコ系ファッション時代に流行ったチェックジャケットと同じ感覚で柄物を楽しみたいと思います!

 

 

 

 

 

カバーオール感覚で着られるP-41ジャケット

最後にご紹介するのは先程のP-44と同じUSMC(アメリカ海兵隊)のP-41HBTジャケットになります。実はこのジャケットも7年前に友人から7,000円で譲ってもらいましたが、金欠で手放してしまったので再購入を考えているモデルになります…ってそんなことばかりやっているような気がしますが笑。

今にして思い返してみると、このP-41はジャングルファティーグと同じくらい気回しやすいアイテムだったと感じています。その理由はカバーオールのようなコーデしやすいデザインと腰についたポケットがとても使いやすかったからで、やはり手を突っ込めるポケットが有るか無いかで使い勝手が全く変わってきます。

またP-41のディテールですが、胸ポケットにUSMCと海兵隊エンブレムのステンシルが入るのと、U.S.MARINE.CORPSの刻印入り鉄製ドーナツボタンを採用しています。この黒ラッカーが剥げてきたドーナツボタンとフェードしたHBT生地が合わさると、なんとも言えないヴィンテージ感を味わえます🤤

 

 

 

 

 

非常に魅力度の高いP-41の気になる相場ですが、2023年現在では5〜7万円まで高騰してしまいました。。もちろんコンディションやサイズによってかなり幅がありますが、7年前なら古着屋でも2〜3万円出せば美ユーズド品が買えたアイテムだと考えると相当値上がりしたと言えるでしょう。

気になるサイズ感ですが、HBT生地を使った1940年代前半のモデルはどれも着丈が短めに作られているので注意が必要です。筆者が画像で着用しているP-41のサイズは38(着丈71cm)になりますが、同じサイズ38のLeeカバーオール(着丈76cm)に比べて5cm程短かったのも手放した理由になります。

よって次にP-41を買い直すとしたら最低でも1サイズ上にするか、もし今っぽくゆったり着るとすれば2サイズ上を選ぶと思います。ただしP-41もP-44と同じUSMCでタマ数が非常に少ないので、コンディションの良い個体については古着屋の入荷日を狙ったりしないと出会えないでしょう。

 

 

 

 

 

秋に着たいUSミリタリージャケットまとめ

と言うことで今回は、秋に着たいアメリカ軍のミリタリージャケット4選と大人コーデについて書いてきました。まだ暑さの残る秋の初めに着るなら薄手な生地を使ったジャングルファティーグジャケットがオススメで、それ以外の3つはどれも同じ厚手のHBT生地なので涼しくなってからの方が良いでしょう。

またなるべく安くヴィンテージのHBT生地を楽しみたい方には、アメリカ陸軍のM-43の相場が最も低い(3〜4万円台)しタマ数も比較的多いので見つけやすいと思います。同じHBTでもダックハンターカモ柄に関してはレアすぎる&高額過ぎるので、もし買うなら日本製のレプリカ品で楽しむのもアリでしょう。

最後は個人的に買い直したいP-41をご紹介しましたが、今回の4選の中でジャングルファティーグと双璧をなす使い勝手の良さはお墨付きです。どのモデルにせよヴィンテージ古着の高騰は収まる気配がないので、気に入った個体を見つけた時が買いなのは間違ないと考えます。以上です!

 

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