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やっぱり1stは別格!US ARMYジャングルファティーグジャケット1stモデル

トップス

大須の古着屋Archaicで手に入れた貴重な一着

ゴールデンウィークのスタートに合わせて多くの古着屋では本日が入荷日となりますが、古着愛好家の読者さんはきっと参戦されていることでしょう。かく言う筆者も大好きな大須の古着屋御三家(Archaic、unwave、CROUT栄)の入荷日に参戦したいところですが、埼玉県から行くのは無理ゲーです。。

今回の入荷日は古着仲間のブロガーであるオルネカルネさんの成果物を拝見して満足することにしますが笑、クローゼットを眺めていると未だ紹介していないアイテムを発見。それが昨年秋にバイクで名古屋遠征した際にArchaicで購入した、US ARMYジャングルファティーグジャケット1stモデルになります。

このジャングルファティーグジャケットは若者からオヤジまで年齢に関係なく人気の高いアイテムで、一般的には生産年数が長くタマ数の多い4thモデルが多く出回っています。しかしヴィンテージミリタリー愛好家の筆者はノンリップ(=コットンポプリン)と呼ばれる3rdモデルまでを集めていました

 

 

 

 

 

一般的にヴィンテージ扱いされるジャングルファティーグジャケットは3rdモデルまでと言われており、リップストップ生地に変更された4thモデルはレギュラー古着扱いをされていました。しかし4thモデルも枯渇してきており、ここ数年では2万円前後の値札を付けるセミヴィンテージ扱いに昇格しました。

そんな中1stモデルは冗談抜きでツチノコ級にレアなアイテムとなっており、コレクターズアイテムと呼んでも過言ではありません。そして筆者がArchaicで1stモデルと運命的な出会いを果たすことで、ジャングルファティーグジャケットを1st〜3rdモデルまで揃えることができました(どう考えてもただの変態です笑)。

と言うことで今回はやっとの思いで手に入れたジャングルファティーグジャケット1stモデルについてレビューしていきます。リーバイスのデニムジャケットでも同様の傾向がありますが、個人的に1stモデルは2ndモデル以降とは存在感が段違いであると感じています。

 

 

 

 

 

リーバイスのデニムジャケットも1stが大人気

話は少し脱線してしまいますが、ヴィンテージ古着の世界では古ければ古いほど価値が高いとされるので、そのデザインの原点となる1stモデルがそれ以降のモデルに比べ断然人気が高いです。それはリーバイスのデニムジャケットで顕著に現れており、1stと2ndでは価値も相場も別次元で変わってきます。

幸いなことに筆者はどちらのデニムジャケットも所有しておりますが(自慢じゃないですよ笑)、正直なところ着た時のテンションが全然違います。2ndこと507XXは1stに比べてタマ数が多く見つけやすいのもあり、着ている人がそこそこいるのでスペシャル感をあまり感じられません。。

その点1stこと506XXは本当に見つからなくなりましたし、出てきたとしてもサイズ36などの小さめな個体ばかりです。これはジャングルファティーグ1stも同様で、古着屋で見つかったとしてもSサイズやコンディションの悪い個体の場合が多かったです。ちなみに筆者が今回購入した個体はMサイズでした。

 

 

 

 

 

1stの製造期間は1963〜64年の2年間のみ

確かにリーバイスの1stモデルは1952年までしか作られておらず、大昔のデニムジャケットなのでタマ数が少ないのも納得です(30年前の第一次古着ブームの頃から少なかった印象)。ではジャングルファティーグ1stはどうなのかと言うと、1963年にデビューして翌年の1964年までのたった2年間しか製造されませんでした。

実際に筆者の個体に付けられたコントラクト番号をチェックしてみると、DSA(アメリカ軍と納入メーカーの契約番号)に64という製造年を示す数字が記載されています。逆に63か64以外の数字が入った1stモデルは存在しないので、2ndを1st風にカスタムされた個体などを見極められるポイントになります。

 

 

 

 

 

2ndモデル

3rdモデル

先ほど1stはたった2年間しか作られなかったと書きましたが、では2ndと3rdは何年間作られていたのか。これに関しては2ndと3rdを比較した過去記事でもご紹介しましたが、2ndは1965〜66年の2年間で3rdは1967年のたった1年間しか作られなかったのであります。

本来であれば3rdが最もレアなモデルになるはずなのですが、たった1年間でも製造数が多かったのが古着屋で見つかることが多いです。逆に2年間作られた2ndは1stほどではありませんが、古着屋の入荷日とかでない限り出会える可能性は非常に低いです。

今回の記事は1stにフォーカスしてお届けしておりますが、個人的にオススメしたいジャングルファティーグは3rdになります。やはり肩のエポレットが無い方がラギッドすぎないので街着で使いやすいですし、ヴィンテージらしいノンリップの生地感を比較的安価で買えるのもオススメポイントになります。

 

 

 

 

 

 

 

ラギッド感全開な1stモデルのディテール

それではジャングルファティーグジャケット1stモデルのディテールをレビューしていきますが、最大の特徴はポケットのフラップから顔を覗かせている通称「むき出しボタン」になります。このむき出しボタンはジャングルで戦闘の際に木の枝に引っ掛かることが理由で、2ndモデルから比翼仕立てに変更。

またヴィンテージのジャングルファティーグ愛好家にはたまらないディテールとして、美しく輝く通称「ツヤありボタン」が採用されています。このツヤありボタンは2ndの後期モデルからツヤ無しボタンに変更されてしまうので、もし2ndを検討されている方はボタンを要チェックする必要があります。

さらにチェストポケットを見ていくと、マチ部分にドレンホールと呼ばれる水が抜ける穴が装備されています。このマチ付きポケットは2ndまで継承されるディテールですが、3rdになるとマチのチェストポケットに簡素化されてしまいます。やはり古いモデルの方が手が込んでて魅力的だと感じます。

 

 

 

 

 

マニアにはたまらないジャングル1stコーデ

3rdモデル

2ndモデル

それではアメカジオヤジの筆者がジャングルファティーグ1stをコーデする前に書いておきますが、知らない人には1stも2ndも3rdも…何なら4thでさえ同じ軍服にしか見えないでしょう笑。でもそれで良いんです、これはヴィンテージミリタリーマニアが古着屋に着て行って自己満足さえできれば😂

まず3rdモデルは先述の通り肩にエポレットが付かないので、ジャケットというよりシャツ感覚でコーデできるのが特徴です。また筆者の個体は所属部隊などのワッペンが付いているのでラギッド感がありますが、大人っぽく綺麗めに着たいのであれば何も付いていない個体の方が着やすいでしょう。

続いて2ndモデルは肩にエポレットが付くため、見た目としてはM-51フィールドジャケットのような雰囲気を携えています。このパーツ1つだけでラギッド感が大幅に高まってしまうので、筆者のようなヴィンテージミリタリーマニア以外の方は3rdをオススメします(そもそも2ndは見つかりませんが…)。

 

 

 

 

 

ではジャングルファティーグ1stを筆者がコーデするならどうするか。1stのラギッドな存在感が凄い(と個人的に感じている)ので、吉田A作ばりに白の無地Tシャツにデニムパンツを合わせたいところ。何故なら1stは見えるボタンの数が2ndより8個も多いので、極力シンプルコーデにしてスッキリ見せたいのが理由になります。

またアラフィフオヤジがアメカジコーデをして若作りしてると思われたくないので、せめてバッグや靴くらいはレザーアイテムを合わせて年相応なコーデに仕上げました。さらに綺麗めなワイドスラックスとの相性も悪くありませんが、インナーにフーディを着ると子供っぽく見えるので反省です…。

 

 

 

 

 

やっと入手したファティーグ1stモデルまとめ

と言うことで今回はツチノコ級にレアな、US ARMYジャングルファティーグジャケット1stモデルについてレビューしてきました。実は数年前に大須の古着屋入荷日で着ているお客さんを見てからずっと憧れていたので、長年の夢が叶って本当に嬉しいです(めちゃくちゃ大袈裟ですけどね笑)。

また1stのディテールでは通称「むき出しボタン」が最大の特徴で、ここさえ押さえておけば誰でも一瞬で1stだと判別できます。しかしジャングルファティーグはリーバイスのデニムジャケットのように1st・2nd・3rdと全く違うデザインになっていないので、筆者ほど拘りがない方は3rdで充分満足できると思います。

参考までに1stの相場は8万円台、2ndの相場は4〜5万円、3rdはコンディション次第で19,800円から狙えます。今のゆったりシルエットのトレンドを考慮すると170cm前後の方でS-R、175cm以上の方であればM-Rが今っぽく着こなせそうです。気になる方は古着屋で探してみてください。以上です!

 

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